串本
(2011.08/06-09)

ダイビング分科会:ほらふきクラブ

 普通に関西で生活していると台風9号の影響なんてまったく感じることはない。実際、ダイビングに向かうまで台風は沖縄に向かっているとしか認識していなかった。しかし串本の海は数日前からうねりが入り、にごり始めていたらしい。
 串本へ向かう途中の何箇所かはとんでもない豪雨だったり、波浪注意報が出ていて一部の道路で片側通行になっている。

2011.08/06

橋杭岩海水浴場

 朝から海岸を見ると、なんともサーフィンに向いたような波が打ち寄せている。当然ながらビーチもボートポイントもクローズで、 古座川も前日の雨で増水していて危険。
 というわけで、橋杭岩海水浴場へ。ここは紀伊大島に遮られているためうねりは入ってこないけど、透明度はやっぱり最悪。過去に潜った中で最悪の透明度と言っても良いだろう。
 かろうじて前に居るダイバーのフィンは見えるけど全身は見えない。当然ながらガイドがどこに向かっているのかは、自分の前にいる人が迷っていないことだけが頼り。もっとも最大水深が3m弱、完全にはぐれてしまってもほんの少しだけ浮上すればすぐそこに海水浴場の海岸が見えているのでたいして問題はない。
 実際には見えなくてもぼんやりと人の居る気配は伝わってくるのではぐれることはなかったが、他のチームが居たら間違いなく入り乱れてしまっていただろう。
 滅多に潜らないということで一本くらいは良いけど、さすがにそれ以上は潜る気になれず終了。もし機会があれば、透明度がもう少し良いときにもう一回くらいは潜っても。

海岸の様子 あなどれない花火

 天気は快晴なので、古座川上流の観光地巡りと温泉。夜は宴会と串本祭りで、それなりにはあなどれない花火大会を見学。

2011.08/07

備前、グラスワールド、住崎

 海況は少し回復、ボートダイビングも可能、でも奇跡が起こったわけではなく、うねりも強ければ透明度も悪いまま。
 どれだけうねっていても、濁っていても海水浴場で潜るよりははるかにまし。そして、せっかく串本まで潜りに来たんだからと三本目まで潜る。
 備前のフリソデエビは一匹に、グラスワールドのジョーフィッシュとハナヒゲウツボは行方不明、そして住崎のイセエビは岩陰に大量。特筆すべきことはなにもなく、終了。
 最後の住崎では、透明度は相変わらずだがうねりはおさまっていたので明日はもう少しましになっていることを期待。

エビ カニ 巨大なウミウシ

2011.08/08

グラスワールド、住崎

 前日までに比べると劇的な海況の回復。いつもの串本に比べて少し透明度が悪い程度になっているだけだが、少々離れてもガイドがはっきり見えると安心して潜れる。
 少々の透明度が悪いのはダイビングの魅力のひとつ。みえない海の先になにか大物が居るかもしれないと、期待しながらのんびりと潜る。マツカサウオやブリの小さいの(呼び名がわからない)が居たらしいが、それは些細なこと。

ブリの小さいの(名前不明) 小さいウミウシ



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