これは某メーカーの中東駐在員が、イラクのクゥェート侵攻時にクゥェートにいたイラン人に聞いた話です。(個人的な見聞なのでけっして一般化できるものではない)
90年の8月2日、朝起きてみると町の中に武装したイラク兵が多数いたが、市民の間ではなにが起こったのかすぐには分かっていなかったらしい。(それ以前からイラク軍が国境沿いに兵を動員していたのはニュースで流れていたのに何を考えていたのだろう、いかに早朝侵攻してきたとはいえ)
クウェートの休日は金曜であり一般の市民は週末(8月2日は木曜)にお金をおろすつもりであったのか、ほとんど現金が手元になかったらしい。とうぜんイラク軍侵攻後は金融機関は停止されていた。
しかし、現金こそなかったものの食料品など生活必需品は近くの商店が無料で配布していたため市民の間では秩序がたもたれていた。またイラク軍も車輛などはすぐに接収したらしいが一般市民にたいする掠奪はおこなわれなかった。やはり大きな戦闘もなく侵攻したうえに市民の間で秩序が保たれていたりすると、最初に口火を切るのには覚悟がうるのものなのだろうか。
しばらくすると(数日後だったらしい)、バスラからバスに乗ってたくさんの
Old Ladies
(おばさん連中ということだろうなぁ)がやってきた。彼女たちはいきなり商店のショーウィンドウを破壊して(貴金属や高級品の店は閉まっていたらしい)なかの商品をかき集め出した。
その後イラク軍の掠奪が始まり、クウェートの秩序は失われていったということである。イラクでもオバタリアンは怖い。
この事件の目撃者であるイラン人は侵攻後早い頃に車(買ったばかりの車は点検に出してる間に無くなってしまったため、ボロ車)でイランに引き上げたのでそれ以降の状況についてはよく分かっていない。しかしクウェートから車でイランに帰ったということはイラクを通って帰ったんだろうなぁ。
「こんかいのフィスプの地球侵略に関しまして、大天使建造に日本が協力するのは憲法違反ではないかとのご指摘がございましたが、憲法が禁止しておりますのは、国家間の紛争解決の手段としての戦争でありまして こんかいのように宇宙からの侵略にたいして武力を行使いたしましても憲法が禁止していおりますところの戦争にはあたらず、したがいまして 大天使建造に日本が協力いたしましても憲法にはなんら抵触しないと、判断いたします次第であります」