ジャカルタからの手紙10

川崎[漁師]博之

 みなさん、お正月はいかがでしたか。
 こちらは雨季の最中ですから、大晦日の夜は夕方からジトジト雨が降り続けていまして、どうせなら雷がぐぁらぐぁら鳴り響く景気良い年越しにして欲しかったところです。
 近所では、ぼへぇーっと鳴る細長い紙ラッパを吹いて、爆竹鳴らしたりもしてましたが、雨のせいか表にあまり人も出てきていないし、えらく間が抜けていて、逆に住宅街の静けさが際立ってしまい、なんともわびしくなってしまいました。こんなことなら同僚達とモナスにでも行けば良かったかなと思いましたが(広場に市民が集まり夜中の年越しをお祝いし、市長さんやらが新年の挨拶をするという)、後日話を聞くと、雨のためかみんな車で出かけてきているもんで渋滞がひどく、結局6時間車中にとじ込められたままでモナスに辿り着けもしなかったということでした。
 まあ今年は休暇を取りそびれたもので、公休日は1月1日だけでしたし、忘年会も新年会もないしで、水曜日が休みだと楽でいいなあといった程度の正月休みでした。
 12月31日に届いた甲州画報43号を読み耽るうちに、大晦日の夜は更けて行ったのでした。

 で、元旦。やってたことはと言いますと……。

☆天和シュミ特おちゃめ返し

<小林[元セイントフォーFC]英明隊員>

<少年ダンテー団>

<ウェイトレスの南部さん>

<だれそれにそっくりの人造人間>

<ホイチョイプロの惑星CB−8越冬隊>

<ガチャピン>ガチャピン


 元旦早々やることかなぁ。何か哀しひ。
 まあいいわ、気を取り直して……。同画報43号の編集後記に「こうしゅうえいせい4」のネタに<甲州標語>というのがあるかもしれないというのがありましたんで、時流に乗り遅れるばかりでもいかんと思い、ひょっとしてえらい思い違いしているんやないかと少々不安ではありますが、「言うはいっときの恥、知ったかぶりは後ろ指」ということもありますんで、モノは試しに……。

<甲州ひょうご>

しょうもないこと言うてるなあ。こんなんもう誰かが書いてる気がする…。

<甲州は間違っていると言いたいファンに>

<色物注意!>

 これはもう言われてましたな。

 あんた、人のことそこまでいうかぁー。

<航宙艦内にて>

<巡洋艦サラマンダー造船官に告ぐ>
壊れぬ先のスペア・パーツ

<掃海艇CCR−42発令所内>

<作業体Kへ>

<ヒマラヤ山中の滝沢さんへ>

船外作業中の秋山さんへ、でもいいかもしれない。

<スコット家家訓その一>

<ハッカー・オズさんに>

 しかし、どうしてこのような広告葉書が文庫本に挟まれていなきゃならないんだ。それも海外に送られるやつに。どうせ海外から出しても無視するくせに。でも、ちゃんとした日経企業の勤め人だったら返事がくるかもしれない……。
 冗談やってる時にこんな私情はさんで、すみません。

<レディ・Lにお悩みのあなたに>

 おそまつでした。

敬具



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