北陸も梅雨に入って、毎日が鬱陶しいことです。季節はかわっても、あいかわらず仕事は遅れ気味で難儀をしております。とても小松を離れられる状況ではないのだが、成りゆきで今年のSF大会は参加登録をすることになった。いや、やったのは登録だけで実際に参加するかどうかは、また別の話なのだがな。で、公式サイトの企画案内をみていたら、気になる記事をみつけた。「海底牧場707番地の1」という企画なのだが、甲州が一昨年末から関わっていた「秘密のプロジェクト」のことに、ちらりと触れられているのだな、これが。 ただしプログレス・レポート2の企画紹介欄をみても駄目。印刷用の原稿では、この件について何も触れられておりません。WEB版のプログレス・レポートもおなじ(と思う。確認してないけど)。気になる人は、公式サイトの方を確認してください。なんかまわりくどい書き方をしているが、この件については微妙な問題もあるので甲州の口からは何もいえんのよ。
ただしSF大会の企画でご本人が話されるのであれば、問題はないはず。ということで、来月のこうしゅうでんわには大っぴらに書けるのではないかな。と思ったが、時期的にはまだ無理か。だが遅くとも二カ月後には、解禁になっているでしょう。そうなったら、昨年ごろから原稿が遅れ放題になっている理由も(いつもと変わらんではないか、という話もあるが)、ようやく公表できそうな気がする。いやほんと、しんどいのだよ、この仕事は。時間はとられるわ、調べることは多いわで。
うーん、それにしても思わせぶりな文章だな。知っている人は知ってる情報なので、蓋を開けたら「なんじゃ」といわれるかもしれんなあ。実際この企画を持ちこんだ人(SF大会の企画立案者、という意味ね。対談相手の「ご本人」とは別人だよ)も、ある程度の情報は入手しているらしい。前に会ったとき「〜だそうですね」と話をふられたこともあるので。……などと実のない話をしても仕方がないか。とにかく今日も「秘密のプロジェクト」を進めるしかない。これが終わらんことには『覇者の戦塵』も『航空宇宙軍史』も中断したままになりそうだから。
なんか今月は、いつも以上に訳のわからん文章を書いてしまったな。これだけで終わるのも何なので、最後にひとつ即物的な話を。SFマガジン7月号の表紙をみて「あ、エリコ」と思ったのは俺だけか。いや、人物というより背景になっている街の煤け具合が、な。