不条理日記に隠されたSF作品の元ネタはなにか考察して見た。
ただし、知識不足で元ネタがなにかわからなかったもの、記憶が曖昧で自信のない部分が多く存在する。正確さには欠け、もっと深く隠された元ネタが有るのかもしれない。も
し、過ちを発見しても声高に「間違っている!!」などとは叫
ばずに、こっそりと指摘するだけにとどめてもらいたい。
あと、作者(吾妻ひでお)の意図とは大きく異なっているかもしれない。
このページを見た方から、いろいろと教えていただいて若干ですが追加・修正などを行なっています。どうも有り難うございます。
SFマンガ大全集No.2(別冊奇想天外No.5)
人間が空中に浮いてしまう話はいくつもある。全員が浮くのを引き止める話は知らないけれどかんべむさし:道程では空に落ちていってしまうのをなんとかしようとする部分が似ているかもしれない。
アル中で大名行列を見る話は、筒井康隆でなんか有ったような気もするけどはっきりとはわからない。
個人的には「ヤンボー」と聞いたら「マーボー」、「ヤンボー・マーボー天気予報」って連想してしまうがきっと違うだろう。(昔NHKの子供番組(60年代の「おかあさんといっしょ」の中に?)「ヤンボウ・ニンボウ・トンボウ」ってえのがあったような……。と連絡いただきました)
健忘症については読んだことはないが、J・G・バラードに「もし誰も 書かなければ私が書くつもりでいるが、真にSFと言える最初の作品は、浜辺に 寝転んでいる健忘症の男が、錆びた自転車の車輪を前にして両者の関係の究極に ある本質を見出そうとする、そんな話しになるはずだ。」というのが有るらしい。
ブライアン・W・オールディス:地球の長い午後
ドッペルゲンガーが出てくる話しはいっぱいあるけど、、、、
フィリップ・K・ディック:アンドロイドは電気ヒツジの夢を見るか?
電気製品が次次と生まれていくのは、筒井康隆:バブリング創生記もあると連絡をいただきました。
意味不明。
人間を作る話も結構有る。この場合の絵のイメージは魔法使いが人間を作っているようだ。
トマス・M・ディッシュ:リスの檻
アーシュラ・K・ルグイン:闇の左手
劇画アリス
A・C・クラークとスタンリー・キューブリックの二人で2001年宇宙の旅
下参照。
上と合わせて、過去の妻とタンポポのキーワードからヤング:タンポポ娘か。
アルフレッド・ベスター:虎よ、虎よ!
同上。
小松左京:ジャップ鳥、もしくはバーナード・マラマッドのユダヤ鳥
不明。
このページを見た方から、サミュエル・ディレーニイの中篇スター・ピット(サンリオの『時は準宝石の螺旋のように』、ハヤカワの『プリズマティカ』所収(生態観察館と書いて「エコロガリウム」とルビふってありました))だと教えていただきました。
スローガラスが出てくる話、ボブ・ショウ:去りし日々の光、など
このページを見た方から、ゼナ・ヘンダースン:なんでも箱(創元SF文庫『SFベスト・オブ・ザ・ベスト上』収録)だと教えていただきました。
人から聞いた意見ではカットナー:いま見ちゃいけない。読んでないから「だそうです」としか書けない。
クリフォード・シマック:大きな前庭。口八丁手八丁の商売人が、異星人に地球の技術を売りつける話。
タイトルだけだけど半村良:収穫かもしれない。
R・A・ラファティ:九百人のお祖母さん、これもタイトルだけ。
二つ上。
このページを見た方から、シオドア・スタージョン:「考え方」(早川書房異色作家短編集『一角獣多角獣』収録)だと教えていただきました。
アイザック・アジモフ:夜来る、って夜が来る所しか合ってない。
厦門潤:姫独楽はタイトルと似た話しだけど、不条理日記のほうが早いため時期から考えて違う。
このページを見た方から、アルフレッド・ベスター:ジープに乗った娘と昔をいまにするよしもがなではないかと連絡いただきました。
意味不明。
J・G・バラード:溺れた巨人だそうです。
筒井康隆:池猫
不明。作者の心の叫びか。
劇画アリス
「太陽が自殺して夏が終わり」はエドマンド・クーパー:太陽自殺とアルフレッド・コッペル:夏は終わりぬ。「草が死に」ジョン ・クリストファー:草の死、「魚が出てくる」ケイ・シセリス:魚の出てきた日、「渚でさなぎに大当たり」の渚はネビル・シュート:渚にて、さなぎはジョン・ウィンダム:さなぎ、大当りがロバート・A・ハインライン:大当たりの年でしょうか。
外側の無い電車に乗って地下へ行くところは、山野浩一:X電車で行こうだと連絡をいただきました。地下に西武と 東武が連なって有るのは池袋の迷い方か?
聖痕セットはフィリップ・K・ディック:パーマー・エルドリッチの三つの聖痕。
メカひでおメカゴジラ、足の裏の一萬は藤子.F.不二雄:パーマンのパロディかも。
「私はまだ生きている」はE.R.バロウズ:火星シリーズのジョン・カ ーターのせりふ。まだまだありそうだけど、このあたり密度が濃すぎて、どこまでがなになんだ か不明。
(このページを見た方からの情報を(分離が難しいので、)マージしました)
劇画アリス
筒井康隆:二人のインド人
伊庭三尉の名前が出てるからには、半村良:戦国自衛隊。
親父を殺すのはタイムパラドックスの常套手段。
収容所にとじ込められるシーンは小松左京:日本アパッチ族。ただし、食べるのは鉄屑じゃなくってダイヤか。結晶になるのはシーンが有るのかどうか知らないけれどJ・G・バラード:結晶世界も有るかも。
不明。
★★は星新一の星鶴
山野浩一:メシメリ街道だと聞きましたが、これも読んでないので判断できません。 (複数の方から「メシメリ街道」だと教えていただきました。)
狼男が出てくるから平井和正:狼男シリーズか。
筒井康隆:中隊長
豊田有恒:火星で最後の・・・だったかなぁタイトルに自信無し。
荒巻義雄:大いなる正午
劇画アリス
この回はSFのパロディではありません。
劇画アリス
諸星大二郎:生物都市
高橋葉介:ミルクがねじを回すとき
けもこびる:不良探偵団
高橋留美子の学生時代(アマチュア時代)のペンネーム。不良探偵団の最初の発表は同人誌だったはず。後に「るーみっくワールド:けもこびるの日記」に転載される。
手塚治虫:ユニコ
松本零士のほとんどの作品に巻き紙は登場する。
永井豪:真夜中の戦士では将棋の駒だったが、麻雀の牌では、、
大友克洋:Fire−Ball
藤子不二雄:やすらぎの館。おまけの頭に仁丹(じゃないけど)をぶつけるのは藤子不二雄:エズパー魔美
聖悠紀:超人ロックの冒頭シーン。
筒井康隆:傷ついたのは誰の心、筒井康隆:急流
萩尾望都:あそび玉
星野之宣:はるかなる朝。潰れるのは諸星大二郎:暗黒神話の焼津の祠の中で石の容器から弟橘姫が出てくるシーン。
スケ番刑事かとも思ったけれど、変身するシーンが有るから和田慎二:超少女明日香だそうな。(髪型も違うらしい)
私を月まで連れてっての連載前の短編竹宮恵子:夢見るマーズポート
山上たつひこ:旅立て!ひらりんだったかなぁ。
石森章太郎:幻魔大戦のラストシーン。原作はあっちの世界に行って しまわれた平井和正。幻魔大戦はこのあと小説で出版され、新幻魔大戦やら真幻魔大戦なんかも出たし、映画にもなった。石森章太郎は今は石ノ森章太郎ですね。
石川賢:ヤクザウォーズ
吾妻ひでお:どーでもいんなーすぺーすにこのネタが有ったように記憶していたが今探してみるとどうしても見つからなかった。
奇想天外
雲に乗るってことになると孫悟空が基本かもしれないが、その前後にも一杯あるし、きっとパロディとかじゃないだろう。手塚治虫:悟空の大冒険とか吾妻ひでお:きまぐれ悟空なんてのもあった。
このSF大会はMEICONIIIで、“なんかくれる”のは星雲賞で対象は「不条理日記」だったはず。
参加してないから良くはわからないけれど、この回の話しはパロディじゃないからすべて実話なのかもしれない。
他に見つけた不条理日記関連サイト、