どさーーっと甲州画報およびあれやらこれやら届きました。
考えてみたら、こうしゅうでんわを最初に書いたときは「原稿が足りない。誰かなんか書いてくれ」というのがきっかけだったと思いますが、ずいぶん遠くまできてしまったものです。それはともかく、前回のこうしゅうでんわは画報の発行日を一週間まちがえてしまったので、ぎりぎりの入稿になってしまいました。申し訳ありません(実質的な発行は、いつもとあんまりかわらんかったような気もするが、こうしゅうでんわがおくれたせいでしょうか)。(編注:画報本紙の発行は予定日に間に合っています。[支部紙揃い踏み]のため発送が遅れたのです)
それはいいんですが、ちょっとこまった連絡事項を。『ヴァレリア・ファイル・5』の発行が、また一ヶ月延期になりました。理由は、印刷所のミスで大量の落丁本ができてしまったから、ということだそうです。本文の印刷は一ヶ月前にすでにおわっていて、製本だけせずに保管しておいたところ、今月になって製本する段階で16ページ分がぞっそりと抜けてしまったとか。いまどきファンジンでもこんなドジはやらんと思いますが、気がついて製本ストップかけたものの配本には間に合わず、次の配本(一ヶ月後)まで延期となったとのことです。
ここまでくると、なんやらレティの怨念が発行を差し止めているような気がせんでもないですが。おはらいでもやった方がいいのかなと、ちかごろ本気で考えています。まさかこの一ヶ月の間に角川書店が倒産なんてことには・・・なりそうな気が、ついしてしまう。あーおそろし。
こまぎれになりますが、前の時はばたばたしとったので、書き残したことを少々。とはいえ、本当なら一週間前には送っていないといけないのに、だらだらと送り続けてい申訳ないことです。実は前回の表紙を見てひとこと。「うちの子がいっちゃんかわいい」
これがいいたかった。だからここから先はそのついでの様なものです。
「赤い結晶」で思い出したこと。
実は「冬山で遭難した仲間を捜索にいった山屋の話」というので、似たような話がありました。雪の斜面で滑落死した仲間を探していたらビー玉状(つまり血の結晶が、ガラスのような氷に封じ込められている)の結晶を多数発見した、というそれだけの話ですが。
あ、別の話もあった。こっちはヒマラヤの話です。やっぱり雪壁から落ちた仲間を、偶然にベースキャンプから双眼鏡で目撃したのだが、オレンジ色の登坂服がみえた、というものです(ただしこっちは実話。ヒマラヤでは空気が薄いから、直線で数キロの距離でも十分に見通せてしまうのです)。しかし隊員にそんな色の服を着たものはいないし、すぐにその色は消えてしまった。結局、雪の斜面にまき散らされた血が、オレンジ色の登坂服にみえたんだろう、という結論になったようです。
「アクエリアスの推進剤」
楽でいいなぁ、こんなふうに書いてくれると。こんな話は、作者をほっといてやるべきものです。かわりに小説まで書いてくれるともっとありがたい。
「月は東に日は西に」
あの、できましたらこういうのは、そうっとやってください。そっちの方が既成事実になると、宇宙戦闘におけるセンシングについて考え直さないといけなくなるので。実はセンシングの有効距離なんかについては、かなりいい加減な書き方をしている部分があるのです。だから第二次外惑星動乱における宇宙戦闘では、センシングの制度や欺瞞情報のとりあつかいがかなり重要になってくるでしょう。どうやら仕事の方も調子がもどってきたようなんで、ぼちぼちと仕事をかたづけにかかっているところです。とはいえ、いつまた調子をくずすかわかったものではありませんが。