まず始めに、書いておかなければならない事があります。というのも、今回の題名を、『諸外国の妖怪』としましたが、実は、この題名ではすこし間違っている事に気が付いたのです。なぜなら、世界中で、妖怪とよんでいいようなモノがいるのは、中国と日本、それに、せいぜいがインドぐらいなんですよね、うん。では、他の国にはなにがいるのかというと、そう、モンスター(怪物)がいるのです。というわけで、今回は、その、モンスターに的を絞って書いてみようかと思います。
まずは、『西洋の三大モンスター』の事から・・・。
『西洋の三大モンスター』といえば、一般には、“吸血鬼・ドラキュラ”“狼男”“フランケン・シュタイン”という事になっているようです。いずれもかわいそうなモンスター達でありますな・・・。
ぼくとしては、この中ではとりわけ“吸血鬼ドラキュラ”が一番好きなんです。なんとなく雰囲気が、日本の“雪女”に似ているような気がするからです。
この、“ドラキュラ”フリークというのは、結構いるようで、映画や演劇、漫画や小説の中にもよく登場していますよね。
もちろん西洋以外にも沢山のモンスターがいます。“ミイラ男”や“ゾンビ”、それから“スフィンクス”や“半魚人”とかね・・・。もともとは神話に登場していた神々が、いつのまにかモンスターとして語られている事もよくあります。とりわけギリシャ神話や北欧神話なんかにはたくさんのモンスターが登場しています。
ギリシャ神話に登場するモンスターの中で、もっとも印象に残っているモンスターは、なんと言っても、髪の毛が蛇で、睨まれると石にされてしまうという“ゴルゴーンの三姉妹”です。“ゴルゴーン”イコール“メデューサ”と考えられがちですが、実際には、“メデューサ”は“ゴルゴーンの三姉妹”の中の末の妹にあたります。ちなみに二人の姉の名前は、“エウリュアレー”と“ステノー”と言います。“地獄の番犬・ケルベロス”や“人面鳥・ハルピュイアイ(ハーピー)”なんかもギリシャ神話に登場するモンスターですよね。
ところで、建国してまだ百年ちょいとのアメリカには、伝説や神話が無いというのが通説になっていますが、実際には、原住民であったインディアンの神話や伝説があるんですよ、はい。でもまぁとりあえず、移住して来た人々にとっては伝説や神話が無いのは事実です。そこでアメリカには、そういった神話や伝説のかわりに、ヒロイック・ファンタジーと呼ばれる分野の小説がうまれたと言うことです(まっ、真偽のほどはさだかではありませんがね)。さらには、このヒロイック・ファンタジーが、やがてRPGことロールプレイングゲームなんてものに進化して行ったというわけです。
余談になりますが、TVゲームRPGとして一番有名な物は、『ドラゴン・クエスト』になるんでしょうか・・・。おりしもつい最近『V』がでたみたいなので、さっそくプレイしている人も多いことでしょうね。このゲームの中にも数々のモンスター達が登場しますが、そのほとんどはオリジナルです。でも、中に何匹かは昔なつかしいモンスターもいて、ぼくなんかはなんだかうれしくって、なかなか退治出来ないんですよ。へへへへへっ。・・・ちなみにぼくはスーパーファミコンをもっていないので、当分このゲームをプレイする事はないでしょう。だれか本体ごと貸してくれないかなぁ・・・。
まっ、余談はこのくらいにするとして、もうすこし話しを続けましょう。
アメリカには、神話に登場するモンスターはあまりいないと書きましたが、そのかわり、魔法使いや悪魔の話しは数多くあるようです。でも今回は、モンスターの話しにしようと最初に書いたので、ちょっと割愛させていただきます(本当のことを言うと、実は、悪魔の話しも苦手なんですよ・・・。魔法使いは好きなんだけどね・・・)。
のこり少なくなってきましたが、まぁなんです。モンスター中のモンスターといえば、やはり、“ドラゴン”につきるのでしょうかね・・・。でも、“ドラゴン”の事は先日の“龍”の話しの時に書いてしまったので、今回の最後を飾るモンスターは、“一角の美獣・ユニコーン”について書くとしましょう。
“ユニコーン”は、一般に一本の角をはやした馬であるように書かれていますが、実際には、馬だけではなく、いろんな動物のタイプの“ユニコーン”がいるようです。ちなみに、海にいる一角鯨は、下顎だか上顎だかの(どっちだったっけ?)牙が長くのびたものなので、“ユニコーン”とは言えないようです。
今回もまた、具にもつかない事をなんじゃかんじゃと書いてきましたが、次回はふたたび日本の妖怪の『さとり』についての一考察とそせていただきます。
ではまた次回まで、ごきげんよぉ・・・。
今回のうまいもん巡りは、北海道札幌市すすき野にあった『薩摩』という店について書こうと思います。ただ、残念な事に、これを書くにあたって、北海道にいる友人に問い合せた所“あった”と書いたように、もう、とうの昔に潰れて無いのだそうです。まぁ、ぼくが行ったのは、十年ほども以前の事なので、しかたが無いですかね。
ちなみにこの店は、ご主人の転勤にあわせてそこの奥さんがしている店なので、大都市周辺はもとより、全国あちらこちらで開いているんだそうです。で、どこに行っても店の屋号は『薩摩』なんだって。どうです? なかなかなもんでしょう。今日もどこかで『薩摩』は開店していると思います。みなさんもそんな屋号の店を発見したら、ぜひいちど入ってみられることをおすすめいたします。もちろん味の方も、なかなかいけるので、期待をうらぎる事はないでしょう。