さて、今日私、買い物をしようと家から一駅先の「逆瀬川」という処まで行ったんですが、まあ、この駅も御他聞にもれず駅前再開発とかで駅の前にかなり大きなビルが何棟か立っているんですね。その内のひとつをブラブラと歩いていたわけなんですが、突然、火災報知器のベルが鳴りだした。
まあ、私のいた処からは火も見えなかったし、煙も出ているようすがない。で、あたりは「何だ、何だ」という雰囲気がありながらも結構落ち着いていたんです。附近にいる人達も別に騒ぎ立てるようすでもなく、事の成り行きを面白がっているようにも見える程。
どうやら、非常ベルは誤報であったらしく、暫くしてベルは鳴りやんだんですけど、どうしても腑に落ちない点があります。非常ベルを止めるために、ガードマンが火災報知器のボタンをリセットしに来たんですが、そのリセットされた非常ボタンというのは、私がその時ずっとそばにいて、誰も近づいた者がいないのを見てるんですよね。ベルが鳴りだした瞬間から…。
回りの人達が落ち着いていたのを見ても、結構そういう誤動作がよくあるのかも知れません。でも、その後入った店で店員が話していたんです。
「何やったんやろね。誰かの悪戯かな」
「うん、こんなん初めてやもんなぁ」