谷甲州は無謬である

岩瀬[従軍魔法使い]史明

 この連載では、まず航空宇宙軍史において、主に第一次外惑星動乱の頃の外惑星系での生活がどのように設定されているかを読み込んでみます。次に、現在入手可能なデータから近未来の生活の有り様を演繹類推し、航空宇宙軍史の記述がいかに妥当かを検証し、矛盾がでたら、強引にこじつけます……あ、本質的に「甲州は間違ってる」とかわらんやないかと思った方。貴方は正しい。
 いえ、別にそれはどーでもいいんですが、あくまでわたしがかきたいのはその先でして、近未来の外惑星生活を航空宇宙軍史にとらわれずにあれこれ空想してみよう、と。そこまでかきたいわけですね。
 で、最初のテーマは、「資源」です。それも、エネルギー資源についてはまた別にふれることとします。つまり、物質的に、外惑星での自給はどの程度可能か?ということを検証してみたいわけです……




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