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どうもです。甲州画報４５、４６、４７号及び東京、山口、長崎各支部紙、プラスいろものスポーツ、甲州ワールド（英文）etcを、先日４月２４日、２７日、２８日とたて続けに受け取りました。（４５、４６号は４月２日消印になってたんで、再送付していただいたものだと思いますが）。
で、その甲州画報４７号の伝言板に鵜川さんのＦａｘ番号の公示がありましたんで、早速“ジャカルタからの手紙１３”はＦａｘ送信させていただきます（鵜川さん、ごめんなさい。“愛の交換ＦＡＸしましょう”という御趣旨に全然合っていませんけど……。原稿の配送とかお手数おかけしますが、このお礼はそのうち水中写真でも……。あれっ、こんなことどこかで言ってたなあ……）。
ところで、林さん 画報４７号のいかにも“艦政本部開発部長”といった御回答、ありがとうございました。“流石は……”と、納得させられます。
なんて どんぴしゃの役職名なんだろうと、改めて感心させられました。
そんな林さんにお願いがあるのですが、全くのいろものネタを思い付いてはいるのですが、そのネタを林さんの構成力で異常兵器ネタに仕上げてもらえませんでしょうか。
その“ネタ”ちゅうのは、オルカキラー・ジョーイに対する“おとり艦隊”−あざらし艦隊“ゴマちゃん”あるいは、さけ艦隊“キングサーモン”ちゅうんですけど……。これはジョーイの捕食本能に訴えて、攻撃目標を誤らせる目的で建造された艦隊で、それらはオルカキラーのセンシングに対して、元来オルカ達が捕食していたサケ等の魚類あるいはあざらし等の海棲哺乳類（オルカは“レジデント（定着型）”と“トランジェント（移動型）”と呼ばれる生活圏・行動圏を異にする２つのグループに分けられますが、それぞれに主に捕食する対象が魚類と海棲哺乳類と異なっています。「ジョーイ」が捕獲された場所・状況を忘れてしまったので、彼がどちらのグループに属するのかわかりません）にそっくりな反応を示して、オルカキラーをひきつけておき、その間に輸送船団を逃げさせる、ちゅうやつなんですけど……。これ、色物兵器？からどうにかして異常兵器にしてもらえませんかぁ。
ところでもう一つ、小林さんのジャカルタへの手紙もありがとうございました。きっと小林さんの「女の子」ネタは、甲州親方の「いい女」を描くためのネタになっていることでしょう（……かな？）。
では、決して甲州親方のネタつぶしではない「警察に通訳を頼まれた素人」シリーズ・シュミ特をどうぞ。
| 「警察に通訳を頼まれた素人」シリーズ？シュミ特 | ||
|---|---|---|
| 〈覆面パトカー〉 | ||
| 刑事Ｍ | 「では、まいりましょうか」 | |
| 素人 | 「あのー、これ覆面パトカーですか」 | |
| 刑事Ｍ | 「そうです」 | |
| 素 人 | 「じゃあ……」（知らず知らずうつむきかげんになっている） | |
| ─── | こら？ そこの窓から覗いとる奴、ワイは捕まったわけちゃうど！ | |
| 〈刑事部屋〉 | ||
| 刑事Ｍ | 「まあ、こちらでお茶でも飲んで下さい」 | |
| 素人 | 「はぁ……」（はっきり言って居心地良くない） | |
| 刑事Ｍ | 「一吸したら取り調べ始めますんで、よろしく」 | |
| 素人 | 「はぁ？」 | |
| ─── | こらこら？ 昼飯時に連れ出しといて、茶の一杯だけやとぉ。 ワイの飯はどうしてくれる！ |
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| 〈親子丼〉 | ||
| 刑事Ｍ | 「まず飯でも喰え。何がいいかな……。親子丼なら喰えますかね？」 | |
| 素人 | 「はぁ、大丈夫だと思いますが……」 『あんな、鶏ブツ切りしたのとタマネギ、正油と砂糖で煮てな。その後、玉子かきまぜたんをぶっかけて、それを白飯にかけたやつを“オヤコドン”ちゅうねん。喰うか？』 |
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| ─── | 食欲をそそるような言い方したれよ！ | |
| 〈素直な刑事〉 | ||
| 刑事Ｍ | 「いいですか？ そうですか。おーい！、食堂から親子丼ひとつもらってきてくれ」 | |
| ─── | ワ、ワイの飯は…… | |
| 〈“落とし”の山さん〉 | ||
| 刑事Ｍ | 「みんなしゃべっちまったら楽になるぞ」（突然優しく言う） | |
| 間が空く。 | ||
| 素人 | 『（通訳せんでええんやろな）……』（これが、いわゆる“落とし”のテクニックちゅうやつかな、と思っている） | |
| 沈黙が続く。 | ||
| 容疑者 | 『（訳がわからん顔してる）……』（そら、何言われたかわからへんもんなあ） | |
| 刑事Ｍ | 「（ドン！！）黙ってちゃわかんねえんだよっ！！」（吠える） | |
| ─── | す、すんまへん。やっぱり通訳した方がよかったですか？ | |
| 〈泣き落とし〉 | ||
| 容疑者 | 『なぁ、クリスマスまでには帰れるやろか？』（涙声になってる） | |
| 素人 | 『さぁ、わからんなぁ』 | |
| 容疑者 | 『早よ変えしてくれるよう、この人に頼んでえな』（涙ぽろぽろ） | |
| 素人 | 『そんなん、頼めるかいな』 | |
| 容疑者 | 『なんでやねん？ 友達やないか、頼むわ……』 | |
| ─── | お、おい！ 危ない言い方すなや | |
| 〈根性〉 | ||
| ぶっ通し５時間余りの取り調べの後 | ||
| 刑事Ｍ | 「じゃあ一息いれましょうか」 | |
| 素人 | 「ひ、ひといき…ですかぁ」（ちゅうことは、まだ続けるんかいな） | |
| 刑事Ｍ | 「ええ、一応調書は出来ましたんで、細かいところをちょっと突っ込んで聞いてみようかなと……」 | |
| 素人 | 「はぁ…、でも…あのー、仕事が……」（ミエミエの言い逃れ） | |
| 刑事Ｍ | 「夕飯、お出ししますけど」 | |
| ─── | いまさら飯だとぉー！ もう気力が続かん | |
| 〈日の丸＝正義〉 | ||
| 素人と同職場にいる某婦人は刑事Ｍの友人だった。 | ||
| 某婦人 | 「どうだった？ ちゃんとお国のお役にたてたの」（な、なんちゅう言い方や） | |
| 素人 | 「はぁ？」 | |
| 某婦人 | 「はぁ、じゃないでしょ。あの国の人はどうしようもないんだから、びしばしやんなきゃダメなのよ。あんたもろくなことやってこなかったんでしょ。こんな時ぐらい、ちゃんとお国に協力なさい！」 | |
| 素人 | 「……（ふぁっく ゆぅー凸凸凸）」 | |
| ─── | おどれらの正義がなんぼのもんじゃぁぁぁぁぁ（プル、プル） | |
| 〈事情聴取〉 | ||
| 女の子Ａ | 『なぁ、あんた、これからどないなるんやろ？ 初めて日本に来たのに……』（セブアノ語で） | |
| 女の子Ａ、素人、しばらくセブアノ語で田舎の話をする。 | ||
| 女の子Ｂ | 『（女の子Ａに）何でも知らん言うとき、ええな。こいつらどうせわからへんのや。心配せんでもええ。前も大したことなかったんやから』（タガログ語で） | |
| 素人 | 『あのぉ…ワイ…少しはタガログもしゃべれるんやけど…』（タガログ語で） | |
| 女の子Ｂ | 『あたし、何も言うてえへん！』（キッとにらむ） | |
| ─── | そ、そんなぁ……。私の立場も考えて下さいよぉ〜。 | |
| 〈ハードボイルド未満〉 | ||
| 素人 | 『何か困ったことがあったら、ここに電話しいな』（名刺を渡す） | |
| 女の子Ａ | 『ありがとう』 | |
| 女の子Ｂ | 『アホ！ 知らん奴の言うことなんか信じたらあかん！』 | |
| 素人 | 『……！』（か、かえす言葉がない） | |
| ─── | 素人にはキメが難しい | |
| 〈情けない素人〉 | ||
| 女の子Ａからの電話を待っている素人。 | ||
| 素人 | 「電話かかってこおへんなあ…、あの娘ちゃんと帰れたんやろか……」 | |
| 友人Ａ | 「……」（やや憐れんだ眼付き） | |
| 素人 | 「あれっ？ ひょっとして漢字の名刺…渡してしもたんとちゃうやろか……。自己紹介なんかしてへんしなあ…。ちょ、ちょっと待てよ、これ読めへんからちゅうてあの娘がどっかの日本人に頼んでやな…、それがあの顔見知りのやくざやさん関係やったら……。まっ、まずい！！」 | |
| 友人Ａ | 「……」（はっきりと蔑みの眼付き） | |
| ─── | 本当ぉーに、情けないやつである。 | |
敬具 |
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