航空宇宙軍史に含まれる作品には3種類あります。
- 人類の宇宙開発が外惑星から太陽系外へ手が届き出した時代。第一次外惑星動乱(「火星鉄道一九」など)からSPA
によるエリヌス暴動(「エリヌス−戒厳令−」)までと、第二次外惑星動乱後のプロクシマ反乱(「襲撃艦ヴァルキリー」)の頃を描いた作品。
- 人類が汎銀河人に敗れ去った後のさらに遠い未来、人類が地球を追われ銀河系で汎銀河主義の前に消え去りそうな時代(「惑星CB-8越冬隊」や「ガネッシュとバイラブ」など)の作品。
- 「終わりなき索敵」。
- 「戦闘員ヴォルテ」には航空宇宙軍が登場します。
また、他にも航空宇宙軍の名称が登場する作品はいくつかありますが、ここではそれらは扱っていません。
我々は、最近は「山岳冒険小説」など非SF作品の比率が高くなってはいますが、やはりSFが、中でも「航空宇宙軍史」シリーズが谷甲州作品の中心に位置するものであると考えています。そのため、航空宇宙軍史をあつかったネタは非常に数多くあります。(ここには含めていませんが「異常兵器カタログ」も航空宇宙軍史なくしてはありえません)
航空宇宙軍史のキャラクターの中では、タナトス戦闘団のダンテ隊長とカリスト司令部のミッチナー将軍の人気がなぜか高いようです。