タイトルは、つい先程起こった出来事。出かけようとして玄関のドアを閉めた時にアヤシゲな人が近づいてきて「ワタクシ市議会議員XXの応援をしておりますもので、どうぞよろしくお願いします」と、パンフレットを渡されたので、はいはいと生返事をしてドアのポストにパンフレットを挟んでコンビニに。十分ほどで帰宅すると、挟んだはずのパンフレットが無くなっていて「即金 買います 文香堂」という古物商の小さなチラシに変わっていたのでした。
随分以前だけど、共産党の悪口を書いたビラが入っていた翌日には共産党の反論ビラが舞い込むという、人の玄関先で何しよんねんって感じのプチ抗争があったりした事を思い出しました。今回はたまたま最初のパンフレット配達人を発見できたものの、何も知らなければ「即金買います」というメッセージしか私には伝わらなかったのであって、どうも何らかの勢力が情報戦をやっているようにしか思えません。チラシ配りは現代の忍者なのかもしれませんね。
さて、コンビニに行ったのは、もちろんコナミのSFムービーコレクション・サンダーバードVol.1を買うためだったわけですが、2つ買って一つダブり。最初に一つ買った時以外は、全て2つづつ購入して片方がダブるという血涙の結果になっとります。箱を開けて中を見た瞬間のあの脱力感。ま、ダブりでなくても磁力牽引車だったりする別の悲しさもありますが。現在11箱のうち3号が4機あります。コナミええかげんにせえよ。2号をくれ。おのれはサンダーバードとか、自社の商標登録申請してるんちゃうやろな?ああコラ。
・・・気を取り直して、このダブついたフィギュアをどうしてくれようかと眺めていると、塗装が適当なのは仕方ないとしても、あのITC風の汚し塗装が弱いです。そこで忙しい大人のためのプチ汚し塗装を開始。用意するのは鉛筆のみ。やり方はいたって簡単。鉛筆でゴシゴシと黒く塗って、指で軽く拭き取るだけ。3号などはこれだけで随分と雰囲気が出ます。でもこの汚し塗装は、普通とは逆なんですね。黒く汚れるべき凹の部分があまり黒くならない。鉛筆の芯を塗り込めるような場所ならば良いのですが、配管のモール部分や大きなでっぱりの根元なんかを美しく汚す(どういうこっちゃ)のは結構難しいものです。3号のかり首の裏側とかね。そこで道具登場。とはいえ「忙しい大人の息抜きのためのプチ汚し塗装」という条件を自分に課しているので、簡単でなければなりません。使用済みペットボトルのキャップを用意して、水を少しだけ入れます。キャップの内側には大抵型番か何かの刻印があるので、この水を張ったキャップの中で鉛筆をゴシゴシこすりまくって、鉛筆の黒鉛汁を作ります。この汁を綿棒なりなんなり、そのへんにあるもので各パーツの凹部分に流し込みます。おお。美しい汚れ。いかがでしょう?さらに、ボカさずに黒光りするように塗ると、塗装の剥げた鉄板のようにもなります。
満足できる仕上がりになったら定着液でも吹きつけて・・・と考えたくなりますが、チビチビと何度もいじるために、またはかない命の方が余計に愛おしいという理由により、そのまま放って置く方が良いでしょう。この「プチ汚し塗装」、30分は子供の頃に戻れます。お試しあれ。ただし、スケール感を損なわないように注意しないといけません。
という事で、えーと。「阪神の話ヤメロ」という声が無かったので、阪神の話を続けたいと思います。
・・・ところが、今私の阪神ポテンシャルは随分低くなってます。ワールドカップのせいで野球が自粛休業しておるからです。首位を長くキープ出来るという点では、またケガ人が続出しているチーム事情としては、休みが長い方が有り難いわけでもあるのですが、気を抜くとシャレにならん反動があったりする阪神なので、緊張感が薄れるのは考えものです。
シャレにならんと言えば、日本の警察はシャレにならん阿呆な事をしましたね。ワールドカップのチケットを5万円で売ったカナダ人を逮捕。アホかと。バカかと。日本の物価を知らず、お安い値段体系でダフ行為をしてくれる優良海外業者を排除してどうする。お前らはダフ屋にも護送船団方式を採用しとるのか。市場を開放してタガの外れた日本国内のチケット商売を正常化しようよ。チケットの束を持ったフーリガン、入れてやろうよ。行動を制限して商売だけさせるんだよ。ダメ?
あ。阪神の話でしたね。実は試合が無いといいながら、本日は6/6の木曜日。広島戦の真っ最中です。いきなりアリアスのホームランキング独走ムラン、なんで打ててるのかわからん井川のタイムリー、意外性の今岡のエラー、広島のベテラン佐々岡を相手にワクワクするような試合をしています。なんかもう、その。いっちゃいそうです。ていうか、明日がコワイんですけど。広島には一敗しかしていないので反動が・・・。反動反動とこうるさいかもしれませんが、野球とは作用反作用のゲームなのです。
そのココロは、また来月。
2002. 6/15