始まって半年になるが、このコーナーのタイトルについてお気づきの方はどのくらいいらっしゃるのだろうか?
そう。ここのコーナーのタイトルの付け方にはある法則がある。その法則にしたがって、今回は「愛と音楽」というタイトルなのだが、私は昔から愛に疎い女だったし、音痴で音楽にも興味はなかった。だから、愛と音楽について語るほどのことは、何も持ち合わせていないのだ。それでも、今更タイトルを変えるのもなんなので、私は自分の中に落ちていたあれやこれやの断片を拾い集めてみることにした。ちょうど、女子中学生的な心理占いがあったので、それを糸口につかってみる。愛と音楽は世界にあふれているから、気づかぬうちに関わってしまっていたりすることはあるかもしれない。
「心理占いか、パチくさいなぁ。どれどれ。まず
1番は・・・人名?・・・山本かな?」
あなたも自分の内側を振り返ってみるといい。愛と音楽は誰の人生にもさりげなく落ちている。
女子中学生的心理占いゲームです。
自分の結果を知りたい人は、先を読まず、一行ずつ進む事。では、ゲームを始めましょう。ペンと、紙を御用意下さい。名前を選ぶ時は、必ず自分の知っている人を選び、考えすぎずに、思ったままを書いて下さい。
- まず、1番から、9番まで、縦に数字を書いて下さい。
- 1番と、5番の横に、自分の知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味のある性別の人の名前を書く事)
- 2、3、4番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さい。
- 6,7、8、9番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。
[ゲームの解説]
1番に書いた人は、貴方の愛する人です。
5番に書いた人は、好きだけど、叶わぬ恋の相手です。
2番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。
3番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。
4番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。
6番に書いた歌は、1番に書いた人を表わす歌。
7番に書いた歌は、5番に書いた人を表わす歌。
8番に書いた歌は、貴方の心の中を表わす歌。
そして、9番に書いた歌は、貴方の人生を表わす歌です。
(2000年。オーストラリア:ハミルトン島)
雨が降っていた。(1990年。岐阜大学:サークル共用棟前)
「“しーんぎにんざれーん♪”」(1993年。シベリア上空:機内)
「("I'm singing in the rain ...♪")」(1987年。西春高校:教室)
その英語の教師はいささか変わった人で、進学校にしては授業を楽しく工夫しすぎるきらいがあった。(1980年。落合家:子供部屋)
私の姉達は好きな曲を集めて、“お子様テープ”という名前のカセットテープを編集しており、休日などにはそれをかけながら絵を画いたりしていた。私は姉とは10歳ほども年が離れていたため、小さい頃から、彼女たちの嗜好の影響をもろにうけて育った。小学生にとって、身近な社会人や高校生が良いと言うものは、すべて良いものである。かくして、私はSFを読み、加藤直之さんの絵はかっこいい!と思い、ブライト艦長と真田技師長はハンサムだと思い、沖雅也のようにブーメランを飛ばす練習をした。(1987年。西春高校:教室)
英語の教師の解答プリントに目を通しながら、私は軽い失望を感じた。(2000年。オーストラリア:ハミルトン島)
雨はますます激しく降り出した。(1975年。落合家:子供部屋)
「ワーニとバナナがおどります♪ぼんぼこつるりんぼんつるりん♪」(1998年。市内幹線道路沿い:カラオケ屋)
「ばななん ばななん ば・なぁ・な♪」(2000年。エアーズロック:プールサイド)
「(それで結局、私はこいつがぽかんと開けていた口に飛び込んだというわけか)」(2000年。日進市役所:5番窓口)
婚姻届を提出し、私は山本香月になった。