遅くなりましたが、こうしゅうでんわです。どういうわけか、こうしゅうでんわのじきにはいつも死ぬほど忙しくて、仕事を片づけてからと思っているうちにまたまたこんなことになりました。実は昨日まで丸三日ほど徹夜に近い状態がつづいていたので、今も頭が半分寝ております。何をやっていたかというと、早川書房から出る予定の冒険小説「遥かなり神々の座」(タイトルが変りました。それにしてもすごいタイトルになった)の書き直しです。なんとかそっちが終ったんで、やっとこれからWW-IIにかかれそうな具合です。(そういえばこっちの方も統一タイトルを決めにゃならん)
ところで前回の甲州画報ですが−−そうかそうか、うちのプリンセス・ヒロ(わからん人はニフティに入りましょう)はネパールにいったのか。しかもカカニの丘までいったとは物好きな。雰囲気としては、大学のある丘の方がいいかもしれんですが。俺もいきたいなぁ。子供らをつれて。くやしいから、安達君をくやしがかせる話しを少々。観光名所のスワヤンプー寺院のある丘から東の方を見おろすと、住宅地が造成されているはずです(あれから十年もたったんだから、もう工事が終わっていると思うけど、ネパールのことだからほったらかしかもしれん)。それでその住宅地の中心部をみると、道路の形が変形した「甲」の文字をかくしたのだ。どうだ、すごいだろう。もっとも、工事がおこなわれなかった可能性もあるけど。
そのスワヤンプー寺院について、ネパール人からきいた話。寺院の後ろのほうに半分地下にめり込んだような回廊があるが、非常に修行をつんだ僧はこの回廊を伝って世界中のどこにでもいくことができるらしい。ただし修行の足りない人がそれをやると、どこだかわからない場所にいってしまってもどれなくなるとか。なんだが「産霊山秘録」みたいな話だ。そういえば、こんな話もあった。寺院の奥におさめられた秘密の文章には、世界中のあらゆる技術が書き記されている。それには原爆の作り方も書いてあるのだが、非常にむつかしい文字なので簡単には読めない。だがアメリカはコンピュータを持っているからそれを読むことができて、だから原爆の開発に成功したのである。中国は自分の国にラマ僧をかかえているから、これにも解読に成功した。インドはチベットから亡命してきたラマ僧に解読させた。昔はソ連も中国と仲がよかったから、技術をわけてもらった。イギリスは昔インドを支配していたから、その線で秘密を手にいれた。中国とインドの原爆開発が遅れたのは国が貧乏だったせいで、ネパールはもっと貧乏な国だから作り方をしっているのに原爆を作れない。
という話なんだけど、それじゃフランスはどこから技術を持ってきたんだろう。フランス領インドシナに、そんあ文章が伝わっていたのだもしれない。
ところで甲州画報にあるイラストですが、ここに描かれた赤ん坊はイラストレーターの自画像だろうか。うーむ。表紙といえば、前回の甲州画報に描かれていた「毛のもじゃもじゃと生えた農業用ブラックホール」をみたときは、てっきりマックロクロスケ(わからん人は「となりのトトロ」をみましょう)かと思った。
それはそれとして「遥かなり神々の座」には、カトマンドゥの街がきっちりと書かれております(十年前の記憶でだけど)。乞うご期待。
さてと、WW-II の資料あつめに図書館にいってくるか。