牟岐
(2007.6/23-24)

ダイビング分科会:ほらふきクラブ

2007. 6/23

ビシャゴ、アカバ、ナカグロミ 

 ウェットスーツかドライスーツか、この時期のダイビングは選択が難しい。もちろん水温が高ければウェットで低ければドライで潜るだけのことで、実際に難しいわけではないのだが、できれば両方の用意はしたくないので当日の水温を的確に予測しなければならない。そしてウェットとドライの敷居値は人によってかなり異なっていて、世の中には一年中ウェットで潜っている人も珍しくないし、7月にドライで潜っている人を見かけたこともあるので、他人の意見をそのまま採用するわけにもいかない。
 ちなみに、個人的は寒くさえなければウェットスーツで潜る方が楽だと思っている(ウェイトは軽くて済むし、ドライにエアを出し入れする手間もない)のだが、ドライスーツの方が楽だと言うプロも身近に多い。逆に現地サービスのスタッフは冬でもウェットが多いような気がする。

 もっとも、今回の牟岐は水温が20℃を切っているとのことだったので、迷うことなくドライスーツを選択した。ただ6月も終盤なのでインナーはTシャツ(長袖)で十分だろうと考えたのだが、甘かった。
 最初にビシャゴに潜ったのだが、途中で寒くて、ドライに目一杯エアを入れる、ウェイトが軽くて浮きそうになるのを堪える、それでも寒い。イサキやスズメダイが群れていたらしいが、そんなものどうでも良かった。
 もちろん真冬でもなし無茶苦茶寒かったというわけではないのだが、透明度もあまり良くなくさほど強く興味を引かれるものもなかったので寒さが一番印象的だったということに過ぎないのだが。
 世の中、温いのが一番かも。

 2本目、エントリー直後に右手の袖口から水が入ってくる。
 船首に移動し、水面でアンカーロープをつかんで右手の手首を確認するが特に袖に何か挟まっているわけでもない。一応指を突っ込んで 再確認したのち水底へ向かうが、やはり潜行途中もチョロチョロ水が入ってくる。
 水底で左手に付けていたダイコンを右手に移し手首を締め上げて少しでも水の進入を押さえてみる。そのうち袖から肩、胸と濡れてくるとだんだん水が進入してくるのかどうかわからなくなるし、まぁチョロチョロならたいしたこともないだろうとダイビングを継続。
 実際たいしたこともなかったのだが、写真を撮ろうと右手を伸ばすと浸水するのが分かるし、濡れているのはなにか気分は良くないし、それなりには気になるし、1本目以上にイサキやスズメダイが群れていたらしいが、そんなものどうでも良かった。
 ボートに上がると、気持ち悪いのでドライスーツを脱ぐ。しかし、これは大失敗で濡れているのはやっぱり気持ち悪いしボートの上で風に当たると寒い。それにサンダルもなにも無いので裸足なのだ。とはいえ、いったん脱いだ、しかも濡れたドライスーツを着る気にもなれない。
 空井スーツの右袖を確認してみると、手首の部分のゴムが内側から(外側からだと何も見えないのだが)切れかかっている。確かなことはわからんけど、これが原因に違いない。
 ところで、同じチームに自分より酷く水没しパンツの仲間でグッショリ濡れた人がいたのだが、こちらは特に理由が無かったらしい。

 元気な人は3本目にいったが、水没したのでパス。結局、この3本目が今回で一番良かったらしいのだが、、。
 スーツボンドで手首を修復(応急処置)してもらい、明日様子を見ることにして本日は終了。原因不明の人は何の対策もできず、やはり明日に様子を見ることに。はたしてどちらがよりリスクが大きいのかは不明。
 とりあえず、着替えを(下着も含めて)しっかり用意しておくことにする。

2007. 6/24

チエバノシタ、アッシャウラ

 かなり用心深く右手をドライスーツに入れる。袖の上からホットグローブ(借用品)を重ね、ダイコンで締め付ける。
 エントリーして様子を見るが、浸水してこない。おそらく、昨日の修理が適切だったのだろう。途中で、右手のダイコンが見づらいので本来の左手に戻す。
 さて、寒さも水没もなかったけどどんな魚が居たのかやっぱり覚えてない。

 まだ二週間ほど早いけど、水中七夕で短冊を笹に飾る。中性浮力を取りながら短冊を笹に結びつける作業は意外に難しく、そこら中に笹の葉が散らばる羽目に。
 ついでに、他の人の短冊を見て回る。
 すると、「彼が欲しい」とか「すてきな出会いが欲しい」とか言った、ありがちな願いが有る中で、黄色の縁取りと共に
 表に「全世界の」
 裏に「虫歯が治りますように」
と書いた短冊を発見。いったいなにがあったんだ。歯科医師に恨みでもあるのか。
 


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