串本
(2009.05/02-05)

ダイビング分科会:ほらふきクラブ

 今年のGWも串本の海でダイビングのため、例のごとく赤鯱へ。

2009. 5/ 2

サンピラ、グラスワールド、住崎

たまには外洋へ行ってみたいと、双島沖二の根へ向かうが激流。アンカーは外れる、ダイバーは流され(というか、流れに逆らって前進できない)る。ここで潜るのは危険と判断しサンピラに移動。
 前回サンピラに潜ったのは一昨年、その前はもう思い出せない。なんでこんなに潜ってないのかよく分からない。場所によるのかそれとも海底が細かな泥になっていて、巻き上げやすいせいだろうか。
 まずはアオリイカの産卵床へ向かうが、イカの姿はなく卵も一カ所しかなかった。

 次はサンピラとは異なり串本へ来て潜らないことなんて滅多にない、おそらく串本で潜った1/4はここじゃないかと思うくらい潜っているグラスワールドへ。
 こちらもまずはアオリイカの産卵床へ。到着したときは別チームのダイバーが張り付いていて今回は駄目かなと思っていたのだが、少し待っていると大当たり。 入れ替わり立ち替わりで何組もが出現。 基本は二匹セットなんだけど、三匹セットで現れて雄同士で争っている姿もちらほら。
 その後、イザリウオとかジョーフィッシュを見に行ったような気がする。

 三本目の住崎では微妙にデコを気にしながらのダイビング。
 瀕死のフリソデエビやら、その他いろいろ居たらしいけど、特に気にせずに潜っているとなにも目に入らないから大丈夫。

アオリイカの産卵 アオリイカのペア クマドリイザリウオ

 ウミウシはどこのポイントでも溢れかえっていた。
 それに串本のあちらこちらでイザリウオが大量に発生しているような気がする。

2009. 5/ 3

グラスワールド、備前、グラスワールド

 新たなメンバーも増えたので、再度グラスワールドの産卵床へ向かうが残念ながら産卵シーンは見られない。 その後はイザリウオ三種とかジョー三匹とかを見るダイバーの周囲をキビナゴが取り囲むのを眺めていると時間が過ぎていく。

 備前では最初にアザハタの根へ向かい、そのままとって返してボロカサゴの探索。しばらく探したが見つからないのでそのままダイビング終了。しかし、移動距離が長かったからか探索時間が長かったのか、久々にエアの残量を睨みながらのエグジットとなってしまった。
 方向違いの両面作戦はちょっと無理があるだろうに。

これでもウミウシ? 冬のテングダイ アザハタの根の一部

 三本目はグラスワールドの浅場方面。一緒に潜っていた他の人はウミガメを三匹目撃したらしいのだが、なぜだかここでウミガメを滅多に目にすることがない。
 このとき、浅場とは逆方向のアオリイカの産卵床へ行ったチームがあったが、イカは現れなかったらしい。ジョーフィッシュも居なかったとか。

2009. 5/ 4

イスズミ礁、グラスワールド
 イスズミ礁へシモフリカメサンウミウシを探しにいった(らしい)。 それがどんなウミウシか知らないので探索に参加できないので、川のように流れているキビナゴの群れを眺めながら周囲をぷらぷらする。結局発見できなかったようで、その後はそれ以外の色々なウミウシを適当にそのあたりで見つけたりする。

 連日のグラスワールド浅場。
 チョウチョウウオのちょっとした群とサンゴに同化したウミガメ。

モンガラカワハギ 砂地に産みつけられたアオリイカの卵 チョウチョウウオの群 ウミガメ

 先日までに比べて微妙に水温が低い。
 微妙に寒いのと少し疲れているので、少しくらいはノンビリしようと考えこの日のダイビングは二本で終了。昼からは温泉に行ったりしてぷらぷら過ごす。

2009. 5/ 5

備前、グラスワールド
 アザハタの根の向こう側、砂地でハゼ探し。 ただし、ボートのついたアンカーが遠い側だったため結構な距離を泳ぐ羽目に。しかも連日のダイビングの結果、できるだけ浅い深度で移動するため結構疲れる。
 砂地で、なかなか引っ込まないヤシャハゼやセミエビなんかを見たあと中層を泳いで根まで戻る。最後に黒いクマドリイザリウオを見て終了。

 最後にもう一度グラスワールドの産卵床へ行くがアオリイカは不在。結局初日の大当たりだけだった。
 その後はイザリウオ三種とかジョー三匹とかを見るダイバーの周囲をキビナゴが取り囲むのを眺めていると時間が過ぎていく。
 この日のキビナゴは前日までに比べても数が多く、常に周囲を流れていたのだが、特に何も現れなかったのは残念。

ヤシャハゼ オニハゼ 黒いクマドリイザリウオ

朝から雨。最終日に雨が降るとダイビング終了後に機材が乾かずちょっと憂鬱になるはずだが、このツアーの中でもっとも透明度が良かったり、暖かかったりして微妙。 ただし港へ帰る船の上では雨粒が非常に痛かったりする。

おまけ

 高速道路がどこまで行っても1000円になったこともあって、帰路はかなりの渋滞を覚悟していた。実際に下津から御坊まで渋滞していた。
 とりあえず御坊南で一般道へ降りる。
 普段だと渋滞があると広川あたりから降りる車で一般道も混雑するはずだが今回はまったく混雑無しに海南まで到着する。海南で湯浅御坊道路に戻ると、すぐに上り坂だわ、トンネルはあるわの渋滞発生ポイントを通り抜け、あとは非常にスムーズに帰り着いた。
 途中で高速道路を降りたら1000円じゃなくなるのであえて渋滞を選んだ車が多かったんだろうか。



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