「甲紀20年問題」とはなにか、
青年人外協力隊が毎月発行している、月刊連絡誌「甲州画報」には
のように、年号を現わすために「甲紀」を使用している。
そして、1999年2月発行の甲州画報で、われらが御本尊で有らせられる谷甲州先生の「こうしゅうでんわ」の中でのなにげない問いかけで「甲紀20年問題」が一気に実体を現わすこととなった。
谷甲州先生が我々青年人外協力隊隊員に問いかけた「甲紀問題」とは、以下の文章であった。
ところで前から不思議に思っていること。画報の表紙の「甲紀○○年」という表記なんだが、何で今年が甲紀20年になるのだろう。これだとデビューの年は甲紀ゼロ年にならんか?
それともデビューの年は甲紀元年で、その翌年が甲紀1年ということなのかな。
この重要かつ緊急の問題定義に、人外協大阪例会で歴代の隊長および歴代編集長緊急会議が招集されることとなった。この会議において、有識者に広く意見を求め、回答を導き出す方向で各位の意見の一致を見ることとなり、ここに人外協の誇る各界のエキスパート諸氏を招集しての一大考察が開始されたのであった。
プロ作家界より
林譲治氏
戦史、軍事、宇宙関係の研究において独自の世界を構築し、その関連小説では毎月のように新刊を発表し続け、本屋の平積みスペースを占拠している。最新作では待望のSF小説が発表されるなど、読者の興味は尽きない。
資料収集にも余念が無く、基地祭や艦船の公開があれば必ずと言っていいほど姿が見られ、また、宴会があれば東奔西走しているという超多忙ぶりである。セミプロ界より
天羽孔明氏
同人界においてはその独特のキャラクターにおいて、確固たる地位を築いているが、商業誌においての実績はまだ少なく、現在、新作の執筆に余念がない。
また、本職の「流しの漫談家」との二足のわらじ状態で、昼は本職、夜は執筆活動という寝る間もないという超多忙ぶりである。アマチュア界より
竹林孝浩氏
氏の洞察力、思考力には兼ねてから定評が有り、ドキュメンタリーを書かせたらこの人ありと言われる。そのユニークな思考回路から溢れ出る文章は今回の問題をどのように料理しているか興味がつきない。
なお、今作は出張先で書かれたもので、本職のエンジニアとしても、超多忙な日々を送っている。人外協編集サイドより
岩瀬史明氏
「甲紀問題」の出所を作った編集サイドより、前編集長自らが筆をとり、その全容を語る(のか)。その内容はいかに!