Operation ‘AQUARIUS’

透視図

概説

 ゾディアックの構造はそれ以前の戦闘艦と異なり、戦闘時の生存性の向上を主眼においた艦内配置となっている。もっとも生存性が要求される居住区画をシャフトとして中心部分に据え、前端には格納庫と発進デッキ、後端には艦内構造の基礎となるショックアブソーバ付第一装甲デッキと金剛七型エンジンを配置、周囲は機動爆雷倉で取巻かれ、さらに全体を包み込む形で成型された推進剤タンクに取囲まれている。推進剤タンクは小室に細分化され通電により活性化されると推進剤の残量によりそれぞれが自緊する。これによりタンク内での空隙によるガスの発生や機動中の推進剤の不安定な慣性を除去でき、レーザなどによる誘爆の危険性も減少する。またこのタンクは秒速三百m以上の衝撃を受けると瞬間固化し、破砕装甲の役割も果す。
 外形は紡錘形。後半部は絞り込まれた曲線で構成されており爆雷やレーザに対する暴露面積の減少を図っている。
 

透視図
1. 放熱翼
2. オーム加熱多燃料バーニア
3. 6m反射望遠鏡
4. IR・IPシュミット望遠鏡
5. 熱交換器
6. 放熱翼格納部
7. 推進剤内排熱システム(水にのみ排熱)
8. 多層自緊型推進剤タンク
9. 緊急用推進剤移動ポンプ及びパイプ
31. 推進剤冷却フィン/ヒートポンプライン
32. 多層自緊型推進剤タンク
33. バンブルビー
35. メインシャフト
36. 主推進剤タンク隔壁
37. メインエアロック兼機材ハッチ
38. 格納庫/発進甲板
41. 前方格納庫/環境維持サブシステムルーム
10. センサクラスタ
11. 爆雷ハッチスライドレール/アクチュエーター
12. 爆雷装填クレーン
13. レーザ装甲砲塔
14. 第一装甲デッキ
15. 後部バーニア
16. フレアシールド
17. 終端磁場発生コイル
18. フレアシールド冷却パイプ
19. ノズルジンバルガード/サブアクチュエーター
20. メインノズルアクチュエーター
21. 金剛七型エンジン
22. エンジン冷却剤ターミナル
23. 金剛七型サブシステムプラットフォーム
24. 液圧ショックアブソーバ
25. ペレット剤ドラム
26. ペレット加速レールガン
27. 機動爆雷
28. メンテナンストンネル
29. 冷却システムライン及び送電パイプ
30. 主構造材
34. 爆雷倉内移動レール
36. 主推進剤タンク隔壁
38. 格納庫/発進甲板
39. 使い捨てパッシブレーダ
40. 機動爆雷移動レール
透視図
基礎諸元
全長 120 m
全質量 5.76 x 107 Kg
 内推進剤質量 2.1 x 107 Kg
D・He3  3.3 x 106 Kg
2O   1.83 x 107 Kg
質量比 1.6
推進剤噴射速度  1.0 x 107 m/s
最大巡航加速度 9.8 m/s2
最大巡航推力 5.6 x 108 N

 
*作画の都合上、装甲の厚さなどを無視している部分がある。
 了承されたい。




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