始めに
お盆は串本でダイビングをする、しなければお盆は来ない。昨年は台風の影響で、お盆が来ずに秋になってしまった。いや、お盆以外にも色々なかった。
今年は直接台風の影響を受けることはなかったが、それでも数多く発生した熱帯低気圧や台風の影響で外洋には行けなかったし、内湾もビーチもうねりが大きかった。
2007. 8/11
住崎、グラスワールド、イスズミ礁
最近、なぜだかツアーの最初に潜るときにドキドキするようになってしまった。おおよそ一ヶ月ぶりのダイビングの今回も不安が強く、どうしても10mよりも下に行くことができずにいた。結局はなんとか呼吸を落ち着けて、ゆっくりと潜降し
て無事合流できたのだが。
苦労しながら潜ったのに、うねりと濁りでいまひとつだった。
いつもより魚が少ないグラスワールドは見慣れない地形が広がっていて、あまりグラスワールドに潜った気がしない。どうやら台風の影響で地形が変わってしまったらしい。
ただ、少し前に発見された小指よりも細いジョーくんがかわいいから許してもいいかな。うどんより細いジョーは、ここで見ておかないとすぐに普通のジョーになってしまう
から。
イスズミ礁で名前の由来になった『イスズミ』を初めて見た。ガイドも初めてだと言っていたさし、名前の由来になってからは減ってしまったのだろう。
そのかわり、夏のイスズミ礁といえばチョウチョウウオ玉なのに、今回は申し訳程度に数匹だけ。先週は玉になるほどだったらしいが、これも台風の影響だろうか。
ところで、砂地の砂遊でフィンを脱がされた某ガイドはビーチサンダル
を履いていた。フィンなしで砂地(もちろん水中)を歩く姿が水中を感じさせなかったのでしばらく不思議に思わなかったが、バイオフィンにサンダルって普通じゃない。素足に近い状態でフィンを履いて足の甲
やらアキレス腱のあたりが痛くないのだろうか。
2007. 8/12
マリンセンター前ビーチ、備前、グラスワールド、備前
朝食前に雨のマリンセンター前ビーチに潜っ
たのは400本の記念ダイビングをなるべく多くの仲間と潜るべきという要望の本数調整につき合ったから。もちろん純粋により多く潜りたいと思って潜った人も。
相変わらずのうねりと透明度の悪さに、潜水時間30分と早々に切り上げてしまった。
昨日、何度も目的地に設定されながら何者かに阻止されていた備前。昨日は三度も「備前へ行きます」と聞いた。なのでブリーフィングを聞きながらも疑っていたのは私だけではないはずだ。
エントリーすると“海が青い”、“海底まで見える”、昨日の濁りとうねりが嘘のようにスコーンと抜けきった海。やはり夏の海はこうでなくてはならない。
一緒に潜った50本記念ダイビングのKちゃん、安全停止中にガイドに「マスクにコンタクトをしている人を初めて見ました」とスレートに書かれていた。
覗き込んでみると、確かにマスクにコンタクトが張り付いているのがくっきり見える。
本人は何事もないようにエクジット、船の上でコンタクトをはめ直していた。でも、後から聞いたら替えのコンタクトがなく、
多分マスクの中にあるだろうと思いながらマスククリアも出来ずにじっと我慢していたらしい。
早朝に本数調整をしたので、今日帰るメンバーも一緒の潜ることができた Pooh の400本記念ダイビング。足掛け10年で400本は多いのか少ないのか。
ところで、「さっきの備前はなんだったの?」と思うほど急激に透明度が下がっていた。ほんの数時間でこんなに変わってしまうのか
当然のごとく4本目、ここからは少人数。
ここではモンガラカワハギの赤ちゃんが可愛かった。
でも違うチームのガイドも、すれ違ったときに「モンガラカワハギの赤ちゃん」と書くだけでなくもう少し親切に教えていってほしかった。
2007. 8/13
備前、住崎
まずはグラスワールド浅場のカメコース。カメの姿はなかったのものの、ゆったりと気持ちのいい海だった。
最終はイスズミ礁。
チョウチョウウオはまだ戻ってないけど、スズメダイはいっぱい群れていた。
この日は水中体操大会が開催され、宙返りをしたり、1回転プラス1回ひねりなんて技も披露されていた。
おまけ
今回の心残りは、マンゴーソフトクリームを食べる時間が無かったこと。