人名録 - 航空宇宙軍史シリーズ


英数/記号 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行


英数/記号

 ガニメデ軍により生体改造された航空宇宙軍士官の捕虜。
 真空、極低温で数時間の連続曝露に耐えられ、軌道艇との支援体制により行動できるように設計されているが、後天的な記憶は削除されている。
 ヒマリアにおける研究には協力的だったが、戦後自分が証拠隠滅のために処分されることを知り、重力波研究施設に保護を求める一方、医療研究施設の要員を全員殺害する。
 ヒマリアから救助された後、航空宇宙軍によってその存在を隠匿される。
 外宇宙探査の観測艦ユリシーズが出発するときに、メンテナンス用の汎用作業機械として員数外の乗員となる。事故で閉じこめられたハン博士を救出した後、自分の搭載艇をしばりつけたプローブを操縦し、SGに向かう。SGの内部でユリシーズが破壊することをしり、SGの構造を利用してそれを回避させる。SGとの接触を拒否され、ブラックホールにおちていくが、意識の拡大・縮小をくり返し、ジャムツォ中将や戦闘艦に搭載された脳だけの存在に転生する。因果律の乱れにより、記憶に様々な情報が入り込み、自我の存在が希薄となり、過去を失う。
 宇宙で命を落とした人々の魂と出会い、情報的に破壊されたジョー・シマザキを復活させるための人格のひな型となる。
登場作品: 葬られた過去、終わりなき索敵
SG
 光速の20%で太陽系に接近する射手座重力波源。
 回転するブラックホールの多重複合体で、未来の地球人が送りだした情報送信システム。内部では時間と空間が等価になっており、超光速技術を過去に送ることで航空宇宙軍と汎銀河連合の軍事バランスを書き換えようとする。
登場作品: 終わりなき索敵

あ行

アチェベ中佐
 エルネスト・アチェベ。カリスト戦略情報部所属。
 精密機械と呼ばれる四角四面の真面目な男。RAMカードの復元を完全にしようとしたため、タイタンへ転属される。ダンテが苦手としている人物。
登場作品: カリスト−開戦前夜−
アチット大佐
 フリゲート艦ジェミニ艦長。
 小惑星急行作戦の立案者の一人。作戦中、超人的な抑制力を保ち続けるが、外惑星連合軍の爆雷攻撃により死亡。
登場作品: 小惑星急行
アナンドゥライ中佐
 ユリシーズ二世号先任士官で次席副長。
 空間流を発見した際、ロックウッド大佐の命令でユリシーズ二世号の軌道を変更する。
登場作品: 終わりなき索敵
アンドレーエフ少佐
 SG観測から戻ったロックウッド大佐が配属された基地で交代勤務に付いている。
登場作品: 終わりなき索敵
アンドレーエフ中尉
 航空宇宙軍士官。
 月の北極近くにある、ペアリー基地に勤務する通信技術士官。
 ジャムナの本当の父親で、柏崎中佐に命令された緒方優に、基地の情報を流してしまう。
登場作品: タナトス戦闘団
アンナ・ハスベル
 → ハスベル夫人
イシドア大尉
 ユリシーズ乗員。
 メディカルオフィサーの資格を持っており、負傷したデワントロ中尉の手当をする。
登場作品: 終わりなき索敵
射手座重力波源
 → SG
ヴィシュヌ・シマザキ
 マヤ・シマザキキム大尉の間の子供。
 マヤ・シマザキの破壊活動の賠償のため、サイボーグ探査船に改造され、オディセウス−0に乗り込む。超光速シャフト内に落下するが、情報系の破壊をまぬがれ、銀河中心に向かっていく。
 オディセウス−0から脱出したジョーとともにシャフト内を旅するが、ジョーをさらに先に送り出し、自分はマヤの元に戻る。
登場作品: 星空のフロンティア、終わりなき索敵
ヴェルナー大佐
 ヴェルナー・クレッチュマー大佐。航空宇宙軍警務隊。
 二三−七二〇九−B拿捕のため、アクエリアスに乗り込む。はじめからエリヌスを軍政下におくことを目的とし、SPAを利用する。オグにより爆殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
ウォルデ
 マルコーニの部下、エリヌス公安部隊精鋭部隊A班班員。
 SPA侵攻部隊との戦闘で死亡。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
江崎中佐
 観測艦ユリシーズの副長で機関長。
 遺伝子工学の粋を集めて作りだした戦闘用バイオニックサイボーグ。
 ハン博士が連絡通路に閉じこめられたため、主機の出力低下をくいとめ、プローブの発進を止める。SGから送られた超光速技術のファイルを開くことを拒否したロックウッド大佐を拘禁し、艦の指揮をとる。
登場作品: 終わりなき索敵
エチュメタ少佐
 航空宇宙軍外宇宙艦隊の主力戦闘艦ガンカ副長。
 汎銀河連合の重力波爆雷の攻撃を受けガンカが破壊されたため、軍事機密を処分しジャムツォ中将を唯一破壊されずに残った緊急カプセルに乗せて死亡する。
 エメチェタ大佐と別の歴史の同一人物。
登場作品: 終わりなき索敵
エミリオ・ロドリゲス
 → ロッド
エメチェタ大佐
 外宇宙艦隊第一艦隊旗艦ガンガ副長。
 ガンカが攻撃され破壊されたときロックウッド中将を緊急カプセルに招きいれるが、逆にカプセルに入れられる。
 エチュメタ少佐と別の歴史の同一人物。
登場作品: 終わりなき索敵
エリクセン准将
 カール・エリクセン。カリスト防衛軍戦略情報部長。
 外惑星連合軍の武力行使には消極的。地球のエージェントに外惑星連合軍の情報を流していた。カリストの憲兵隊によるクーデターの失敗により自殺。
登場作品: アナンケ迎撃作戦、カリスト−開戦前夜−
エルンスト・アチェベ
 → アチェベ中佐
大崎一曹
 航空宇宙軍外宇宙艦隊シリウス方面隊所属の哨戒艇(グルカ107)の観測員兼主計次席。
登場作品: 仮装巡洋艦バシリスク
オーブリー特務少尉
 オルフェウス−3の通信担当官。
 発信した通信が重力系にねじ曲げられ、太陽系に届いていないことに気付く。
登場作品: 終わりなき索敵
緒方優
 緒方中尉の置き去りにされた妻。
 インド系の移民で、ガニメデ出身。
 柏崎中佐に、アンドレーエフからの情報を流す。
 タナトス戦闘団により、月から外惑星に脱出するが、ガニメデの包囲戦で(栄養失調で?)死亡。
登場作品: エリヌス−戒厳令−、タナトス戦闘団、失われた翼
オグ
 エリヌスのオールドベースに住むサイボーグ。
 もと航空宇宙軍士官、緒方中尉。宇宙船エンジン暴走事故により再起不能の傷を受けたため、サイボーグ手術を受け、エリヌスの開発プロジェクトに参加し、オグと名乗る。
登場作品: エリヌス−戒厳令−、タナトス戦闘団
オライオン
 エリヌスに潜入したSPAの細胞。
 JIIの侵攻部隊を迎える下準備をする。ジャジを殺し、彼のコンピュータ、マックスを奪うが、オグに殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
オリンピア基地隊長
 オリンピア基地隊長南アジア系の背が低い黒人。
 ザナック大尉のミサイル迎撃を思いきりよく、許可する。
登場作品: 火星鉄道十九
オレリー博士
 タイタン派遣カリスト軍からタナトス戦闘団のエイラト基地襲撃に加わる。ラザルスを研究しようとする。
登場作品: タナトス戦闘団(星の墓標)
オロイ
 セレスのサルベージ屋。
 元はサバンナの遊牧民。持ち船、アルーシャ号でヴァルキリーに攻撃されたオルカ・キラーをサルベージしようとする。乗り込んだオルカ・キラー内で、ジョーイランド中尉キリノの思考と同調する。
登場作品: トランパー・キリノ、星と海とサバンナ
オロイクルミ
 アフリカ、キリマンジャロ周辺の部族の出身。ガニメデのNASAキャンプで同宿のカミンスキイがSPA幹部である事を知り、警察に通報する。
登場作品: エリヌス−戒厳令−

か行

カール・エリクセン
 → エリクセン准将
加賀谷少佐
 佐官級士官が不足した軍令部六課からの依頼で、ロックウッド大佐の健康状態をチェックし、ムルキラの話を聞き、自分の作業ファイルに記録する。のち、ユリシーズ二世号の艦長となった大佐の、生存性向上の手術を担当する。クローンのクリスチャンセン博士に仕事を引き継ぎ、22世紀末ごろ死亡。
登場作品: カリスト−開戦前夜−
梶一曹
 航空宇宙軍、マーキュリースカウトの哨戒艦観測員。
 コックス大尉の相棒。センシングとデータ分析にすぐれる。
登場作品: 水星遊撃隊
柏崎中佐
 月面のセントジョージ市の、カリスト代表部駐在武官。
 航空宇宙軍に偽情報を流すため、ダンテを囮に使う。緒方優を利用して、ペアリー基地の情報を得ようとするが、そのために航空宇宙軍警務隊に逮捕される。
登場作品: タナトス戦闘団
片瀬准将
 外惑星連合軍第一艦隊所属。
 ミッチナー将軍とともに最後の出撃に参加する。将軍の自決(?)後は艦隊指令官を代行し、戦闘行為を中止する。
登場作品: アナンケ迎撃作戦
カトウ
 惑星CB−8の地球人基地所属。
 ギュンターの同僚。他人に気を使いすぎるため、単独行動を好む。D・2地点より基地に雪上車をもって帰還。
登場作品: 惑星CB−8越冬隊
ガネッシュ
 P・29でハヌマンが作り育てた、彼の半サイボーグのクローン。
 天測航法により千光年の距離を地球に向かって飛び続ける。二万年の航行の末、冷凍睡眠中のハヌマンを放棄し、外宇宙に飛び立とうとする。
登場作品: ガネッシュとバイラブ
カミンスキイ中佐
 もと仮装巡洋艦艦長、SPA地下軍事組織作戦主任。
 動乱時は仮装巡洋艦作戦に艦長として参加していた。
 ハスベル中尉の消息をたずねているうちにヒマリアでのプロジェクトを知り、トゥアン少尉のような若者を犠牲にしてまでそれを隠蔽しようとするツボウ提督と、全面的に対抗する。
 エリヌスの作戦式で「指揮官のいない軍隊」の思想をとる。ガニメデのNASAキャンプに潜伏中、オロイクルミの通報により、警官に射殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−、失われた翼
カミンスキイ中将
 航空宇宙軍プロクシマ艦隊司令長官。
 ヴァルハラの要求を受け入れ、輸送艦隊の安全を確保しようとする。
登場作品: 襲撃艦ヴァルキリー
カリム准将
 カリスト防衛軍艦政本部長。
 巡洋艦の改装を担当。非戦派で、独自の戦略を持っている。航空宇宙軍への情報漏洩の嫌疑をかけられる。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
ガルーダ
 P・29三級甲板手の地球人。
 ハヌマンとともにP・29を乗っ取るが、船外からのレーザー照射により死亡。
登場作品: ガネッシュとバイラブ
ガルシア少尉
 航空宇宙軍、技術士官から少尉になる。通信基地で一人で勤務している。
 サラマンダーと邂逅する予定のタンカーに気付き、特攻しようとするが失敗、しかし邂逅は阻止する。
登場作品: ソクラテスの孤独
河井
 国立海獣訓練センターでの、長谷川の年下の同僚。
 ジョーイがバラされ、無人の宇宙船の制御中枢に使われる予定であることを長谷川に教える。
登場作品: ジョーイ・オルカ
川添少佐
 特設砲艦レニー・ルーク艦長。
 予備役出身で、もと民間船輸送船船長。状況判断にすぐれ、勇敢な人物。護衛していた輸送船団を攻撃破壊したサラマンダーを追跡する。
登場作品: サラマンダー追跡、土砂降り戦隊
河原中佐
 外惑星連合軍第2機動艦隊の情報参謀。
 戦略参謀、作戦参謀たちとともにムラド提督を補佐する。
登場作品: アナンケ迎撃作戦
神崎中佐
 航空宇宙軍外宇宙艦隊士官。
 プロクシマから数十年の航海の後、太陽系に帰還し、在エリヌスの戦術研究所バード分遣隊に所属し、次の有人外宇宙探査の準備をする。
登場作品: 終わりなき索敵
ギゾム二士
 ピーター・ギゾム。ラザルスの一人。
 もと航空宇宙軍の情報管制官。
 乗り込んだ輸送艦が、外惑星連合軍の通商破壊艦に撃破され、ラザルスの一人として利用される。ラザルスが積まれたオルカ・キラー内でジョーイの生体脳にアクセスする。
登場作品: タナトス戦闘団(星の墓標)、星と海とサバンナ
キム大尉
 J・シマザキの先任士官の甲板員。
 地上基地で、マヤ・シマザキを愛し、ビシュヌをもうける。超光速シャフトの情報衝撃波により死亡。
登場作品: 星空のフロンティア
キャラハン大佐
 サラマンダーを追跡する、航空宇宙軍内宇宙艦隊第三戦隊主任参謀。
 瞬時に状況を判断する直感型の参謀。タンカーの破壊を主張する。
登場作品: サラマンダー追跡
ギュンター
 惑星CB−8、ムルック極地研究所所員の地球人。
 ヒゲの大男。パルバティレムを助け、極点基地に向かうが、流水に流されて死亡。
登場作品: 惑星CB−8越冬隊
キリノ
 セレスのトランパー。
 オロイをだしぬいてラザルスの回収を試みるが、オルカ・キラー内でラザルスに攻撃され、逆襲してランド中尉以外のラザルス全員を殺すが、自分も死亡する。
登場作品: トランパー・キリノ、星と海とサバンナ
ギンズバーグ
 カリストの財務部長。
 財務官僚としてすぐれた手腕をもつ。学者出身で非戦派。クーデターによる反乱政権で国家主席となるが、鎮圧後は、軟禁状態で財務顧問となる。
 戦後処理のための新政権で政府国家主席に就任する。
登場作品: アナンケ迎撃作戦、カリスト−開戦前夜−
久我大尉
 イオ軍の技術士官。
 イオの機動観測衛星アルゴス−IIIがエネルギー開発局からイオ軍に移管される前から観測要員として働いていた。ジャルート大佐の下でカリスト・ガニメデ軍人たちを攻撃するが、同じ基地で勤務していた仲間に攻撃を加えることにためらいをおぼえる。
登場作品: 最終兵器ネメシス
ククル
 ダムダリに育てられた大鉤鳥。
登場作品: 終わりなき索敵
クズネトゥフ少佐
 小惑星急行次席旗艦のフリゲート艦、ジェミニの先任士官の機関士。
 外惑星連合軍の爆雷攻撃で旗艦が撃破され、艦長のアチット大佐が死亡したため、艦隊指揮官となる。
登場作品: 小惑星急行
クラウジング大佐
 外惑星連合軍第一機動艦隊連絡将校。
 ガニメデ軍で構成されている第二艦隊指令室で、唯一人のカリスト防衛軍将校。第二艦隊指令部にミッチナー将軍山下准将の対立を伝える。
登場作品: アナンケ迎撃作戦
クラウス中佐
 軍政管理部直属の法務官。
 尊大で、外惑星連合のテロにも無防備であった。戦犯の捜査のため、初期化せずに残っているヒマリア基地のメインコンピュータの記憶領域のコピーをロックウッド少佐に依頼する。ドルトン・リッジ軍港のオフィスで警務隊員に変装したトゥアン少尉に射殺される。
登場作品: 見捨てられた星、失われた翼
倉橋中佐
 航空宇宙軍外宇宙艦隊の主力戦闘艦ガンカの戦務参謀。
 爆雷でガンカが破壊され、死亡する。その脳外記憶はジャムツォ中将により回収される。
登場作品: 終わりなき索敵
クリシュナ
 カトマンドゥに住む、こまっしゃくれた子供。
 ジョン・ブラッドレーに英語を習う。
登場作品: 星空のフロンティア
クリシュナ一曹
 特設砲艦レニー・ルークの観測員。
 やや自信過剰だが、老練ですぐれた観測技術を持つ。レニー・ルークの赤外センサだけで、サラマンダーの動きを計算する。
登場作品: 土砂降り戦隊
クリスチャンセン博士
 加賀谷大佐のクローン。
 ロックウッド少将の未来視の記録を公開し、遭難後三百年間冷凍保存されていた彼を蘇生し、第一機動艦隊参謀長配置を提案する。
登場作品: 終わりなき索敵
グリフィン中佐
 タイタン派遣カリスト軍司令部司令官。
 エイラト基地襲撃の命令をダンテに伝えるが、作戦の準備に非協力的態度をとる。タナトス戦闘団をタイタンに置き去りにして逃げる。
登場作品: タナトス戦闘団(星の墓標)
グルン軍曹
 航空宇宙軍137機動旅団偵察大隊矢沢小隊次席小隊長。
 グルカ兵の血を受けついでおり、強化戦闘服を身につけると戦闘のプロとなる。戦士としての誇りが高い。
登場作品: 137機動旅団
クレッチュマー
 → ヴェルナー大佐
クンドゥール評議員
 バラティア星の先天的な伝承の後継者のひとり。
 ジョドルガン市の評議員。航空宇宙軍との会合の席で、地球人のジョドルガン市砲撃を痛烈に非難する。評議員の資格を剥奪され、反航空宇宙軍の地下活動を組織し、恒星間通信のための基地の建設に着手する。
登場作品: 終わりなき索敵
ゲオルグ
 クリスチャンセン博士の助手で、人格をコピーされたプログラム。
 冷凍保存されていたロックウッド少将の蘇生を行う。
登場作品: 終わりなき索敵
ゴータム二曹
 航空宇宙軍外宇宙艦隊シリウス方面隊所属の哨戒艇(グルカ107)機関員。
登場作品: 仮装巡洋艦バシリスク
コックス大尉
 マーキュリースカウトの哨戒艦艦長。
 ただ一機でのバシリスクの迎撃を命令される。
登場作品: 水星遊撃隊
小宮山中将
 発見された汎銀河世界に向かう第一次艦隊の艦隊司令官。
 航空宇宙軍の汎銀河世界へ軍政をしく方針に従い、惑星バラティアに、プローブ撃墜の砲撃として核攻撃を命じる。第二艦隊の到着により、その指揮下にはいるが、バラティア地表からの攻撃を受けて死亡する。
登場作品: 終わりなき索敵

さ行

ザカリア
 エリヌスの食糧再生工場工員で、非常勤警官。
 小惑星出身者(ベルダー)。警官隊のムハンマド班長が逃げたため、自分も逃げようとするが、SPA侵攻部隊の銃撃により死亡。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
作業体K
 → 
佐々木軍曹
 動乱の全期間を通じて同じ仮装巡洋艦に乗りこんでいたカミンスキイ中佐の部下。
 ツボウ機関から掃海艇CCR−42の破壊命令を受けたため、カミンスキイ中佐に会いに行くがそこで彼の危機を救う。その後、カミンスキイに従って命令を無視し、ツボウ機関に対抗する組織を作るのに協力する。
登場作品: 失われた翼
真田大佐
 ガニメデの占領軍司令部つきの情報将校。
 ロックウッド少佐とヒマリアの調査について打ち合わせをしたことがあり、出港の数時間前に彼をクラウス中佐のオフィスに呼びだす。警備兵に変装したトゥアン少尉に襲われるが、致命傷はうけなかった。
登場作品: 見捨てられた星
ザナック中尉
 オリンピア鉄道を利用する汎用艇の操縦士。
 火星を愛する、髭もじゃの大男。外惑星連合軍によるオリンピア基地爆撃を阻止する。
登場作品: 火星鉄道十九
サミュエル・ブーフハイム
 → ブーフハイム少佐
ジアウル・ラクソン
 → ラクソン技師
シェフチェンコ中佐
 ユリシーズ二世号副長。
 軍令部からの司令を忠実に実行しようとし、ロックウッド大佐と対立する。空間流を発見し、軌道を変更した大佐から艦の指揮権を奪おうとするが、阻止される。
登場作品: 終わりなき索敵
ジェームス・ランド
 → ランド中尉
ジェローム・ダツ
 → ダツ
シソン博士
 マリア・シソン。ラザルスの一人。
 もと医師。一時的に脳を肉体から分離するためだとだまされてラザルスの一人となる。
登場作品: タナトス戦闘団(星の墓標)、星と海とサバンナ
シマザキ
 → ヴィシュヌ・シマザキ
シマザキ
 → ジョー・シマザキ
シマザキ
 → マヤ・シマザキ
ジャーシン市長
 パラティア星スワジットサル市市長。
 軌道上からの核攻撃を受けた後、派遣されてきたロックウッド准将との外交交渉でパラティア側の主席代表をつとめ、航空宇宙軍を友好的に迎えようとする。
登場作品: 終わりなき索敵
ジャジ
 エリヌスの初期開発時に、基地の代理判事をやっていたオリジナルの一人。
 動乱時は、航空宇宙軍の電子戦の担当として艦隊勤務に就くが、戦闘時に乗艦が撃破され、宇宙空間を漂流する。その後遺症で軍を退役するが、そのため足が不自由で、空間恐怖症となる。エリヌスでオライオンに刺し殺され、情報分析コンピュータ、マックスを奪われる。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
シャドリ特務大尉
 観測船ユリシーズの技術士官。
 設備系の責任者で、SGとの交信を担当する。
登場作品: 終わりなき索敵
ジャムツォ中将
 航空宇宙軍外宇宙艦隊第一機動艦隊司令官。
 航空宇宙軍の保有する大型外宇宙戦闘艦隊を率い、汎銀河連合との交戦にのぞむ。敵の戦力を過小評価していたが、汎銀河連合が超光速技術を確立していたため、攻撃をさけられず、艦隊は壊滅する。
 乗艦ガンカが破壊された際、情報処理をおこなったのち、エメチェタ大佐の導きで緊急カプセルに避難するがシステムが正常に作動せず宇宙を漂流する。
 司令部での会合で、ロックウッド中将の参謀長就任を拒否する。実戦型の演習の際、ロックウッド中将の率いる第二艦隊の攻撃により負傷し、遅れて派遣された第二艦隊司令官となり、新たな超光速航行システムを用いて汎銀河連合に攻撃をかけるが、逆に攻撃され、壊滅する。死亡の際、自分の脳外記憶を射手座重力波源に封じ込め、意識はジョー・シマザキらと重なる。
登場作品: 終わりなき索敵
ジャムナ
 緒方優の娘。2095年生まれ。
 六歳のときにノヴァク医師の潜伏する託児所でカミンスキイと出会う。母親は前年死亡し、戦災孤児の養護施設で自分より小さい子供の子守りをしている。その悲しそうな眼にカミンスキイは心を動かされる。
 成長してSPAの指揮官の一人となる。極端に口数が少なく、完璧に近い記憶力を持つ。J・Tに潜伏、アクエリアスの捕虜となる。ポート・エリヌスで逃走し、オグと出会う。教授を殺しに行く途中、テムジンに狙撃され死亡。
登場作品: エリヌス−戒厳令−、タナトス戦闘団、失われた翼
ジャルート大佐
 イオ軍人でアルゴス−IIIの基地指令。
 ネメシス計画に関連するイオの観測データの破棄に反対し、モンデール中佐らと対立、戦闘となる。
登場作品: 最終兵器ネメシス
シャンティ
 インド系の中年で、50人近い″シャンティ″の一人。
 柏崎少佐のエージェントとして月でのダンテの行動を助ける。タナトス戦闘団により家族とともに外惑星に脱出する。
登場作品: タナトス戦闘団
シャンティジ
 茶店の親父。
 50人近いシャンティ姓の市民権、住民票をとりしきる。
登場作品: タナトス戦闘団
シュルツ大佐
 外惑星連合軍唯一の巡洋艦、サラマンダーの艦長。
 サラマンダーと運命をともにし、銀河平面と垂直方向に飛び立つ。
登場作品: サラマンダー追跡、巡洋艦サラマンダー
シュワルツ大将
 航空宇宙軍外宇宙艦隊司令部の軍令部長。
 外宇宙艦隊の人事について、ジャムツォ中将ロックウッド中将に意向を尋ねる。
登場作品: 終わりなき索敵
ジョー
 エリヌスのSPA組織のメンバー。
 ソンタグ医師の部下だが、オライオンを信頼するようになる。強制捜査の警官隊に射殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
ジョー
 カリスト国境警備隊員。
 ダンテとともにタナトス戦闘団に移る。
登場作品: カリスト−開戦前夜−、タナトス戦闘団、,タナトス戦闘団(星の墓標)
ジョーイ
 国立海獣訓練センターで飼育されるシャチ。
 密猟団に逆襲し、3人を殺す。海獣事業団に引き渡される前日、長谷川技官に逃がされ野生にもどるが、ブリティッシュ・コロンビア州沿岸で捕獲され、オルカ・キラーに生体脳を使われる。
登場作品: ジョーイ・オルカ、星と海とサバンナ
ジョージ・ダグラス
 → ダグラス将軍
ジョー・シマザキ
 マヤ・シマザキジョン・ブラッドレーの間の子供。
 マヤの破壊活動のため、170年の義務兵役を受けさせられる。
 シビル・11に乗り込み、超光速シャフトに入るが、ビシュヌの助けをかり、ただ一人搭載艇での脱出に成功し、オディセウス−0でマヤに会う。
 超光速空間流に落ち、情報的に破壊されるが、作業体Kをダミーの人格として復活する。マヤのいるオディセウス−0から退出し、超光速シャフトを移動したため、欠落した多数の情報系に分離するがそのそれぞれが汎銀河世界を形作る。ロックウッド中将らの意識を取り込み、オディセウス−0に帰還する。
登場作品: 終わりなき索敵、星空のフロンティア
ジョンソン少佐
 137機動旅団情報部将校。
 ジャヌー人の戦略中枢の正体を知り大量虐殺を命令する。
登場作品: 137機動旅団
ジョンソン少尉
 ジョナサン・ジョンソン。外惑星動乱時に、兵装担当の技術士官として乗り込んだ輸送船団の警備艦で、ヴァルキリーの襲撃にあう。のち、セレスでトランパーとなる。
登場作品: トランパー・キリノ、砲戦距離12000
ジョン・ブラッドレー
 → ブラッドレー艦長
シリウス
 SPAの若手指揮官。
 実戦経験は多いが、理論面は全く弱い。ジャムナとともにJ.1に乗るが部下とともに全滅。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
シン中尉
 シビル・11観測員。
 ヒンドゥー教徒で、菜食主義を宇宙の中でも通す。超光速シャフト中での情報伝播について推論するが、実際その予言通りにシャフト内で助かる見込みがなくなった時、船外に退去する。
登場作品: 星空のフロンティア
スヴィエク
 カリスト国家主席。
 対地球強硬策で航空宇宙軍の査察に対し、重水素供給量削減を決める。クーデターで捕虜にされる。カリスト政府国家主席だったが、アナンケ作戦中のクーデター(?)により失脚する。
登場作品: アナンケ迎撃作戦、カリスト−開戦前夜−
ズォン博士
 重力波の制御を研究している田沢のもと同僚。
 ヒマリアが封鎖される前にガニメデに戻る。田沢にヒマリアへの航海を依頼し、出港前にツボウ機関の工作員に襲撃される。ヒマリアの捕虜虐待について知っていたが、それをロックウッド少佐に隠しており、それが原因で二人の感情は悪化する。ヒマリアに向かう途中、ショットガンタイプの機雷に攻撃された際、吹き飛ばされた艇の構造材がぶつかり、死亡する。
登場作品: 見捨てられた星、最後の戦闘航海、死に絶えた海、葬られた過去
スコット
マルコーニの部下、エリヌス公安部隊精鋭部隊A班班員。
 SPA侵攻部隊との戦闘で死亡。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
スタイン大尉
 カリストのタイタン派遣軍からオレリー博士とともに、タナトス戦闘団のエイラト基地襲撃に加わる。ラザルスにより一時発狂する。
登場作品: タナトス戦闘団(星の墓標)
スダルタ中尉
 特設砲艦レニー・ルーク乗員。
 士官学校出身の士官だが、在学中に長期休学をしたため士官どまりとなる。どこか居直ったとこがありつかみどころがないが、冷静な人物。
登場作品: 土砂降り戦隊
ズ・ヒェン
 → ヒェン少佐
スミス中佐
 シビル・11艦長。
 K・R−6の高等士官学校の出身。耐高G筋システムへの変換、感情抑制・削除のための脳外科手術を受けたサイボーグだが、外見は通常人と変わらない。超光速シャフト内で死亡。
登場作品: 星空のフロンティア
スリラク少佐
 サラマンダーを追跡する、航空宇宙軍内宇宙艦隊第三戦隊の最年少の情報参謀。
登場作品: サラマンダー追跡
スンダル
 バラティア星の空を飛ぶものたちの村の戦士。
 幼い頃からダムダリの飛行機の整備を手伝う。
登場作品: 終わりなき索敵
ソクラテス
 基地勤務中にガルシア少尉が作りだした擬似人格。
 ガルシア少尉の人格を写しており、言い訳が多い。
登場作品: ソクラテスの孤独
ソコロフ
 ネプチューン・ライナーズ七〇二便の次席。
 SPAのゲリラで同便をハイジャックする。エリヌス侵攻の際オールドベースに真空中に取り残されるがラファーに助けられ、再び戦闘に向かう。ポートエリヌス宙港でマルコーニらと銃撃戦となり、コスモホークのレーザー砲で死亡。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
ソンタグ医師
 SPAエリヌス細胞の指導者。
 非暴力・合法的な独立を目指し20年間活動を続けてきたが、オライオンに謀殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−

た行

高岡
 カリスト国防会議、外交部長。
 対航空宇宙軍戦略では、中間派。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
高木三曹
 カリスト急行のタンカーを回収するタートル兵の一人。
 もと地上周回軌道基地の警備兵。新兵によくある、空間恐怖症と自信喪失症をもつ。機動爆雷の破片により負傷したチャン三曹を捨て身で助ける。
登場作品: ドン亀野郎ども
ダグラス将軍
 ジョージ・ダグラス。カリスト防衛軍幕僚会議議長。
 対航空宇宙軍強硬派で開戦準備を進めるが、クーデターにより射殺される。
登場作品: アナンケ迎撃作戦、エリヌス−戒厳令−
ダクワ
 田沢の部下の先任航宙士。
 CCR−42によるヒマリアへの航海に参加し、ヒマリアの医療研究施設でハスベル中尉の手記を発見する。
登場作品: 最後の戦闘航海、死に絶えた海、葬られた過去
武末中佐

 サラマンダー搭乗の造船官。
 ジュノーで航空宇宙軍の艦隊に包囲されたサラマンダーを下船し、抑留商船に移乗した乗員達を指揮する。

登場作品: サラマンダー追跡、巡洋艦サラマンダー
田沢
 ガニメデ宇宙軍の掃海艇CCR−42艇長。
 もともとはズォン博士の同僚の研究者であった。ヒマリアへの航海をロックウッド少佐に命令され反発するが、その目的が外宇宙探査だと知り、協力することにする。ヒマリアの医療基地では生存者の存在を示す痕跡を次々と発見する。
登場作品: 最後の戦闘航海、死に絶えた海、葬られた過去
ダツ
 ジェローム・ダツ。航空宇宙軍の艦隊勤務。
 2078年生まれ。輸送船団の警備艦のナビゲーターになったばかりのころヴァルキリーと遭遇する。
 152歳で外宇宙艦隊中佐として輸送船団でプロクシマ系に向かう途中、再びヴァルキリーと遭遇するが積み荷を捨て攻撃を回避する。
登場作品: 襲撃艦ヴァルキリー、砲戦距離12000
タマン三曹
 ランバハドール・タマン。アクエリアス乗員で、安井一曹の部下。
 月出身。ジャムナに同情的であったが、襲われて負傷する。ポート・エリヌス宙港でもジャムナをかばいマルコーニに射殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
ダムダリ
 バラティア星の伝説の後継者で、辺境の空を飛ぶものたちの村の戦士。
 戦士見習いの時に雨の中でも飛べるエンジンを作る。成長後、大鉤鳥のククルの渡りから考案した蒼龍を使った弾道飛行に成功し、航空宇宙軍艦隊への攻撃を行う。
登場作品: 終わりなき索敵
ダラム准将
 航空宇宙軍艦隊本部作戦参謀。
 アチット大佐の士官学校時代の同期生。小惑星急行作戦の立案者の一人。
登場作品: 小惑星急行
ダワ三曹
 グルカ107航法員。
 バシリスクへの移乗調査をする。もと艦運用課特殊技能兵で、宇宙船乗りとしては新米。従軍僧の資格をもっている。
登場作品: 仮装巡洋艦バシリスク
ダンテ
 ヘロム・ダンテ・フェルナンデス。タナトス戦闘団隊長。
 2064年生まれ、ピリピーノ。
 カリスト国境警備隊隊長(大尉)だったが、少佐に昇進して陸戦隊を組織し、指揮官となる。
 クーデター鎮圧後、アナンケ作戦を成功、中佐となる。
 ミッチナー将軍の月襲撃作戦の情報収集のため、セントジョージ市に潜入。最終的には工場施設破壊に成功する。タイタン降伏後のエイラト基地でラザルスに会い連れ帰る。
 動乱終結時ラザルスをオルカ・キラーに隠し7年後に回収に向かうが、ジョーイにより至近距離の砲撃を受けおそらく死亡。
 死後、意識の集合体に加わる。
登場作品: アナンケ迎撃作戦、カリスト−開戦前夜−、タナトス戦闘団、タナトス戦闘団(星の墓標)、星と海とサバンナ、終わりなき索敵
チェ
 カリスト国境警備隊員。
 アルテミス宙港の捕り物で負傷する。後、タナトス戦闘団に移り、月面工場破壊作戦に参加する。
登場作品: カリスト−開戦前夜−、タナトス戦闘団、タナトス戦闘団(星の墓標)
チャン三曹
 静かで小柄な、老タートル兵。
 昔、訓練中に輸送艦の横っ腹に大穴をあけてしまったことがある。機動爆雷の爆散破片により負傷するが、高木三曹に助けられる。
登場作品: ドン亀野郎ども
チャン
 カリスト国境警備隊副隊長。
 事務処理能力に長け、後方支援を担当する。ダンテがタナトス戦闘団に移ったため、しばらく警備隊の隊長をやっていたが、ダンテ、ランスが出張中に陸戦隊隊長代行を務め、そのままダンテに引き抜かれる。
登場作品: カリスト−開戦前夜−、タナトス戦闘団、タナトス戦闘団(星の墓標)
チュー
 フリゲード艦アクエリアス副官。
 エリヌスでは、陸戦隊本部を率いる。優秀な士官だが、実戦はエリヌス侵攻がはじめてである。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
チョードリ少尉
 グルカ107主計兼通信員。
 ベテランの宇宙船乗りで、通信および、艦の航宙・作戦記録を担当。バシリスクへの移乗調査をする。
登場作品: 仮装巡洋艦バシリスク
ツボウ提督
 ガニメデ宇宙軍参謀本部のもと情報部長。
 動乱終結時から旧ガニメデ軍の士官によって構成されるツボウ機関を指揮し、旧ガニメデ軍人の救済行動を行う。ヒマリアでのサイボーグ化の研究は彼の参謀本部直属のプロジェクトであり、若い士官を犠牲にして隠蔽工作を行なおうとしていた。
登場作品: 失われた翼
ツラギ
 汎銀河資源開発公社、CB−8越冬観測隊測地班長。
 パルバティらとともに、極点基地に向かうが、到着寸前の雪壁で死亡。
登場作品: 惑星CB−8越冬隊
テムジン中尉
 アクエリアスの海兵隊A小隊長。
 コスモホークBに乗る。典型的な戦闘のプロで、艦内で逃走したジャムナをとりおさえ、エリヌス侵攻でも活躍する。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
デュクレ
 ポート・エリヌス市長。
 ケレス出身。エリヌスの国際都市としての発展を目指す。SPA降下部隊の侵攻の際マルコーニらの保護で旧基地に隠れ、アクエリアスに保護されるが、ヴェルナー大佐に射殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
デュボア
 ユリシーズ乗員の技術士官。
 ハン博士がプローブの連絡通廊に閉じこめられたときに現場に居合わせ、人を呼びに行く。のちにオルフェウス−3号副長。
登場作品: 終わりなき索敵
デュラン
 ネプチューン・ライナーズ七〇二便のもぐりの航宙機関士。
 実はSPAの構成員で、ソコロフとともに同便のハイジャックをする。オールド・ベースで坑道に落ちて死亡。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
デワントロ
 ユリシーズ乗員。
 ハン博士とともにプローブの整備中にいきなりハッチが閉じ、負傷する。ユリシーズの帰還後、江崎中佐らとともにオルフェウス−3に乗り、遭難する。
登場作品: 終わりなき索敵
トゥアン少尉
 カミンスキイ中佐のもと部下で、同じ仮装巡洋艦に乗りこんだ情報担当官。
 着任が降伏後のため作戦には参加していない。動乱終結後、ツボウ機関の工作員となり、ドルトン・リッジ軍港に忍びこみ、絞殺した警務隊員に変装し、クラウス中佐を射殺するが、ホアン大佐によって射殺される。
登場作品: 見捨てられた星、失われた翼

な行

ナワブ
 惑星バラティアの研究者。
 伝承や伝説についての調査を行い、クンドゥール評議員に協力を求められる。伝説に基づき航空宇宙軍を侵略者と断定し、対抗手段として空を飛ぶものたちの村の戦士ダムダリに、弾道飛行による軌道上への攻撃の話を持ち掛ける。
登場作品: 終わりなき索敵
ニルス・ヘルナー
 → ヘルナー中佐
根岸
 航空宇宙軍内宇宙艦隊第三隊司令官。
 サラマンダー追跡の大部隊を指揮する。サラマンダーの動きを読み、ジュノーへの入港を言いあてる。
登場作品: サラマンダー追跡
ノヴァク医師
 ハスベル中尉の軍医学校時代の先輩。
 ガニメデでの航空宇宙軍捕虜のサイボーグ化プロジェクトに参加。戦後、託児所で医師をしていたが、カミンスキイ中佐の訪問にあいプロジェクトの内容をもらした後、彼を尾けてきた警官に撃たれて死亡する。
登場作品: 失われた翼
ノックス大尉
 月面都市の、航空宇宙軍警務隊の捜査員。
 ダンテを逮捕、拷問する。タナトス戦闘団の工場襲撃の時偵察に向かうが、銃撃戦となり戦死。
登場作品: タナトス戦闘団

は行

バード大佐
 在エリヌスの戦術研究所バード分遣隊隊長。
 オールト雲の観測隊から帰還し、次の有人外宇宙探査の準備をする。
登場作品: 終わりなき索敵
バートラム・ラッセル
 → ラム
榛原特務大尉
 ユリシーズ二世号乗員。
 ユリシーズ二世号からの通信が太陽系に届いていないことに気付く。百年以上の航行を終え、センチュリー・ステーションの基地に配属が決まるが、ロックウッド准将の指名で汎銀河世界への第一次艦隊の通信長となる。惑星バラティアの地上からの攻撃により死亡。
登場作品: 終わりなき索敵
バイラブ
 追撃宇宙船。
 ハヌマンのあらゆる情報が電子脳にコピーされている小型有人偵察艇だが、ガネッシュ追跡の絶対命令を無視した乗組員を殺しガネッシュの追跡を続ける。
登場作品: ガネッシュとバイラブ
ハスベル中尉
 ハスベル夫人の一人息子。
 もと軍医中尉で、ヒマリアの医療研究施設でサイボーグ化プロジェクトに関係していた。作業体Kを共同研究者のように考えて、動乱終結時に作業体Kの保護を主張する。他の基地要員が作業体Kに殺されたため基地にただ一人残され、作業体Kについての記録を残して自殺する。
登場作品: 失われた翼、葬られた過去
ハスベル夫人
 アンナ・ハスベル。ツボウ機関に協力してカミンスキイ中佐の潜伏先を提供している未亡人。
 ヒマリアから帰ってこない息子の捜索をカミンスキイに依頼する。
登場作品: 失われた翼
ハスベル大佐
 アンナ・ハスベル夫人の亡くなった夫。元ガニメデ宇宙軍の大佐。
登場作品: 失われた翼
長谷川技官
 国立海獣訓練センターの訓練士。
 シャチの飼育に生き甲斐を感じ50歳を越えても技官のままでいる。ジョーイが海事事業団に引き渡されるのを知り、彼を逃がし、訓練士を引退する。数年後、松崎少佐に乞われ、生物制御系に組込まれたジョーイとのコンタクトを行う。
登場作品: ジョーイ・オルカ
ハチェット
 掃海艇CCR−42の掃海長。
 田沢の部下。ヒマリア到着後はコンピュータの調査を行うロックウッド少佐と行動をともにする。
登場作品: 最後の戦闘航海、死に絶えた海、葬られた過去
ハヌマン
 内宇宙航行船P・29の三級機関士。
 遺伝子交換により、汎銀河人となることを拒否する。P・29による政府との交渉に失敗するが、P・29で一千光年以上彼方の地球に向かう。40年がかりでクローン体・ガネッシュを作り、冷凍睡眠にはいる。
登場作品: ガネッシュとバイラブ
パルバティ
 汎銀河資源開発公社、CB−8越冬観測隊測地班員。
 HPの地上照射を止めるため、ギュンター達とともに極点基地に向かい、困難の末にこれを止める。
登場作品: 惑星CB−8越冬隊
ハンス・ホルツァー
 → ホルツァー軍曹
ハン博士
 ユリシーズ観測員。
 プローブの整備中にいきなりハッチが閉じ、プローブとの連絡通廊に閉じこめられるが、作業体Kによって救出される。SGへの通信回路解放に慎重なロックウッド大佐に反対し、記憶領域の全面解放を主張する。
登場作品: 終わりなき索敵
ピーター・ギゾム
 → ギゾム二士
ピート
 セレス・シティの、頑固で無愛想なジャンク屋。
 タナトス戦闘団の生き残り。オロイにオルカ・キラーの情報を流し、キリノにも知られたため、二人を殺そうとする。忍びこんだ他のジャンク屋と格闘になり、死亡。
登場作品: トランパー・キリノ
ヒェン少佐
 ズ・ヒェン。カリスト戦略情報部統合憲兵隊隊長。
 は虫類を思わせるような人物。エリクセン准将の起こしたクーデターの実働部隊を率いるが、鎮圧後、姿をくらます。
登場作品: カリスト−開戦前夜−
ビシュヌ
 → ヴィシュヌ・シマザキ
広瀬少尉
 航空宇宙軍フリゲート艦ジェミニの観測員。
 小惑星急行作戦に参加する。アチット大佐の死後、艦隊指揮官となったクズネトゥフ少佐から、作戦の本当の目的を知る。
登場作品: 小惑星急行
ファイサル大尉
 ユリシーズ二世号の航法担当士官。
 シェフチェンコ中佐に最も近い人物で、ロックウッド大佐に警戒される。航行中の観測で空間流を発見する。
登場作品: 終わりなき索敵
フィッシャー提督
 タイタン軍最高司令官。
 タイタンの国防方針を一人で引っ張っている。タイタン独自の国防戦略を考えており、外惑星連合軍の結成には、最後まで反対していた。
登場作品: カリスト−開戦前夜−
ブーフハイム少佐
 サミュエル・ブーフハイム。ラザルスの一人。
登場作品: 星と海とサバンナ
フォード少佐
 イオ軍少佐。
 エネルギー開発局時代からアルゴス−IIIに勤務していた。アルゴス−IIIの管理、運用を担当していた。ジャルート大佐の下でカリスト、ガニメデ軍人たちを攻撃する。
登場作品: 最終兵器ネメシス
淵田少佐
 タイタン航空隊隊員。
 もと哨戒艦艦長だったが事故を起こし艦隊勤務に戻れなくなり、タイタン航空隊に入る。タイタン降伏による任務完了時の唯一の生き残り。
登場作品: タイタン航空隊
ブラッドレー艦長
 ジョン・ブラッドレー。イカルス−IIIの艦長。
 人類で初めて外宇宙を航行し帰還した英雄。帰還後、K・R−6でサイボーグ宇宙飛行士の研究を行なうが、このころから宇宙に出ることに恐怖を感じ、カトマンドゥで隠遁する。ジョー・シマザキの父親。
登場作品: 星空のフロンティア
ブラトナ
 パルバティの同僚の測地班員。
 輸送機の事故で凍傷にあい、パルバティ、ツラギにとり残されたと思い、雪洞を抜け出して失踪し、行方不明となる。
登場作品: 惑星CB−8越冬隊
プランナー
 汎銀河資源開発公社、CB−8越冬観測隊のプロジェクト・プランナー。
 権威主義で利己的。地球人基地への影響を無視して、融氷計画の予備実験を行なおうとする。極点基地の気圧低下のため死亡する。
登場作品: 惑星CB−8越冬隊
フルニエ二曹
 タートル兵の一人。
 高木三曹チャン三曹の同僚で、作戦変更を伝えるために現れ、二人を救出する。
登場作品: ドン亀野郎ども
ブロー軍曹
 カリスト国境警備隊からのちタナトス戦闘団。
 カリストの演習では、ラムの班の班長を務め、エイラト基地のラザルス回収作戦では、タイタン周回軌道に残された戦闘団主力を指揮する。
登場作品: カリスト−開戦前夜−、タナトス戦闘団、タナトス戦闘団(星の墓標)
教授(プロフェッサー)
 SPAの理論面の指導者で、土星系組織の指導者。
 外見はごく普通の中年。恒星間戦略を考えて、SPAを裏切り、ヴェルナー大佐と密約する。ジャムナの遺志をついだオグにより殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
ヘイズ一曹
 ジョー・シマザキの同僚。
 シビル・11に機関員として乗り込む。北米系の黒人。シャフト内で、外部への通信を試みながら死亡。
登場作品: 星空のフロンティア
ヘルドルフ大佐
 月面の航空宇宙軍警務隊の指揮官。
 ノックス大尉の上司。
登場作品: タナトス戦闘団
ヘルナー中佐
 ニルス・ヘルナー。タイタン軍士官で、仮装巡洋艦バシリスク艦長。
 バシリスクが情報収集船だったころに、ダンテを救出、治療する。
 動乱勃発時、外惑星連合軍の奇襲攻撃のため、アトランティックステーションを攻撃した後、ダンテらの乗った輸送機を救出、太陽の周回軌道に乗って脱出する。情報収集船の時代からクルーの異動を行わず、通商破壊作戦を続けるが、空間流に落ち込み漂流する。艦に一人残り空間流の観測を続けるが、ムルキラを見て艦を退出し、命を落としたクルーたちの意識に加わる。
登場作品: タナトス戦闘団、仮装巡洋艦バシリスク、水星遊撃隊、終わりなき索敵
ヘレン
 ジェローム・ダツ中佐の乗る輸送艦の航法コンピュータ。
 音声による入力、応対ができる。
登場作品: 襲撃艦ヴァルキリー
ヘロム・ダンテ・フェルナンデス
 → ダンテ
ホアン大佐
 ガニメデの治安警察軍将校。
 占領国対策のために大佐になっているが、実際は大尉級。ヒマリア調査で、情報部員の便乗をクラウス中佐に強要されるロックウッド少佐に助け舟を出す。SPA工作員の潜入に気付き、クラウス中佐を射殺したトゥアン少尉を射殺する。
登場作品: 見捨てられた星
ホルツァー軍曹
 ハンス・ホルツァー。ラザルスの一人。
 もと整備工。
登場作品: タナトス戦闘団(星の墓標)、星と海とサバンナ

ま行

松崎少佐
 航空宇宙軍警務隊少佐。
 生物制御システムの研究のため、国立海獣訓練センターのシャチを襲う。また極秘にジョーイを捕獲し、長谷川を利用しようとする。
登場作品: ジョーイ・オルカ
マヤ・シマザキ
 もとK・R−6の設営員、オディセウス−0乗員で最後の生き残り。
 レーザ溶断器で研究施設を破壊しようとして、とりおさえられる。この賠償のため、オディセウス−0に甲板員、衛生兵として乗り込む。がシャフトに引き込まれたときに、息子のヴィシュヌを切り捨てる艦長の方針に反対して監禁され、結局他のクルーを見殺しにする。
 シャフトを航行するオディセウス−0で、復活したジョーを迎える。
登場作品: 星空のフロンティア、終わりなき索敵
マリア・シソン
 → シソン博士
マルコーニ刑事課長
 ルシアン・マルコーニ。エリヌス公安部、ロペス部長の腹心。
 気密服戦闘訓練をうけた精鋭部隊A班の班長。デュクレ市長を保護し旧基地に隠れ、アクエリアスに保護される。ジャムナをかばったタマンに射殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
溝口大尉
 航空宇宙軍の護送船団警備艦の艦長。
 開戦前からの職業軍人。ヴァルキリーの弾着観測を予測し、攻撃を回避する。戦後はゾディアック級のフリゲート艦の艦長となる。
登場作品: 砲戦距離12000
ミッチナー将軍
 カリスト防衛艦隊司令官。
 好戦的で、自分の艦隊を出撃させたくてしかたない。
 ダグラス将軍の死後、幕僚会議議長に就任し、アナンケ襲撃や月面攻撃などの強引な作戦を決行する。山下准将との対立がクーデターに発展することをおそれ、陸戦隊を解体しようとする。
 航空宇宙軍のアナンケ攻撃時に幕僚会議議長を辞任し、第一艦隊に座乗して直接指揮をとり補給艦隊を攻撃に向かう。
登場作品: アナンケ迎撃作戦、カリスト−開戦前夜−、タナトス戦闘団
ミュラー准将
 カリスト幕僚会議次席議長。
 ミッチナー将軍の出撃により、幕僚会議議長を代行するが、ギンズバーグを国家主席とする新政権誕生により更迭される。
登場作品: アナンケ迎撃作戦
ミン大尉
 航空宇宙軍外宇宙艦隊シリウス方面隊所属の哨戒艇(グルカ107)の艇長。
登場作品: 仮装巡洋艦バシリスク
ミン中佐
 航空宇宙軍内宇宙艦隊第三戦隊戦務参謀。
 論理を積み重ねて状況を把握するタイプで、議論を重ねるにつれて冷静になる。タンカーの捕獲を主張し、キャラハン大佐の意見に反対する。
登場作品: サラマンダー追跡
ムハンマド班長
 エリヌス警官隊の正規職員。
 SPAとの銃撃戦になる前にザカリア達を置いて逃亡する。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
ムラド提督
 外惑星連合軍第二艦隊指令官。
 物事の事実関係だけを正確に把握することができる。幕僚会議の戦闘停止命令を無視した第一艦隊との交戦準備をすすめる。
登場作品: アナンケ迎撃作戦
ムルキラ
 宇宙に飛ぶ鳥。
 バシリスクの若い機関士や江崎中佐など、宇宙で命を落とした人が最期に出会い、宇宙の仕組みを示唆する。ロックウッド大佐を惑星CB−8に導き、超光速技術を過去に知らせることの危険性を語る。
登場作品: 惑星CB−8越冬隊、仮装巡洋艦バシリスク、終わりなき索敵
モンデール中佐
 カリスト軍から派遣されてきた兵科士官でアルゴス−IIIの副長。
 観測データの破棄についてジャルート大佐らと対立する。工作員を使ってイオ軍人たちを投降させようとするが、反撃にあい死亡する。
登場作品: 最終兵器ネメシス

や行

八木澤少尉
 ワルハラステーションで整備中の母艦から、ザナック中尉の汎用艇に便乗して、オリンピア鉄道を使って、オリンピア基地に降下する。
登場作品: 火星鉄道十九
矢沢少尉
 航空宇宙軍137機動旅団偵察大隊矢沢小隊隊長。
 ジャヌーで司令部が砲撃を受けた後、偵察大隊の戦術指揮官を代行し、ジョンソン少佐の命令を受けてジャヌー人の虐殺を実行する。
登場作品: 137機動旅団
安井一曹
 航空宇宙軍フリゲート艦、アクエリアス主計兵。
 地球生まれで、民族の違いにこだわる。愛妻家。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
山下准将
 山下智行。カリスト国境警備隊司令官。
 配下にダンテのタナトス戦闘団を持つ。
 クーデター政府の防衛艦隊司令官に指名されるが、タナトス戦闘団にこれを鎮圧させる。
 戦況が守勢に回ってからは早期講和を主張し、ミッチナー将軍と対立する。アナンケ作戦に反対し、部下の陸戦隊の投入をこばむ。ギンズバーグを国家主席とする新政権で幕僚会議議長に就任し、航空宇宙軍に和平交渉をよびかける。
登場作品: アナンケ迎撃作戦、カリスト−開戦前夜−
山田伍長
 航空宇宙軍137機動旅団偵察大隊矢沢小隊に編入されたばかりの兵。
 ジャヌーでの最初の戦いで生き残った三人のうちの一人。
登場作品: 137機動旅団
 → 緒方優

ら行

ラーマン大佐
 航空宇宙軍内宇宙艦隊第三戦隊旗艦アリエス艦長。
登場作品: サラマンダー追跡
ラインハート
 パルバティらの、極点基地に向かう隊の隊長。
 ギュンターの兄。無口で沈着冷静。極点基地直前の雪壁からバインダー基地に戻る途中に死亡?
登場作品: 惑星CB−8越冬隊
ラクソン技師
 ジアウル・ラクソン。ラザルスの一人。
登場作品: 星と海とサバンナ
ラティフ少佐
 ガニメデ軍からアルゴス−IIIに派遣された連絡将校。
 カリスト・ガニメデ軍人中で、ジャルート大佐らの攻撃で唯一生き残ったが、フォード大佐に射殺される。
登場作品: 最終兵器ネメシス
ラファー
 エリヌスのオールド・ベースに住む、オリジナルの一人。
 世捨て人。オグに協力して、SPA侵攻軍をだまし討つが、仮死状態となったソコロフを蘇生させる。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
ラム
 バートラム・ラッセル。爆破の専門家で、宇宙空間作業資格を持っている技術軍曹。
 上官を殴り倒して入れられた営倉で、ダンテによりタナトス戦闘団に引き抜かれる。
 ダンテとともに、ジョーイの砲撃で命を落とし、宇宙で命を落とした人々の意識の集合体に加わる。
登場作品: カリスト−開戦前夜−、タナトス戦闘団、タナトス戦闘団(星の墓標)、終わりなき索敵
ランス
 ローレンス・ブライアント。タナトス戦闘団の副隊長。
 もとカリスト第一艦隊所属。外惑星防衛戦略と仮装巡洋艦隊の運用についての論文でミッチナー将軍の不興を買い、ジュノーの駐在武官に左遷させられそうになるが、出発の直前にダンテに引き抜かれタナトス戦闘団の副隊長となる。航宙級パイロットライセンスを持ち、事務処理能力にも長けている。
登場作品: カリスト−開戦前夜−、タナトス戦闘団、タナトス戦闘団(星の墓標)
ランド中尉
 ジェームス・ランド。ラザルスの一人。
 最後の生き残り。もとタイタン防衛宇宙軍航空士官。数百時間の漂流の末、小惑星帯で救出される。相手の考えていることが読める特殊な能力を持つ。
登場作品: タナトス戦闘団(星の墓標)、星と海とサバンナ
ランバハドール・タマン
 → タマン三曹
リー
 カリスト生まれ、SPAシンパ。
 ソンタグ医師の後、反政府運動リーダーとなる。強硬派。天王星連合政権、エリヌス市旗を引きずり降ろし、外惑星連合軍旗を掲げようとして、警官の一人を刺し、ザカリアらに阻止される。ロペスの偽情報により、侵攻部隊に立ち向かい、ソコロフに射殺される。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
リー二曹
 特設砲艦レニー・ルークの通信士。
 レニー・ルーク4人のクルーのうち、最年少のクルー。
登場作品: 土砂降り戦隊
ルシアン・マルコーニ
 → マルコーニ刑事課長
ルフェーブル特務少尉
 ユリシーズ二世号乗員。
登場作品: 終わりなき索敵
レム
 測隊気象観測班員。
 二番輸送機の事故での唯一の生き残り。極点基地に向うが、G・23氷海からバインダー基地に戻る。
登場作品: 惑星CB−8越冬隊
ローザ
 ランスの元彼女。
 ランスの左遷により、他の男に走った。
登場作品: カリスト−開戦前夜−
ローラ
 ローラ・カリンスカヤ。ヒマリアの重力波観測基地の研究者。
 田沢ズォンのもと同僚で、ズォンと結婚するはずだったが、ヒマリアの機雷封鎖により死亡する。医療研究施設を脱走した作業体Kが、重力波研究施設に保護を求めてきたため、ガニメデ宇宙軍参謀本部長とツボウ提督に、Kの処分命令の撤回を求めた。
登場作品: 最後の戦闘航海、死に絶えた海、葬られた過去
ローレンス・ブライアント
 → ランス
ロックウッド
 航空宇宙軍士官。
 外宇宙探査課所属。重力派研究所の観測データを手に入れるため、田沢に爆雷で封鎖されたヒマリアまでの往復を依頼する。
 初の外宇宙友人観測船ユリシーズの艦長となり、SGの調査に向かう。
 ユリシーズの破壊を未来から防ごうとする作業体Kの干渉により、コンピュータの情報破壊などのミスを犯す。SGへの通信系の開放を拒否し、ユリシーズ内で孤立する。SGとの交信によりジャムツォ中将の記憶を得るが、そのなかでムルキラの存在に気付き、超光速技術を過去へ知らせることの危険性を示唆される。このためSGから送信されたファイルを開くことを拒否するが、そのために江崎中佐に拘禁される。
登場作品: 最後の戦闘航海、見捨てられた星、死に絶えた海、葬られた過去、終わりなき索敵
ロッド
 エミリオ・ロドリゲス。もと戦略情報部技術軍曹で、コンピュータ、情報処理の専門家。
 アチェベ中佐の下で、地球のエージェントから押収したRAMカードの復元を行なう。後、タナトス戦闘団で、ランス直属の通信士となる。
登場作品: カリスト−開戦前夜−、タナトス戦闘団、タナトス戦闘団(星の墓標)、終わりなき索敵
ロドリゲス少佐
 航空宇宙軍外宇宙艦隊少佐。
 ダツ中佐と同じ輸送船団の先導艦でプロクシマ系に向うが、ヴァルキリーに撃破されて死亡。
登場作品: 襲撃艦ヴァルキリー
ロペス部長
 地球出身のエリヌスの公安部長。
 短躯、ガニ股、心臓病、頭髪が薄い。普段は愚鈍そうに見せかけているが、非常に頭が切れる。オールド・ベースで負傷し、旧基地に向う途中で「これから面白くなるところなのに」と言い遺して死亡。
登場作品: エリヌス−戒厳令−
 
 

●戻る