異星人・異世界構築
基本的な条件
今回設定する異星人(異世界)は翌日のFCSにおいて、異星人側の設定として使用します。
そこで、設定に最低限の制約があります。まず、地球人文明とコンタクト可能な異星人文明(通信だけでも直接でも構わない)である必要があります。
技術的には、電波やその他の方法で他の恒星系に住む住人と通信可能なことが最低限必要です。また太陽系内の惑星程度は移動可能な社会・技術を持っている方が好ましいでしょう。
文明的には、地球人側に対しては単一の意思決定機関を持ち統一した意図を持ったコンタクトを行なう社会である必要があります。
最後に、FCSの異星人文明とこの企画で設定された異星人文明は必ずしも同一であるとは限りません。コンタクトの経過とともに文明や技術は変化しますし、設定項目で明確でない点やFCS参加者に明確に伝わらなかった点またコンタクトの必要から元の設定と異なったものになるかもしれません。設定項目・1
<基本設定1>(“何”が“どこに”いる?)
- 我々は何か (詳細は後回しにしてアウトラインを決定)
- 種族の生物学的特徴
- 種族の文化的特徴
- 我々は誰か (社会を構成する要素のなかで、コンタクトに直接関る集団の)
- 社会での位置や全体との関係 (どの集団を主に代表するかなど)
- 社会的な動機
- どんな場所に居るのか (なるべく簡単に、短時間で決める)
- 恒星系(惑星の個数、大きさ、配置など)
- 惑星(恒星からの位置、距離、自転・公転周期、衛星の有無など)
- 惑星の環境、風土と地理
- 環境は (進化の系統や他の生物の詳細は後回しにする)
- 生態系を含めた環境
- 勢力範囲はどの程度か(惑星内、恒星系内、恒星間)
<基本設定2> (保有技術/資源、宇宙船/通信のレベル)
- 技術水準
- 社会全体の技術水準
- 文明としての方向性
- 近未来において開発できる技術水準、資源の制約
<詳細設定1>(一項目数分程度で決められないなら不要)
- 肉体的特徴
- 外見(詳細なものは不要だが、絵は必須)
- 身体能力やハードウェア
- 感覚とコミュニケーション手段
- 代謝、食物
- ライフサイクル、寿命や性の有無や生殖能力
設定項目・2
<詳細設定2>(不要なもの、時間のかかるものは飛ばす)
- 文化的特徴
- 価値観 (社会的な行動への動機)
- 重視すること軽視すること
- どんな社会でどう生活しているか
- 心理的な特徴
- 言語、文字の有無
- 政治、経済、宗教、歴史の概略
- 主な政治形態、意思決定方法
- 文明全体の社会構成(政治形態や宗教、紛争や交渉など)
- 集団の行動方針
- 集団の行動決定方法
- 集団の意思決定で重視すること/軽視すること
- 宇宙開発
- 宇宙船の能力(社会がどの程度の負担まで耐えられるか)
- 宇宙観測能力、通信能力
- その他、惑星開発や遺伝子操作など
- 社会の持つ問題
- 社会がなにか問題を持っているか
- 資源の枯渇や環境破壊、人口問題や闘争など
<コンタクトに関して>
- “発見”した異種知的生命体への対応方針
- この種族(集団)は、異種知的存在に対してどのような反応を示すか
- 共存を考える場合にもっともネックとなるポイントは何か
- 意欲をささえる社会的な基盤や持続力
- 交渉のポイント
- 接触によるとりあえずの目標をどこに置くか
- 逆鱗、地雷に相当する言動はあるか決めておく
その他資料