今年は冬のくるのがはやいらしく、こちらでは10月の終わりごろから白山頂上に冠雪がみえています。里では紅葉の季節なのですが、なにかと忙しくて最近はあまり出歩いておりません。先日のキャンプでは幹事役の方をはじめ、参加した方々にたいへんお世話になりました。参加されなかった方には申し訳ないですが、あのキャンプ場は私自身もいちばん気に入っている場所です。たぶんどなたかがレポートを書いておられると思いますが、今回は私の覚え書きのつもりでキャンプのことを少し書いておきます。
最初にキャンプの話をしていたとき、私個人は丹沢の棚沢という場所で毎年おこなわれているSFキャンプを漠然とイメージしていました。もしかすると参加された方がおられるかもしれませんが、これは首都圏のファングループが主催している合宿例会のようなもので、東京に住んでいたころ私も家族といっしょに参加したことがあります。このキャンプのすぐれている点は、昔から恒例となっているために子連れでも参加しやすいことです。つまり子供と女性のために宿泊施設が一棟用意されていて、そこは男子禁制・薫酒薫煙いっさい厳禁という聖域になっていたと思います。さらに食事の用意などは若いファンが中心になってやっていたので、乳幼児をつれたお母さんでも気楽に参加されていました。私が参加したときは下の子供がまだ歩きだして間のないころで、そのときの参加者のうち7、8人が子供だったと思います。
ところで今回のキャンプですが、最初ということもあって参加者は大人ばかりでしたが、いつか「子連れのお母さん隊員を優遇する」キャンプができればいいなと思っています。幹事の人はきついでしょうが、私もできるだけ協力したいと思います。可能なら人外協キャンプ首都圏バージョンや九州バージョンというのも考えられるが、そうなると我が家は参加するのがしんどそうだ。
ということで、今月の結論。人外協も家族隊員がふえたことだし、ミス・ヴァレリア・コンテストもいいが、五年後は『うちの子がいっちゃんかわいいコンテスト』をやるぞ。
話はかわりますが、私の作品リストには決してのることのない戯曲(というほどのものではないが)を書きました。町内会の文化祭(このあたりでは、どこの町内でもこんなことをやっている)で演芸会をやるというので、素人芝居の台本を書かされました。原稿料がわりに村持ちの畑でつくったジャガイモ一袋と展示品の椰子の実を一個もらってきました。それはいいのだが、会場の設営中にぎっくり腰になってしまった。そのため当日は、腰をかばいながら模擬店の綿菓子づくりに精をだしていた谷甲州でありました。