ふわー。
7月の終わりごろから8月なかばにかけて、かなり一生懸命仕事をしたんで、その後遺症がいまだに残っていて、それからまったく仕事がはかどってませんの甲州です。最近はニフティの会議室に書き込みすることが多いんで、こうしゅうでんわまで似たような文章になってきてしもた。これでは仕事がはかどらんのも無理はない。
ええと、とにかくダイナコンに参加した人、ご苦労さまでした。みやげにというんで「甲州かるた」をもらってかえてきたけど、本当にもらってよかったんかな。あんな手間のかかったもの。もっとも、娘がそのかるたをえらく気に入ってるんで、返せといっても返しませんがね。上の娘はちかごろ自分で本を読むようになって、「に」の札をみて「おとーさん、この次の日曜は遊んでくれるの?」などといいだしております。あんなややこしい札をつくるもんやないで。ほんまに。
下の娘はまだ字が読めませんが、絵札の意味だけはわかるようで「に」の札をかかえこんで「こえ、まい(舞)のー」というております。そのあとかるた取りをやったのだけど、下の子は字がよめんもんだから札がとれない。それでも「に」の絵札だけはしっかりと自分の手元において、上の子がそれをとろうとすると「だめー。こえ、まいのー」といいながら上の子の頭をどついておりました。あんなややこしい札をつくるもんやないで。ほんまに。
それはともかく、こうしゅうえいせい、受け取りました(というのも、妙な言い方か)。かるたもそうだけど、人名表や年表なんかようつくりましたな。自分でやれといわれても、あんなもんはようつくらん。実際の作業はもう少し先のことになりますが、航空宇宙軍史に登場する地名や組織の名前、さらに各国の軍組織や制度、兵制などの一覧表を、索引つきでつくる必要がああると思っていたところです。実はストーリーをつくるときに一番しんどいのがこの作業で、これをきちんとやらないとストーリーに矛盾がでてくるし「甲州は間違っている」でつっこまれることになります。とはいっても、どんなに気をつけてもポカはあるもんですが。
ただし、実際の作業は膨大なものになるので、いっそのこと人を雇って(つまりアルバイト)作業を発注しようかとも思っています。原稿の入ったフロッピーを(手書きしていたころのもふくめて)そろえれば、ワープロの検索機能もつかえるから。だれか、我とおもわんやつはおらんかな。
あ。忘れとった。ダイナコンの「甲州は間違っている」で「竣工していないはずの三番艦(アクエリアス)が、どうして査察にやってこれたのか」という疑問がだされてましたが、こういうことです。帰ってからよく本を読んでみると「三番艦は来年早々に竣工する」というのはダグラス将軍による報告で(カリスト−P71)、つまり外惑星連合軍の情報収集能力には、かなり欠陥があったという伏線であります(やーいざまみろ。文句あるか)。こういった状態であったために、開戦劈頭の奇襲不成功やアナンケ迎撃作戦の失敗という事態がおこってしまった、ということです。うーん。高度な伏線だったなあ。
ついでですが、タナトスVについて。ブローはたしか黒人だと思ったが(名前からして、いかにもそうでしょ?)この絵はスクリーントーンの張り忘れでしょうか。
それから、これは真面目な情報です。著作リストに次のふたつを追加してください。
「おとぎ話」SFショートショート。小説推理87年5月号。ショートショート劇場−5(双葉社刊)に収録。
「ぼくの世界史」SF短編。封切劇場−2(講談社出版研究所刊)に収録。
どちらも収録しているアンソロジーが雑誌的なつくりなので、書店での入手は困難でしょう。無理して読むほどではないですがね。あと、「銀河は滅びず」に収録された短編のタイトルは「辺境」です。
こうしゅうえいせいとダイナコンのことを書いていたら、甲州画報のことを書く余裕がなくなった。甲州画報、とどいております。各支部にこうしゅうでんわを送るという件は、すっかり忘れておりました。なにをやってることやら、ようわからん。
どうも、甲州です。
いま写真を受け取ったところです。わざわざ速達で送っていただき、ありがとうございました。中野氏によろしくいっておいてください。
私の方は、日曜だというのに真面目に仕事をしております。もっともこれは、毎度のことですが。
今のところ、10日締切のアドベンチャー原稿は5枚だけ、今月半ばにわたすはずのヴァレリア5は2枚だけ、先月末におわるはずだった航空宇宙軍史書き下ろし分は10枚だけと、例によって遅れ放題の仕事を山ほどかかえております。これも、毎度のことですが。
ところで前に書き忘れてましたが、ヴァレリア4の発売は10月20日前後に変更されました。ヴァレリアの5を12月はじめにだせば、あまり間隔がひらかずちょうどよかろう、ということらしいです。間にあえばの話ですが。