Operation ‘AQUARIUS’

各部分図

全体図
爆雷発射姿勢のアクエリアス
 機動カタパルトが展開され第一弾はすでに艦体最後方に下げられ、装填状態にある。
 前方のメインセンサのハッチが開かれ、大口径光学望遠鏡が照準に使われている。
 センサクラスタから伸びているワイヤは先端部に光学照準器がつけられステレオレンジファインダー(数キロメートルの展張が可能)として使用されている。
 通常、バンブルビーを射出するのに使われるハッチからは展開前の使い捨てパッシブレーダが射出されたところである。
 なお、艦体前半部のストライプはフェイズドアレイレーダである。



艦外作業

加速中の艦外作業
 乗組員が着ているのはレナウン・シル33セミハードタイプであり、通常市販されているものと基本的に変わらないが、上半身は強化外骨格によって補強されている。体の重心に小型のウインチがとりつけられており、艦体艦首部のクレーンによって吊り下げられ、修理などをおこなう。




後方からのアクエリアス

アクエリアス後方パース
 上の矢印は、敵機動爆雷などの主な来襲方向を示す。艦体のハッチ類は全て閉鎖されレーザとセンサクラスタの受光面のみが開口されている。
 アクエリアスの基本的な爆雷防御手段は以下の通りである。

  1. レーザで爆雷破片を狙撃、細分化しまた表面をプラズマ化し帯電せしめる。
  2. 推進プラズマで破片を減速、帯電。
  3. 強大な核炉の磁場で オーム加熱をもたらして蒸発させる。

 後方の巨大な円盤はノズルではない。終端コイルを納めたフレアシールドである。なお、アクエリアスの主な戦闘方向はノズルが前方となる。




機動爆雷

プッシャープレートを展開した機動爆雷
 上海火力技術院 洛陽三型AAUG洛陽三型は破壊力よりも破片密度を重視したいわゆるソフトスキンキラーである。
 しかしその絶大な破壊力の前には仮装巡洋艦の正面装甲はひとたまりもない。前端部の円盤は無重量空間で長さ30センチにまで成長させた針状無転移単結晶を圧縮磁場コンパクションで成型した弾体である。
 後方のプッシャープレートは一発目の比較的小規模の核爆発で衝撃成型される。




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