等ともっともらしいことを書いては見たものの、その実、大したコンセプトがあっての事ではない。
其の壱 甲州暦と言う呼び名はいささかパッとしないように思える。
其の弐 よって今までの甲州暦を廃止する。
では廃止した甲州暦をどうするのか。甲州ファンには暦はいらないのか?と言ったシリアスな問題についての解答が
其の参 甲紀(甲紀)とする。
其の四 要するに甲紀とは甲州暦をそのまま呼び名をかえただけの物であるから、暦のカウントの方法は今までの甲州暦そのままとする。
その後、我々が滅び去っても甲紀は永遠不滅に残したい。甲紀は、千年の後まで続くであろう。
以上でありますが、甲州さんのファンクラブで甲紀を採用するのは問題だろうか?皇紀じゃあるまいし目をつぶって欲しい。隊長の鶴の一声でなんとかならんだろうか?(隊長曰く「好きにしなさい」とのことでした。皆さん、好きにしましょう)
先日、東下りの機会があった。別に珍しいことではないが、我々関西人にとって、東京は、まだまだ謎に満ちた所であることを認識する結果となった。東国には鬼が住むと言われるが、嘘である。綾瀬の弟の所に転がり込んだ。浅草に遊びに行った。浅草に来たのは、東京オリンピックのあった時以来の事である。京都だと言われれば、納得してしまうようなところだった。そこで食べたのが、かき氷だった。関西にもかき氷はあるが、東国のかき氷は、驚くべきことにシロップが底の方にのみかかっていて、頂上部分にはなにもかかっていないのである。義妹が、頂上部分にスプーンで穴を開けて、穴にスプーンを突っ込んで、カシャカシャと底にあるシロップと氷をかき混ぜるようにして、すくい出して食べるのだと教えてくれた。たかが、かき氷ににして食べ方と言ったものが存在するのである。
綾瀬に帰って、「おでん」を食べた。問題は、おでんの具である。関西人にはほとんど全くと言ってよいくらいに知られていない具が入っていた。以下は、「チクワブ」と「スジ」と呼ばれた奇怪な食べ物についての記述である。
「チクワブ」について。大きさはちょうどチクワぐらいで、断面形状は正八角形の星型をしていて、八角柱の中心部には基準線にそってチクワのように穴が一本通っている。色彩については、ライトグレーである。硬度、引っ張り強度等については、軟弱地盤とでも言おうか、そうだ、お汁粉に入っている「シラタマコ」そのものだ。味もそんな感じである。これは、おでんに入れるよりも、お汁粉に入れた方が正解ではないのだろうか。
つぎに「スジ」について。関西でおでんのスジと言えば、お肉のスジのことである。しかし、ここ東国に至っては、我々関西人の常識は通用しない。表面積は200平方センチメートル弱、一辺が10センチ弱の正方形で厚さは6〜7ミリぐらい。チクワブが軟弱地盤ならばスジは超軟弱地盤である。ハンペンの出来損ないとしか形容のしようがない。味については、マズイので呑み込むようにして食べたので分からなかった。
下図は「チクワブ」の略図であるので参照して頂きたい。(単位はミリメートル)