天ちゃんの・色々食べてみま戦課
きのこの山は食べ盛り

天羽[司法行政卿]孔明

 さても十月です。
 秋ですねぇー。ぼく、ここだけの話しですが、秋って、けっこう好きなんですよ……。 読書の秋、スポーツの秋、そして、なんといっても食欲の秋。秋はなにかと二つ名で呼ばれたりしますよね。で、まあ、このコーナーの主旨としては、やっぱり食欲の秋の話しをするわけですが、前回の九月分と違って、書くことが多すぎてこまってしまうんですは、今月は……(それにしても、なにかとぼやくコーナーやなぁ・・・)。
 秋の食べ物とくれば、ナスビに、サンマに、栗、柿、きのこ。その他にも、山菜やの、なんやのと、色々ありますよね。ま、だいたい、なにを食べてもおいしいからこそ食欲の秋って言うんだもんね。

 だらだらと書いてきましたが、今回は、きのこの話しにさせてもらいます。
 きのこの話しと書いても、このきのこの種類がまた多いんですよね。
 まず有名な所では、「におい松茸、味しめじ」ですか……、松茸はまあいいとして、味のほうは、しめじよりおいしいきのこがあるんですよ。この事についてはあとで書きますので、しばらくお待ちを……。

 秋の初めの最初にとれるのは、初茸です。これはまぁ有名なので、みなさんも、一度や二度は食べられた事が有ると思います。こいつは松茸同様、茸御飯にしてもいいし、もちろん焼き茸や茸汁、その他、天ぷらや鍋物にしても美味しいですよね。
 次は、外国のきのこの事も書いてみる事にしましょうかね、洋物のきのことしては、やっぱりトリュフの事を書かんとあかんでしょうね。こいつは、世界三大珍味のひとつとしてあげられてるぐらいですから、それはそれは美味しいんですよ。ただし、値段がちょっぴり高いんですがね……。なんでもこのきのこはヨーロッパが原産らしいのですが、見つけるのが非常に困難なんだそうです。
 このトリュフなんですが、大変よいにおいがするらしく、きのこ狩りには豚の嗅覚を使うんだそうです。なんだか、嘘のような話しですよね……。
 ここでちょっと思いだしてほしいのですが、においが良くて値段が高いで、なにかきづきませんか? そう、日本の松茸と同じなんですよね……。ま、だからどうと言うもんではないんですけど・・・。

 さてさて、始めに書いた、ぼくが知っているかぎりで、一番美味しいきのこの事を書く事にしましょう。そりゃまあ、人によって味覚の差があるので、一概には言えないんだけど、味一番のきのこは、やっぱりなんといってもベニテングダケですよ。うん。
 ちょっときのこの事を知っている人は、ベニテングダケが毒茸だと知っている事と思います。それがどうして食べれるのか? とお思いでしょうね・・・。それと、このきのこの事を書くにあたって、ひとつ書いておかなければならない事が有ります。それは、このきのこは、厳密に言うと秋のきのこではなく、どちらかと言うと、夏の終り頃に出てくるきのこだという事です。でも今回は、ぜひともこのきのこの事を、書きたかったわけです。つまり、それほど美味しいきのこなんですよ、これは……。
 さきほども書きましたが、このベニテングダケは毒茸なので、食べる前に、まず毒抜きをしなければなりません。と言っても、そんなに難しいものではなく、いたって簡単です。
 さてその毒抜きの方法なんですが、このきのこを裂いて、数時間水にさらすだけでいいのです。どうです、簡単な事でしょう。ただしここで注意しなければならない事は、たまに、なかなか毒が抜けないものがあると言う事です。まぁ、一・二本ぐらいなら大丈夫みたいですけどね・・・。
 えぇー、このベニテングダケ、長野県地方では、アカハエトリとか、ハエトリとか言う名前で呼ばれていて、地元の人は、ここに書いたのと同じ毒抜きの方法を使ってけっこう食べているらしいです。ねぇ、長野支部のみなさん、御存知ないですか?


 付録 天ちゃんの、浪速うまいもん巡り

 えっと、人外協のメンバーには紅茶の好きな人が結構いるみたいなので、今回は、紅茶屋さんの紹介です。
 嬉しいことに、大阪にはけっこうおいしい紅茶屋さんがたくさんあるんですよね。そんななかでぼくがおすすめするのは、羽曳野市にある、「かんげつ」さんです。
 あつかっている紅茶はムジカです。んでもって種類は、ラプサンスーチョンや、ライチや、ウバ、キームンなどを含んだ二十数種類です。ケーキ類も、キャロットケーキを含めて、すべて自家製で、とってもおいしいですよ。
 この店のマスターはスリランカの人で、なかなかやさしげないいマスターです。また、奥さんもいい人で、店にあるいろんな紅茶についてのレクチャーもしてくれますよ。たとえば、かの昔、楊貴妃が美容のために飲んだ紅茶のはなしとかね。
 まぁなんですは、一度行ってみてください。ぼくの家に遊びに来てくれたら、連れて行ってあげます。



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