いわゆるお化け屋敷と言われる家(神戸市灘区にある)に、気の強い奴らが三人で肝だめしに行ったんやって。
門構えとかも、いかにもなんやけど、中は全然普通の家。で、二階へ上がる階段をトントントンと上がったら、まず廊下があって、その左右に扉が一つづつついてたんやって。右の部屋の扉を開けて中に入ると、なんでか部屋の真ん中に風鈴が吊ってあったんやって。
で、ドアを閉めて、なかの一人が、「なぁーんや、お化けなんか出えへんやんけ」って言った途端に、風なんか全然吹いてへんのに風鈴が何度もリーン、リーンって鳴ったんやって。