にょろり記・第25回

第三勢力:天羽[司法行政卿]孔明

ょろり記ってのが、まぁ今回のぼくのパートのタイトルであります。
 なんか早いモノで、今回から第三勢力のコーナーも四巡目となりました。第三勢力のメンバーは8人で、そのメンバーが毎回月交代で書いているので、三巡すればちょうど2年が過ぎたことになるのです。まぁ実際には、間に特別編だとかをはさんでいるので、2年以上にはなっているんですがね・・・。いやまぁそれにしても、よく続いているものであります。当初このコーナーを書いていくにあたって、「三巡すれば2年になるし、そこまでは続けようね」なんて言っていたのです。その三巡がどうにかこうにか無事に済み、今回からが四巡目。はてさてこの先あと何巡書いていく事になるのかは解らないのですが、続けられるまで続けるってのもいいかな、なんて思っている自分がいるのです。
 さて、それはともかく。じつはこの第三勢力のコーナーの各タイトルは、一巡毎に全員分のタイトルを、なんらかの法則っていうか、こじつけっていうかでまとめて決めてしまうことになっているのです。しかもそのコーナータイトルを考えるのは、どういう訳だか毎回ぼくが担当ってことになっているのです。いやもちろん、ぼくが考えるっていったって、なんらかのヒントを全員で出し合い、それを簡単にまとめるようなことをぼくがしているのです。これまでの三巡も、そのようにして決められました。そのタイトル理由、なんのキーワードも知らない人には、まったくなんの法則もないようなタイトルだったでしょうが、ちゃんと理由があったのです。
 という訳で、今回からのタイトルにも、ちゃんと理由があり、ある法則にのっとって決められているのです。今回のその法則っていうか、お約束っていうかを、ヒント無しで答える事が出来た人には、あたしゃ無条件で尊敬しちゃうと思うのですが、でもまぁさすがにそんな人はいないと思うです。ってわけで、若干のヒントをば・・・。
 じつは今回のタイトルを決めるにあたって、全員に、4桁、あるいは3桁の数字を考えて貰いました。で、その数字をキーワードにして、タイトルを考えました。
 ちなみにぼくのキーワードは、1228。このナンバーを元にして、「にょろり記」と決めました。この「にょろり記」ってのは、とある作家のSF小説のタイトルと同じなのです。もちろん、ぼくの後に続くメンバーのコーナータイトルも、すべてSF小説のタイトルと同じになっています。
 で、この「にょろり記」ですが、誰が書いたか解ります? といっても、こちらはクイズではございません。こんなのは、ちょっとその気になってインターネットあたりで検索すれば解る事ですしね。しかしぼくははずかしながらこの作家の小説に、こんなタイトルのモノがあったなんて、全く知りませんでした。当然、このようなタイトルの小説も読んだことがないのです。
 「にょろり記」だなんて、どんなストーリーなんでしょうね。機会があれば、是非読んでみたいもんですな・・・。

くでもないことだと思うのが、この、「にょろり記」というSF小説が、どんな内容なのかを想像してみようかと思います。
 まず、ニョロリで真っ先に連想するのはなんでしょう。ぼくは、単純ですが、やはり鰻かな? でも、これではあまりにも短絡思考ですよね。にょろり、にょろり・・・。そうですね、ナメコにナメタケなんてのも、にょろりですな。SFですから、もうすこし発展させて、宇宙空間に浮かぶにょろりとした惑星、なんてどうでしょう。とにかく、大気が粘性をおびていて、にょろりとしているの。惑星の住民の肺に相当する物は、そのにょろりとした大気を吸っても・・・、いや、粘性をおびているわけですから、吸うっていうより、すする、なんていいの方がすっきりするかもね。その惑星へ、地球からの使者が親善の為に降り立つのです・・・。もちろんそのスターシップは最新式で、粘性の強い大気の中でもものともせず、その大気内を推進する事が出来るのです。
 なんか書いていて、まとわりつくような話だわさ・・・。
 ちょっと、別方向から検討してみよう・・・。

んごを囓ると歯茎から血が出ませんか?
 なんていうコマーシャルが昔ありましたよね。
 血はでなかったけど、その囓ったところにニョロリと長虫が顔を出したなんて経験のある人、いませんでしょうか? ぼく、そんな経験があるのです。あれはイヤですよね。りんごじゃないけど、栗とかにもそんな長虫がよくいるよね。
 さて、またまた宇宙空間に浮かぶ惑星の話です。地球から何光年もはなれたその惑星から、なにやら怪電波が届きます。その怪電波をどうにんかこうにか解読すると、なんとそこには恐ろしい事実が! 地中に潜む巨大な長虫が、大地を食べ尽くし、いままさに惑星が崩壊しようしとしているので、助けに来て欲しいというメッセージだったのです。・・・うむむ、なんか、ぼくの少ない記憶でも、そんな話はあったような、なかったような・・・。これでは駄目ですね・・・。

憶といえば、そうですね。幼い頃なのですが、ぼくは、蛙の卵を触るのがイヤだったのです。いえね、にょろり感がイヤってわけではないのです。にょろりなんて感覚は、まったく平気だったのです。それよりも、あの、なんだか得体の知れない黒いつぶつぶ(と言っても、蛙の卵なのですが)が、手に持った時、一斉にこちらを向いた用に思えてたらです。
 手の平に乗った蛙の卵が、指と指の間からにょろりと抜け出す感じ。これはイヤですよ。落ちていきながらも、そのぬめぬめねとねとした視線で、ぼくを嘗めあげるようにしていくのです。
 納豆は、にょろりというより、ねばー、だからちょっとちがいますね。にょろりってのは、つるつるに近いのかなぁ・・・。つるつるならば蕎麦やうどんでしょうが、こちらはにょろりではないですしね。

 「にょろり記」、あっ、「記」なんだよね。という事は、にょろりの記録? それとも、にょろりについての考察でも書いてあるのでしょうか? いやしかし、それでは小説にはなりにくいでしょうしねぇ・・・。「にょろり年代記」ってのなら、なんとかなるんだろうか。うむむむ、やはりここは探し出して読んでみるしかないのかなぁ。
 ってなことを、のらりくらりと書いていたら、そろそろ規定の分量。んじゃま、今回はこりにてと、にょろりと書き逃げしようかと・・・。



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