串本
(2010.08/07-09)

ダイビング分科会:ほらふきクラブ

 お盆になれば道路も現地もきっと混むに違いないと考えて、一週間早く串本の赤鯱でダイビング。でも、 過去のログを見てみたら最近はほぼ同じ時期に潜っているようだ。毎年、同じことを考えていたようだ。
 串本へ向かう途中の道は普段の休日よりも車が少なく、かなり順調に進む。

2010. 8/ 7

サンビラ、イスズミ礁、グラスワールド

 まずはイスズミ礁からとポイントへ向かうと、二つのブイにそれぞれシーマンズの船がダイバーを満載して停泊している。このまま人混みの中を潜るより場所を変えようとサンビラに変更、アオリイカの産卵床でもうすぐ生まれるかもしれない卵を見たり、あとは忘れた。

 夏のイスズミ礁の名物は群れになっているチョウチョウウオ。この日はいまひとつまとまりが悪かったが、それでも大量のチョウチョウウオやムレハタタテ、イサキ、メジナなどが居 る。
 ところでイスズミ礁に到着したとき二つあるはずのブイが一つ見あたらなかった。どうやら切れて流れてしまったらしいのだが、もしも潜ってる最中だと困るなぁ。

 次が500本目の記念ダイブだよと、言われる。400本を過ぎたあたりから本数を数えるのは止めたのだが、誰かが人の分まで数えていたらしい。希望を聞かれたので「ちまちましていない、グラスワールド」を希望、ほぼリクエスト通りだった。ただ、他のメンバーは楽しかっただろうか。
 最後にアンカーの下あたりに長年住んで居た黄色のジョーフィッシュ跡地を眺めて終了。 この黄色のジョーフィッシュはたしか2005年頃から、いつグラスワールドに潜ってもここに居た。これほど多く写真を取られたショーフィッシュはあまり居ないに違いないと思う。

クリーニング クリーニング ギンポ

2010. 8/ 8

備前、グラスワールド、吉右衛門

 備前は久々のハゼコースを行くとヤノダテハゼ、ダテハゼが大量に、そしてヤシャハゼが居た。アザハタの根のイシモチは大量に食われてしまったのか若干少なめ。

 この日のグラスワールドは船が満杯で、ダイバーも多そうなので普段あまり行かないコースを進む。たしかに、途中ほとんど他のダイバーを見かけることはなかった。途中でヒレナガネジリンボウを見ていると、その手前にワニゴチが着底。あぁっと思っていると、その後もちろん上空を通過していく。
 透明度は昨日よりもかなり良いし、すこし水温も高くて快適だがそのせいか潜っている間かなり眠かった。ふっと意識が飛びかけながら潜っていると、前方を進んでいるはずのガイドが右や左にいたりして結構危険。

 吉右衛門は少しだけ流れがあり、透明度は悪くなっている。魚は大量に居たけど、ダイコンとカメラを忘れたので何が居たのかは不明。

ヘラヤガラ ハゼ? ヤシャハゼ

 どうやら沖縄の南あたりに台風4号ができたらしい。まだ遠いので、翌日は潜れるだろうけど海況が心配。

2010. 8/ 9

サンビラ、イスズミ礁
 台風の影響かどうか不明だが、朝から雨。
 サンビラは初日と同じようにウミキノコの群生の上を通ってアオリイカの産卵床を回ってゆく。途中でかなり巨大なツバクロエイを目撃するが、水底が巻上がっているせいでまともな写真が撮れない。

 イスズミ礁は普段とは違って根の横を南向きに進む。ステージに到着後は砂地を回って戻るコース。イサキの群れやキンギョハナダイ、アマミスズメダイは群れで居たがアンカー下のハナゴンベは見かけなかった。
 サンビラの水底がにごにごなのはしかたないにしても、イスズミ礁の砂地まで巻上がっているのはやはり台風の影響でうねりが強くなっているのかもしれない。

アオリイカの卵 アオリイカの卵

おまけ

 道路の渋滞を嫌って平日帰ることにしたのに、広川の手前から下津の手前まで渋滞している。 こういうときは、そのまま渋滞の中に居た方が良いのか一般道を行った方が良いのか判断が非常に難しい。
 しかし、渋滞の中でイライラしているよりはと考えて広川で一般道へ。そこから先は通常国道42号線を行くのだが、カーナビが国道も迂回させようとしている。カーナビに従って有田まで到着したが、入り口もかなり混雑している。しかたないので、さらにカーナビの指示にしたがって山越えルートへ向かう。途中で離合は絶対に不可能、ガードレールもない急な坂道を40分ほど走って渋滞を過ぎた下津に到着、後は最後まで順調に帰宅した。



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