さて今回は、本題に入る前に、二〜三お礼を述べなければなりません。
まずは、甲州画報九月号の伝言コーナーに載った池田さん。貴重な情報、ありがとうございました。そうですか、岡山でカブトエビを見ましたか、うんうん。ぼくは、そういった小さな情報がとってもうれしいのです。これからもよろしくね。
そういえば、福岡県でもカブトエビを見たという情報を入手しました。やっぱり、大阪以外でもいたんですねぇ・・・。(・:今月もまた一件。伝言板を参照してください)
次は、長野の破目仙人さん。うん、やっぱりベニテングのことを御存知でしたか、よかったよかった。まだ食べたことが無いという事ですが、勇気と無謀は別物であると、書いておきましょうかね・・・。あぁ、それから破目さん。ぼくも、イナゴだの蛙だのは、大好きです。
この、キノコの事も、けっこう問い合せがありました。そういえば、安達さんもわざわざ、信濃のキノコ博士にまで連絡をとっていただいたとか・・・。どうもでした。
そこで、もう一度書いておきますが、もちろんあれは、事実です。でも、よいこは真似をしないようにね・・・。(・の蛇足:安達氏が隊長IDのHPに書き込んでおられたところによると、本当にそうやって食べている地方まであるらしいけど、科学的裏付は不十分だし方法も口伝だったりするから真似しちゃアブないよ、ということでした…)
と言うわけで、十一月分を書いてみましょうかねぇ・・・。
十一月とくれば、もう冬ですよ、冬。なんせ、十一月には立冬があるぐらいですから、これは間違いのない事実なんです。はい。もっとも、去年はやたらと夏が長かった為に、秋の訪れが遅く、十二月ぐらいまで台風が日本に上陸してたっけね・・・。今年も台風の被害が多そうなんだけど、みなさんの所は大丈夫ですか?
さて、立冬も過ぎた十一月十五日。出雲大社神迎祭や、七五三がとりわこなわれる日、ぼくの大好きなボージョレ・ヌーボーが、いよいよ入荷するんですよ。ワクワク・・・。 ぼくの場合、毎年この日は朝からお風呂に入って身を清め、いそいそと酒屋へと買出しに行くんですわ・・・。
それにしてもなんですね、以前は、ワインと言えば、どちらかと言うと一部愛好家以外にはあまり目を向けなかったマイナーなアルコールだったのですが、ここ数年前からめっきりブームになってしまい、女性の間からも、オシャレでトレンディなアルコールとして脚光を浴びるようになってきました。とりわけドイツのマドンナなどは、TVコマーシャルにまでなるしまつです。
ボージョレ・ヌーボーにした所で同じ様なもので、何年か前にTVで大きく取上げられて以来、予約が殺到するほどの加熱ブームなんだそうです。ところが、ところがですよ、それほどブームと言われながらも、ボージョレ・ヌーボーの本来の意味を知らず、その名前自体がワインの名柄だと思っている人や、五年前に買ったボージョレ・ヌーボーを、よりおいしくなるようにと、ボトルのまま、栓を切らずに保管している人がいるといいますから、やっぱりまだまだマイナーなアルコールなんですかねぇ・・・。
さてさて、前置がやたらと長くなってしまいましたが、今回はこのボージョレ・ヌーボーによくあう、おいしい肴の話しなんぞをしてみましょうかねぇ・・・。
ちょっと寒い冬の夜、おこたにはいって呑むワイン。肴はやっぱり道端の雑草がよく似あうようです。
えぇー、雑草といってもこの時期にはなかなかいいものがないので、春や夏に取っておいた物をいただくことにします。
そんななかで、まずは、甘草のつぼみなんかどうでしょう。
これは春から初夏にかけて咲く直前のつぼみを摘みとり、乾燥させておきます。でもってそれを、食べる前に水でもどして、煮物や天ぷらにして食べるのがいいのです。
続いてこんどは、「アガサのバター炒め」なんていうのもおつなもんですよ。さらには、「つゆ草とイカの酢みそあえ」や、「月見草の中華風あんかけ」などもいけます。
こうして書いていくと、道端の雑草もなかなかすてたものではないと思うでしょう。そうなんです。毒けの無い雑草ならば、その料理法ひとつで、かなりおいしく食べられるものばかりなんですよ。もっともっとこれら雑草の料理法の知りたい方は、ぼくに連絡下さいましたら、ちゃんとおしえてあげますよ。
いゃー、今回も、完全な本当の事を書いてしまったようで・・・。あしからす。
今回は、うまいもん巡りの方もワインハウスの紹介をしたいと思います。その名も、「わいん屋」です。(ううう、なんてお洒落なネーミング。涙がでてくるよ・・・)
聞く所によるとこの店には、常時三百種類のワインが置いてあると言いますから、きっとあなたにとって満足のいくワインがみつかる事でしょう。
場所は、心斎橋筋を北に行き、長堀通りをこえて一つ目の筋、郵便局と兵庫銀行の間を東に入ってすぐです。斜め前にホテル・ドゥ・スポーツプラザがあるのですぐにわかると思います。