13日になってしまいましたが、こうしゅうでんわです。ということで書き出そうかと思ったのだが、何を書いていいのかようわからん。いつもは先月の甲州画報などをみながら、なんやかんや書きはじめるのですが、事務所を移転したために先月の甲州画報が荷物の奥に入りこんでしまった。たぶんまだ東京の自宅に積み上げた段ボール箱の、奥にでも入っているはずです。
それはともかく、今月はじめから石川県は小松市に事務所を移して頑張っております。ここは小松空港にも近いために、事務所の窓からは航自の戦闘機が離陸していくのがよくみえます。小松空港には民間の旅客機も離着陸しているのですが(小松空港は国際線も乗り入れているのだった。ハバロフスクや北京、ソウルなどにも定期便が飛んでおります)、戦闘機と旅客機の飛び方があんなにちがうとは知らなかった。戦闘機は離陸すると急角度で上昇し、そのままロールして海上に飛び去っていきます。だから旅客機が滑走路に進入してくるときは、建物の間をみえかくれしながら飛行しているのに、戦闘機の場合は建物の間からぬけだしたときにはもう腹をみせています。うーん。リアルだ。ちなみに機種はファントムのようですが、たまには三菱F−1らしきものもみえます。もっともこっちの方はそれほどのマニアではないし、距離も遠いので、あまり自信はありません。今度ガイドブックをみかけたら買ってみるか。
ところで空港と反対側は白山の山なみがつらなっていて、雨降りの翌日に晴れたりすると、雪をかぶった白山が実に美しくみえます。ぼちぼちと落ちついたら、登ることを考えてみようかと思っています。
あ、今ごろおもいだした。陸戦隊の銃のことです。先月の甲州画報はうろおぼえだが、「小説の記述と矛盾しない銃のデザイン」なら、私もいくつか思いついたぞ(作者が考えること自体、矛盾という気もするが)。リアルなものから異常兵器にしかならんものまで、現有の銃の形を無視すればいくらでもデザインはできてしまうのだった。でも、どんなデザインなのか教えてあげない。作者が書くと、それが唯一の正解になってしまうから。
なんかほかにも書くことがあったような気がするが、まあいいか。次の甲州画報がいつ発行なのかわからないので、適当にきりあげます。間に合わなかったら、来月にまわしてください。
とりあえず、あけましておめでとうございます。実は来週なかばまで、いつもの死にものぐるいモードにはいってまして、こうしゅうでんわを書く余裕はなさそうです。期日までに仕事が終わったら報告くらいはするつもりですが、今回ばかりはかなり危なそうです。
現在やっている仕事は、前にいっていた角川書店の長編です。タイトルだけは、先に決まりました。『覇者の戦塵−北満州油田占領』ということになっています。前半がシリーズ名で後半がこの本のタイトルですね。ちなみに表紙イラストが佐藤道明氏。イラストレーターもタイトルも決まっているのに、本文だけがまだできていない。これまで七カ月かけて二〇〇枚弱をしあげたが、残り二〇〇枚ほどをあと五日で仕上げるという予定になっています。どう考えても無理な話でありますが、もしかすると奇跡がおこるかもしれません。なんだかいつも奇跡にたよってるような気もしますが。
というところで、みじかくてごめん。