規則じゃないけど、みたいなもの

 谷甲州黙認FC・青年人外協力隊(以下、人外協と記す)には、当然ながら、隊員に対する義務、拘束力のある規則や行動指針などは有りません。
 ただし、活動を続けるため(毎月の「甲州画報」発行やその他の活動)いくつかの約束事や慣習、不文律のようになっている事柄などがあります。もちろん以下に説明することは絶対ではなく、そのときの必要に応じて変化して行くものではあります。が、いまのところこういった原則で運営されています。

目的
 「谷甲州のファンクラブ」です。
 なんですがファンクラブというのはなにが目的なのか明確ではありません。まぁ深く追求しなくても特に問題はないようです。活動としては「こうしゅうえいせい」、「甲州画報」の発行。例会、SF大会、その他の企画などをすることもある、といったところが主になっています。
隊費
 人外協の隊費の使いみちのほとんどは「年会誌・こうしゅうえいせい」、「月刊連絡誌・甲州画報」、「支部誌」の発行と発送の費用に使われています。が、けっしてこれら会誌の購読料ではありません。あくまでも隊の運営に必要な経費として使用します。したがって会誌などの発行が滞ったとしても返金したり期限が伸びたりすることはありません。また途中で退会された場合などにも一切返金はおこないません。
 隊費の期限はその年の8月から翌年の7月一杯までで、8月に更新を行います。更新方法は郵便振替、会計担当者に手渡し、SF大会で受け付け(その他、一般的な入金方法であれば受け付けます)などで、郵便振替の案内は1〜2ヶ月前からおこなっています。事務処理の都合が有るためなるべく7月中までに更新をして下さい。
 入金確認の返事はしていませんが、毎月発送している甲州画報の封筒の宛名の下に隊費の有効期限を示していますので注意しておいて下さい。更新された隊員には、8月以降に「こうしゅうえいせい」を送っています。
 隊費の入金がない場合には更新の意志無しと判断して退会になります。が、入金が遅れると連絡が有った場合には連絡の有った期間(常識的な範囲で)、無い場合には2〜3ヶ月程度は待っています。
 必要な経費が変わった場合には隊費を変更します。ただし途中で追徴したり返金したりすることはありません、あくまでも翌年の隊費が変わることになります。
入隊
 入隊に関しての資格などは一切ありません。人外協は谷甲州ファンクラブですが一度も谷甲州の本を読んだことのない人でも入隊しています。
 入隊申込書とその年の隊費を払っていただければ(確認できたら)入隊となります。入隊費などは必要ありません。隊費はいつ入隊しても、その年の「こうしゅうえいせい」とその年のそれまでに出た「甲州画報」を送って、一年分で期限は次回の7月までになります。(6月や7月に入隊するとすぐ8月に隊費更新の必要があるので時期を考えた方がよいかもしれません)
 「来るものは拒まず、去るものは追わず」が基本姿勢です。
退会
  1. 自主的に退会を申し込んできた場合。
  2. 隊費を払わない場合。
  3. 連絡先不明の場合。

 考えられる退会の理由は上のようなものです。このうち1)は説明不要ですし、2)については上で書いたので省略します。
 3)は「甲州画報」が3ヶ月続けて“宛て先不明等”で戻って来るとそのつぎから発送を止めて、名簿には宛て先不明の印を付けています。(配布する名簿には宛て先不明の人は含まれません)
 この場合には当然連絡がありませんので隊費切れをもって退会となりますがそれ以前も「甲州画報」が送られません。「甲州画報」が届かない人は一度確認してみてください。(転居する場合には郵便局に転居届けを出すと一年間転送してくれます)

こうしゅうえいせい、甲州画報
 「こうしゅうえいせい」は人外協の正会誌で年に一回、たいていはSF大会に合わせた時期に発行しています。
 「甲州画報」は連絡誌として月一回発行しています。ほとんどの場合大阪例会の日(毎月の第3土曜日)に発送します。
 「こうしゅうえいせい」、「甲州画報」以外に支部で作成した支部報や増刊が不定期に出ることもあります。(支部報はこれまでに北部方面、東京、信濃、名古屋、大阪、広島、山口、長崎などから何度か出ています)
 これらはすべて隊員全員に配布しています。また「こうしゅうえいせい」、「甲州画報」はSF大会などでも販売しています。
支部、支部長
  1. 支部には支部長が必要で有り、支部長は女性に限る。
  2. 新潟県には支部はおかない。(理由は聞かないで下さい)

 支部に関して決まっているのは上の2項だけです。
 そのため支部についてはかなりいいかげんで、関東には東京支部しかありませんが関西には京都、大阪、神戸、奈良に支部があります。また信濃支部、長崎支部の支部長は現在首都圏在住ですし、以前東京には3人の支部長がいて一人は京都に住んでいました。中には支部長しかいない支部も有ったりします。
 また誰がどの支部に属しているかも恣意的に決められた一部の人を除いては、決まっていません。支部そのものがかなりいいかげんな存在なのであまり重要でないのです。
 ではなぜ支部が存在しているかと言うと、支部例会(近接居住地域者の親睦目的)と支部報の発行をするのに便利だからというのが一番大きいと思われます。
 支部長を決定する手順も明確ではありません。以前は女性の隊員が入隊するとその地区の支部長に任命すると言ったことも有りましたし、その場の勢いで決まってしまったり、支部を作るために支部長を探してくるといったこともありました。また支部長の役割も決まったものはありませんので、いろいろと積極的に活動している場合も完全に名前だけの場合もあります。
 新しい支部を作る決まった手順もありませんが、女性の隊員がいて支部を作りたい場合には一度名乗り出てみてください。

家族隊員制度
 夫婦や親子、兄弟などの家族で隊員になった場合には家族隊員として隊費は一人分にして、そのかわりに「こうしゅうえいせい」、「甲州画報」などは一部だけ送っています。これは経費のほとんどが「こうしゅうえいせい」、「甲州画報」にかかっていること、一家に二部も必要ない場合が多いだろうと考えた処置です。希望があれば別々にすることもできます。
 隊員同士で結婚した場合などは特に申請が無い場合には、住所の変更があった時点で家族隊員として処理しています。
 家族隊員とは別ですが海外隊員の場合には郵便料金が違うため毎月必要な経費が多く必要になりますが、現状では対象者が少ないので海外の隊員の比率が増えて影響が出るまで(全体の10%を越えるくらいか?)同一金額としています。
役職名
 名簿の名前の後ろに載っているますが、実質的にはまったく意味はありません。ただ、「甲州画報」などの投稿には名前と役職名がセットで使われますし、たまには役職名で呼ばれている人もいます。
 あまり意味のないものにもかかわらず(必ずしも厳密に守られていないけれども)いったん決定すると例会で 2/3 以上の賛成がないと変更できないことになっています。
例会でなにをしているか
 実際のところ特になにもしていません。
 親睦のために昼間集まって適当に話しをして、夜は宴会というのが一般的なパターンです。
 大阪支部では(どうせ誰かやるんだったら人がいるときにやったほうが負担が少ないって理由で)「甲州画報」の発送と、ときおり運営についての話しが出ます。
 いま定例的に例会を行っているのは東京、名古屋、大阪の3ヶ所です。またそれ以外にもいろいろな企画が有ったりします。最初のころは「Out Door 企画」というのが何度も ありましたし新年会、忘年会、キャンプ、花見、その他もろもろいろんな企画があります。(例会の言葉の意味とは関係なく、隊員が何人か集まっていれば例会と称して構わない)
隊長、編集、会計
 この三つだけが人外協で本当に機能している役職です。
 隊長は人外協の代表者です。代表の仕事というのは一般に曖昧な場合が多いようですが隊長の仕事もはっきりとはしていません。特に権限はあるのかないのかはっきりしません(拘束力のある権限は持ちようがないけど)が、慣習になっていないことはやはり最終的な決定は隊長の承認を得て(事後の場合もありますが)ということになるようです。
 編集長は「こうしゅうえいせい」、「甲州画報」編集の責任者です。(支部報はそれぞれの支部で自由に編集しています)企画から原稿の依頼、編集までかなり労の多い仕事なので作業を分担しようとしてはいるのですがなかなか上手くいかずほとんど編集長個人の負担に頼っているのが現状です。
 会計は隊費や「こうしゅうえいせい」の売り上げなどの入金と、必要な経費などの支出を管理するのが仕事です。直接お金を管理するので(最近では年間60万を越える)信頼がおけて確実な人でないと勤まりません。
決定
 明確に定義された決定機関は存在しません。
 ではいままでどうやって来たかというと、大阪支部例会で最初に話し合われその場で決定されるか、隊費の変更のように重要度の高いものは話し合いの結果を「甲州画報」で報告し異論がなければ決定となっています。これは人外協発足当時まだ小人数で大阪例会(最初のころは支部は無かった)だけで物事が決められたころの方式を踏襲していることになります。