『覇者の戦塵』アンケート集計結果

「こうしゅうえいせい正」の全員参加企画のひとつとして実施した、『覇者の戦塵』に関したアンケート（同時に『軌道傭兵』やその他のへの質問もあり、その中から『覇者の戦塵』に関する質問のみ）をまとめました。
　このアンケートの実施は１９９３年の春頃であり『覇者の戦塵１９３６　第二次オホーツク海戦』以降の展開は未知のままでした。

編集者：岩瀬［従軍魔法使い］史明

質問−１　『覇者の戦塵』シリーズの主人公は誰だと思いますか。

　この設問は、作品の内容からすると、実に外道であります。普通に読んだら、特定の『主人公』なんて……いるように読めませんよね。解答者も、他の質問に比べて際だって少なかったです。だからまともに答えたら、
　《阪本[初代]雅哉：主人公なし》、《田中[暗号兵]正人：わかりません》、《中野[日本以外全部沈没]浩三：シミュレーションに主人公はいらない》、《石飛[人外魔教教祖]卓美：みんなが主人公》てな具合いになります。
　敢えていうなら、各巻ごとになら中心人物といえる人がいますから、
《平井[防衛事務次官]博英：一巻、南部武明：二巻、小早川大尉》というようにはいえるでしょうか。
　だけど、この設問をこじつけたのには狙いがあったのです。
　一つにはキャラクターの人気がある程度覗けるかな、ということ。だけど、集計によるトップの尽瞑や二位の南部武明は、登場の多さ（特にシリーズ前半の。「オホーツク」以後はまだ読んでないらしい解答者がけっこういた）で選ばれたところも多いみたいですね。尽瞑氏はある意味で（歴史の干渉者として）作者の代理人ですが、彼自身が目立って活躍するタイプではありません。

　複数票の集計結果は以下の通りです。

１位	上村尽瞑	８票
２位	南部武明	３票＋２（１巻のみの註釈つき）
３位	石原莞爾 北満州油田（^_^;）	各２票

　　ううむ。《田中[火星大王]裕晃：性格がほとんどレディＬの石原莞爾中佐（大佐）》と《阪本[イベント専門ツアコン]礼子：日下部さん》、《林田邦昭：タンクキラーに辻さん》あたりが印象的なキャラクターだったということかな？　しかしこの票数ではなんともいえませんね……
　航空宇宙軍史とは違う意味で読者を選ぶシリーズである『覇者の戦塵』。
　来年はガイドブックを是非つくらなくては……ちょっともったいないです。
　さて、もう一つの狙いは、読者が解釈するところのテーマが引き出されるのではないかということです。その類の解答を、以下、列挙してみますと、
　《崎山[はんぎょどん]茂樹：あの時代の心ある日本人》、《岡村[体操のお兄さん]隆司：尽瞑（上村尽瞑）等によって、ちょっかいを加えられる歴史（『尽瞑』＝『時の行者』説）》、《久保田[ＯＥＭ]満：時の流れ》　^_^;
　《林[艦政本部開発部長]譲治：組織そのものかもしれない》
　最後に、人外協なら当然出てくる、（をひをひ^_^;）解答を列挙しませう。
　《山口[タナトス戦闘団付深度測定長（少尉）]雅子：……ダンテ隊長でないことは分かるんですが……。》、《小林[牛どん仮面]英明：南部「ダシを取るんですね」「それは昆布でんがな」（←ひとりボケツッコミ。禁じ手）》、《落合[いまいちキャラクターの薄い、ＭＳＧ]哲也：ハスミ機長》
　おあとがよろしいようで……ちゃん、ちゃん。

質問−２　『覇者の戦塵』の今後の展開を予想してください。
　　　　　　　または、どうなってほしいですか？

　当然と言えば当然ですが、これはもう、解答を列挙するしかない、集計のしようがない状況ですね。鋭く本質をつく見解から、危ない解答まで、五十音順で、どうぞ！

ちゃん、ちゃん！

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