こうしゅうでんわ
谷甲州
申し訳ないですが、今月もあまり時間的な余裕がない。月のはじめに計算してみたら、今月「これだけは落とせない」という原稿が655枚もあった。日はすぎていくのにさっぱり仕事はすすまず。仕方がないので、簡易型のこうしゅうでんわということにします。
- 六月末にでる予定だった機動傭兵「4」と「5」の同時発売は、もののみごとに落ちました。今のところ予定は「4」が七月末、「5」が九月末ということになってます。それもかなり綱渡り状態なので、確定ではありません(別にさぼってたわけではないのだが……)。
- 覇者の戦塵の方は七月末にでるでしょう。野性時代の連載で原稿をかなりしぼりとられてたから、どう転んでもでるのはまちがいない。ただし話が完結する保障はないです。できれば航空宇宙軍史の長編みたいに、「連続性がありながら各巻ごとに一話完結」にしたいところだが、なんか心もとないところです。
- 先月に書いた北京射撃ツアーのことですが、「丸」や「パンツァーマガジン」にも記事がのってたらしい(確認はしてないですが)。私とは直接のかかわりはないですが、もしかしたら写真のすみに写ってるかもしれん。機会があったら、さがしてみよう。
- ところでそのツアーでいっしょだった荒巻義雄先生が、取材の結果をもとに今月発売の野性時代に長編を一挙掲載されるそうです。うかがうところによりますと、なんだかものすごい内容のシミュレーション小説だそうで(どうすごいのか、読んでのお楽しみ)、こちらも興味ある人はどうぞ。
- 今はもう書店にならんでないですが、桃園書房の小説CLUB五月号にショートショートを書いたのだった。この雑誌のことはよく知らなかったのだが、掲載誌をみてたまげた。なんというか、非常に楽しい雑誌でありました。私は思わず読みふけってしまったよ。しかしこの雑誌は、もう入手困難かもしれない。
というところです。簡易型でも、結構手間はかかるものだ。
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