始めに
夜中に串本を目指して高速道路を走る。
ダイビングを始めた頃は、串本へ行く途中、「なんで、こんな遠いところまで潜りにこなあかんねん」と思っていたり、「近場に(串本とかその周辺)に3回行くのを我慢したら沖縄に行ける」なんて考えていた。なのに、日本近海に3つも台風(15、16、17号)が発生していても、仕事を終えてから串本へ向かうのは何故だろう。
2007.10/06
アンドの鼻、サンピラ、住崎
人生の苦しいとき楽しいとき、そうしたすべてがニゴニゴの海の中にある。そんなニゴニゴの海にいるときダイバーは「良かった探し」を始めるようになるのかもしれない。
アンドの鼻にはアザハタの根がある。しかし、近くまで行っても人の気配はあるもののクロホシイシモチの姿は見えない。まぁ、所詮はクロホシイシモチの集団に過ぎないと諦めて通り過ぎる。その後、近くでフリソデエビの養殖中のペアを探していたようだ。
グラスワールドへエントリーして先に入ったガイドが“STOP”サインを出すのに、“STOP”だと思わず手を振り替えしながら潜行なんてしちゃいかんよ。
サンビラも住崎も似たようなウネウネでニゴニゴで、でもこんな海で潜るのもそれはそれで楽しかったりするのは何故だろう。
2007.10/07
古座川、内浦ビーチ
昨日よりいっそう風も強まり、船は出ず、ビーチにはサーファーの姿が見える。そして、サーファーの喜ぶ海はダイビングには向かない。
なわけで古座川に潜ることに。海のニゴニゴも川にまでは影響なく、流れも気になるほどはなく、水深もそこそこ。ただし川だけに水温は低め。
海と違って川の生物はあまり馴染みがないが、テナガエビにカニにイワナやアユにアユカケなどが居たんだ思う。しかし川の魚は海の魚よりもすばっしっこいのか写真を撮るのは困難。
午後からは須江に移動し内浦ビーチへ。
最近、ガンガゼを見るのが楽しい。群れているガンガゼの端っこに少しプレッシャーをかけてやるとプレッシャーに反応し移動しようとする個体と、玉突きのように動き出しその内安定するガンガゼの群れ。ただし動きはそれほど速くないのでじっくり見ているとガイドからはぐれてしまうのが玉に瑕。ガンガゼを覗いているとトゲの隙間に地味な幼魚がいる。地味な魚に興味はないがそのガンガゼにはプレッシャーをかけずに通り過ぎる。
カマスやアジにアオヤガラの群れはいたけど、魚は比較的少なめ。
おまけ
4年前の牟岐で潜ったときよりははるかにましだったと思う。
それと、偶然発見したときに全員で共有した方が良い生物については事前に明示していくと良いと思う(ただし、覚えて居られればだけど)。