ジャカルタからの電話

川崎[漁師]博之

司会  ジャカルタのほうで海洋科学の国連ボランティアとして活躍中の相生市出身の川崎博之さん、え〜川崎さんに今電話が繋がっております。
「もしもし〜」
川崎 「もしもし」
司会 「ども〜。こんにちは〜」
川崎 「あ、こんにちは」
司会 「あの、声はよく聞こえてますでしょうか?」
川崎 「はい、聞こえてます」
司会 「そ〜ですか。えと〜ジャカルタのほうの最近の気温といいましょうか。神戸はですね、今、今日はまぁ20度ちかくあるんですけども。暖かさは如何でしょうか?」
川崎 「え〜、昼間だと30度越えてると思います。」
司会 「あ、そうですか〜。暑いですね〜やはりね〜。あの、ジャカルタの方には何年前にいかれたんでしょうか?」
川崎 「え〜っと2年前です。90年の3月の1日にこちらにきました。」
司会 「あ、そうですか〜。あの、川崎さんの場合はアレですね、あの、学校出られて大学も海洋学部ですか、卒業されて、そして海外協力隊になられて、え〜、フィリピンとかリベリアですか、行かれて、で、今国連のボランティアとして行っておられるわけですね?」
川崎 「はいそうです。」
司会 「で、具体的にはインドネシアでどういう、川崎さんはお仕事しておられるんですか?」
川崎 「えっとですね。今はユネスコの地域事務所に配属しているんですけども、そこでですね、インドネシアでは特に海洋船調査プロジェクトというのがありまして、これはUNDP国連開発計画とユネスコとリップという、こちらの、ま、日本でいえば科学技術庁のようなところで、その3者が一体となって海洋汚染の調査を…」
司会 「ほぉ〜お〜、しておられる。ほ〜。」
川崎 「はい。」
司会 「どうですか?あの〜、やっぱりそちらのほうも段々汚染されてきてるんでしょうか?」
川崎 「そうですね。ま、そういう事を。どういう状況になってるかということを」
司会 「調べるわけですね?」
川崎 「調べるために、ユネスコとか、UNDPがですね、援助が入りまして、いろいろ機材を入れたりですね、あの〜、科学者とか技術者をトレーニングするという。そういう事をやってます。」
司会 「は〜、そうですかぁ。あの、川崎さんはほんとに学生時代からそういう風に、あの、外国に目を向けて、え〜ボランティアなんかでやっておられますけれどもね〜、あの〜長い間外国に出ておられて、どうでしょうか。あの〜兵庫県とか相生の良さと言いましょうかねぇ、そういう事感じるという事あります?」
川崎 「そうですね〜(^^;)ま、学生時代から特に海外に目を向けてたわけじゃないんですけども」
司会 「はい?(^"^)」
川崎 「まぁ、こうやって出てみますと・・・」
司会 「うん?」
川崎 「ま、相生と申しましてもウチはその、小さな漁村ですから」
司会 「ほ〜ほ〜」
川崎 「え〜、(^^;)海外に出てもそんなに、特に違和感が無かったというのはありますけれども(^^;)」
司会 「あ〜なるほど、はい(^"^;)」
川崎 「え〜、特にその、途上国だから、物が無いとかいろいろありますけれども」
司会 「ふんふん。」
川崎 「まぁ、私も相生にいた頃は中学校までは船で学校に通いましたけどね。」
司会 「ほ〜。」
川崎 「で、高校は竜野ですけども、自転車で1時間半くらいかかりましたから。そういう面では途上国、フィリピンは特にそうですけど、漁村に入ったんですけども、ま、懐かしいというか、自分の田舎と比べてそんなに変わったところも無いし、そういう面では生活しやすかったですね。」
司会 「なるほどね〜。ふ〜〜む。あの〜、いわゆる風俗習慣で同じアジアでもやはり、違って戸惑ったとか、そんな事はありませんでしたでしょうか?」
川崎 「え〜、やはり最初フィリピンに来たときは…その、たかが飛行機で4時間なんですけども、そこに着いてみればもう、熱帯ですし、特にマニラはまた思ったより都会化されてて大きい街でしたし、そこからまた1時間半飛行機で飛んだところが、ま、ミンダナオ島で、そこからまたバスで4時間ほど南に下ったところが私の任地だったんですけれども、ま、田舎と街の差というか、そういうのも感じましたし。」
司会 「う〜〜〜〜ん〜〜。へぇぇぇ。あの〜、あとどれぐらいそちらにおられる予定なんですか?」
川崎 「え〜。ここは後1年で、来年の2月の末までの予定です」
司会 「そして、日本に帰ってこられるんでしょうか?」
川崎 「え〜と(^^;)日本に〜…」
司会 「わかりません?(^^;)」
川崎 「いやぁ、両親は日本に帰ってこいっていいますけども(^^;)」
司会 「ははっ(^^;)はい〜」
川崎 「また多分、どっか別のところに…機会があれば。」
司会 「そうですかぁ(^^)。やはり海外に目が向いておられるんですね〜」
川崎 「いや。そういうわけじゃなくてね、海外に目が向いてるっていうわけでもないんですけども、まぁ、どこいってもまぁ、住めば都で」
司会 「なるほどね(^"^)」
川崎 「それなりに面白いですね」
司会 「そうですね〜。ひとつ体に気を付けて頑張ってください」
川崎 「はい。どうもありがとうございます」
司会 「どうもありがとうございました〜。はい、失礼しま〜す」
川崎 「失礼しま〜す」
司会 え〜、今お電話いたしましたのは、ジャカルタのほうで国連のボランティアとして活躍しておられます川崎博之さんに電話で聞きましたぁ。

《この記事は、ラジオ関西特別番組(「ふるさと兵庫」記念特番)での川崎[漁師]博之氏への電話インタビューを、落合[MSG]哲也氏がテープ起こししてくれたものです。

『短い相づちなんかは省いていますが、話の流れ、笑いを取るための間、に必要と思われるものは残しておきました。また、雰囲気をだすためにほぼ会話そのままの文章にしてありますので、感情をこめて読んでください(^^;)。』
『イタリックの文字は聞き取りに不安があるものです。補足できましたらよろしくお願いします。また、顔マーク「(^^;)」は受話器に息がかかる程度の笑い、苦笑、を意味します。司会の人の「(^"^)」マーク(「眉間に皺」って事ですね(^^;))は司会者の心境を僕が汲んだ上で使用しました(^^;)』



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