表紙
 えーーっとっ、まず最初に『御免なさい』
 連絡ミス等の理由はあったかもしれませんが、どにかく前号は「落とし」ました。(でも仕事が忙しかったのも事実なんだよー)
 …と、いうわけで、一号遅れの原稿をいま、こうして書いているワケなのですが、果してこれも間に合うかどーか・・・・・(忙しいんだよー)
 と、まぁそんなに長くはないが「充分に長い!!」と言われそうな程度の前置きはおいておいてと…さっそく本文に移りましょうか、、、

 リレーコラム第2弾 長田[防人]美彦

 あれは、いつの事であったのだろうか・・・
 友人と二人、国鉄の都心に近い某駅で降り交通量の多い通り沿いを歩いていくと、やがて目的の建物が見えてきた。
 しかし、その建物の前に我々が見たものは「世界は一家、人類はみな兄弟」を世界的に提唱しているおっさんの銅像であった。
 多少の戸惑いを隠しながらも、銅像を横目にしながら建物の中へと入る。カウンターにて簡単な受け付けを済ませた我々は階上の指定された部屋へと向けて、カーペットの敷かれた階段をのぼっていった。
 しかし、その正面の見上げたところの壁面に我々が見たものは、やはり同じく「歳老いた母親を背負って急な石段を登るおっさん」の巨大な壁画であった。
 若干増した戸惑いを隠しながらも、指定された番号の部屋に向かって進んでいった。
 ・・・部屋のドアは既に開いていた。
 緊張しながら少し中を覗きこんで見る。
 脱ぎ散らかした履物の数から、数名の先客が室内にいることが推測される。
 お互いに顔を見合せた我々は、どちらからともなく頷き、暗黙の同意の数秒のち一歩踏込む。意を決して内扉の襖を開けると、畳敷きの部屋の中央のテーブルを囲んでお茶をすすっている先客の姿が見えた。
 「ども」
 「あ、ども」
 我々、先客、どちらともなくそんな挨拶が交わされる。
 部屋の隅に荷物を置いて一息ついていると、
 「ま、どうぞ」
と、まるで遠方よりの旅人をもてなすかの様に、先客は我々にお茶と座布団を勧める。
 「あ、どうもすいません」
 勧められるまま座布団に腰を落ち着け湯飲みを手に取る。
 やがて、双方とも最初に見せた緊張は多少なりとも薄れ、予めテーブルに用意されていた茶菓子をつつきながらの自己紹介と世間話に花を咲かせ始めていた頃、「彼」は現われた。
 「ども」
 控え目な口調で部屋に入ってきた「彼」は、部屋の片隅に荷物を置くと静かに、我々の囲んでいるテーブルの片隅へと近寄ってくる。
 ・・・数千年の間その光沢を失うことのない白磁のような、白く透き通った肌。溢れる教養を隠しきれない、ほっそりと繊細な顔立ち、おとなしそうな、しかし何か未来をしっかりと見据えたような、気品のある輝きに満ちた目。
 そして、威厳のある神々しい響きに満ちた声で「彼」は言った。
 「阪本です」
 ・・・・・それが私と「彼」の最初の出会いであった。

 ******* プロローグ 「出会い」 終り *******

以下、『味噌50gだけ売ってください』編、『同じ味噌で食べた胡瓜の味』編、『同じ歯ブラシでイチゴジャムを塗ったパンの味」編へと順に続く。
 (注:『激辛キムチ煎餅』編は検閲の為に記録から抹消されています)

 なにぶん、正確な記録が見つからないため、若干の想像による訂正と現在のイメージとオーバーラップさせたディフォルメがあるかもしれません。ご注意下さい。

 続編は、時間がない(命の保証がない)ので書きません。。。あしからず。

 しかし、書こうと思っていた殆どの事を前回(前々回)の中村さんが書いてしまったため、私は書くことがなくなって苦労してしまいました。
 はっきりいって、みんな同じなんですねぇ。。。(と思わず感心)

 じゃ、次回のこのコーナーの担当は・・・『ちゃしゃ』として全国中に名前の通っている 大谷[かたぎのOL](だったかな?)奈津子 隊員に指定してしまいましょう。で、またまた頭にのってイラストは・・・後が恐いけど東京支部の「重鎮」こと(怒らないでね)和泉[あめーば](だったかな?)隊員にお願いしてしまいましょう!!

猫の見た風景 (アークヒルズ編)

佐藤[開拓班]泉

 最近仕事柄、都心の街のあちこちを回っております。そこで、「ううみゅ、こりはーー」と、個人的に思った風景を上げたいと思います。(興味ない人ご免ね)
いやーーなんか[谷甲州]な世界だなぁとか思うのもあったもんで。

★六本木アークヒルズ裏手★
 六本木はアークヒルズの住宅街アークヒルズサウスと、アメリカ大使館のポケットのようなエリアには、人がほとんど住んでおりません。先日つぶれた某イ*マンという不動産屋が地上げをした後につぶれて、人間が追い出されたゴーストタウン化しているからです。
 少し、奥に入るため高速の音も静かですし、半分くずれかかったアパートや干からびた蔦がびっしりと絡まる木造の平屋などが、並んでいます。シンとして音もしません。
 ふと、日向を見ると猫がじっとこちらを見ています。
 気配がするので、右手を見ればアルミの餌皿(でも音を立てずに)で、やせこけた犬がご飯を食べています。
 人間は出かけているのか、どこにもみえません。少し開けたところに出ると、高層ビルが見え人間がいます。
 でも、崩れかけた苔むしたコンクリートの階段に錆びた鉄棒が今にも、ぼろぼろといきそうです。
 縁の上には、住人がおいていったのか何かのトロフィーが埃にまみれて一つだけたっています。
 眺めが一番良いのは、住宅街の中に入ってその真中あたりのコンクリートの階段(壊れているから注意)から、眺めるのがベストですね.(気分は、未来少年コナンかはたまた、復活の日か)モノクロの写真で、取ったら結構渋いかなーと思いつつ帰社したのでした。
          ちゃんちゃん。

かんてつのこと

中村[不明]孝

 あ、どうも。中村[不明]孝です。人外協東京支部紙・不定期甲州画報復活の第一号にて、忘年会各賞とのことで『完徹で賞』をいただきました。遅くなりましたが、つつしんでお受けいたします(笑)。で、年末から年始にかけて、なぜか泊り込みの宴会になると完徹いた私。そのへんのことをおしゃべりいたしましょうか。
 まずは伊豆の忘年会。これについては支部紙にもあるし、こないだの長崎支部紙・季刊甲州画報にも 関連した記事 を書いたのでいいでしょう。つけくわえるとしたら、やはり広々とした風呂はいいなぁ。ということぐらいですな(笑)。
 で、次が人外協のではないがパソコン通信のSF&ファンタジーフォーラムの忘年会。とはいっても参加者のかなりが人外協隊員。梅田で飲んで、カラオケにいった後、阪本隊長の家に十人弱で泊まり込む。麻雀などの後、みんなは寝たのだが私は一人で本を読む。当麻[ガメラ」隊員のいう、『中村さんのみんなが寝静まった後にこっそり本を読む攻撃』(笑)。余談だが隊長ちの本の量は凄い、なおかつきちんと整理されているのに感心してしまう。このときは、コミックとはいえ「カムイ外伝」を15冊。さすがに2時間以上はかかりましたな(笑)。
 で、その次。1月半ばに京都の前野さん&前野さん宅でありました阪本隊長のお誕生日宴会。『上海』という一人遊びパソコンゲームをする。さらにする。意地になってする。なんとかクリアする。気がつくと、寝る場所がない(笑)。というのは冗談で、狭いながらも横になる場所はあったのだがなんとなく座込んで本を読む。朝になったので用事のあった私は帰った。それだけ(笑)
 と、いう具合に、最近、泊り込みの宴会では完徹かそれに近い状態になることが多い。ただし、以前と違って酒を飲んでなおかつ徹夜ということはできなくなった。やはり歳であろうか(苦笑)。はたまた、実は私は仕事関係で徹夜というのは最近はほとんどしたことがない。納期とかがからむ仕事ではないのはたしかだが。宴会でのタフさが仕事ででればなぁ(笑)。遊んでばかりでなく仕事もがんばらねばならないのだが。
 ちなみに私の本職は大学の先生(助手)である。人は見かけによらないという好例ですな(笑)
 さてさて、おしゃべりもこのくらいに。共に飲む友人がいて、いっしょに騒ぐ仲間がいる限り、私の完徹の機会はまだまだありそうである。
 あなたも一度、完徹してみません?(笑)
 (しかし、ほんとに内容のないただのおしゃべりだな(苦笑))

ドクター中松発明展レポート

安達[MARIOKO・以下略]裕章

 先月の甲州画報でも、前野[いろもの物理学者]隊員が取り上げておりました、 『ドクター中松』こと中松義郎氏 の発明品を集めた展示会が所沢西部デパートで行なわれていると聞き、早速出かけてみました。
 階上はデパートの催事場の一角を区切って作られたささやかなものでしたが、さすがに真空からエネルギーを産み出す氏だけあって、そこは異様な熱気に包まれておりました。
 会場に入ると、まずドクター中松氏の胸像が迎えてくれます。
 その横には氏の経歴が年表形式で説明してあり、どうにも胡散臭いテスラー学会なる団体より授与された数々の賞状が額に入って並んでいました。
 また、「ドクター中松パター」「頭を休め睡眠時間を短縮するセリブレックス」の体験コーナーがありました。ここで展示されていたドクター中松パターはどうやら前野隊員の記事にあったものとは違うようで、グリップが異様に太く、四角くなっているだけで、サーボモーターなどは組込まれていなかったようです。
 またセリブレックスとは一見布張りのソファーのようですが、これが凄い。ただ座って目を閉じるだけでみるみるうちに神経の緊張がほぐれ、睡眠時間が1日4時間で済んでしまうという驚異の発明。ネタはソファーの後頭部のあたる部分にヒーターが仕込んであって、ぽかぽかするだけ(らしい)。実際に座ってみましたが、私にはあまり効果がなかったようです。
 ほかにもドクター中松のかず少ない有益なる発明である「お醤油チュルチュル」を発明した時のジオラマ(ドクター中松と、その母のマネキンは目が青かった)や、例の「**に美味しい」シリーズの試食コーナー、VTR上映など盛沢山の内容で、12日間の会期で実に3500人以上(主催者側発表)の人が訪れたとのことです。
 ちなみに、「TVに美味しいスナック」は、食べる前に目の前に持ち、スナックの真中にあいている穴(直径1ミリほど)からTVの画面をのぞいて食べると立体的に見えるそうです。ちょっと塩味の結構美味しいお菓子でした。
 またドクター中松も愛飲しているブレンドドリンクとやらは、ただのハト麦茶にしか思えない味でした。
 最後に、ブッシュ大統領の親書を手に大笑いしている氏の映像を見ながら、次回の東京知事選挙でも、あの「ぴょんぴょんおじさん」の勇姿がが見られるのだろうかと、ささやかな期待と一抹の不安を抱いて、会場を後にしました。

伝言板




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