今年の十月十日、北京の北京科学会館において、「第一回国際医学気功学会」が開かれた。
学会の秘密部会「気功の軍事応用」の席上で、人民解放軍による、興味深いデータが公表された。
発表によると、気功の原理は、生体物質をレーザー媒介とした、遠赤外線レーザーとのこと。
「生体内のどの物質が、レーザー媒介なのか」との、西側研究者の質問に、氏名の公表されていない、人民解放軍の研究者は、「人間の体液」と答えた。
軍事利用の状況については、検討の価値ありとだけ述べ、お茶を濁したが、ほぼ実用段階にあることは示唆した。
西側の研究者は、生体レーザーの軍事利用として、以下の点を推測している。
いずれにしても、レーザー発生装置を運搬する必要がなく、極めて身軽な運用が可能となる。
ここで、公表した裏には、生体レーザーの研究が、かなりのレベルに達したとの、中国の自負があると見られる。
来年、鳥取市内で開かれる「世界おもちゃ博」に、江戸時代の初期に作られた、電脳絡繰人形が出品されることが決まった。
出品するのは、関西工科大学助手の青井隆盛氏。青井助手は、江戸時代の文献より、その絡繰を再現した。
電脳絡繰とは、歯車に細かい細工をほどこし、伝達効率に重みを持たせて、人間の神経組織の働きをシミュレートするもの。
そのことによって、絡繰人形に極めて人間らしい動作を、行わせることができる。
ニューラルネットワーク理論に基づいているため、近年その評価が待たれていた。
数年前、早稲田大学の工学部により、再現が試みられたが、ニューラルネットワークの理論が完成していなかったため、断念されていた。
今回の再現について青井助手は、次のように語る。
「歯車のシミュレーションのために、学科のCPU時間使い果たしましてな。教授会で問題になっとるンですわ」
なお、来年の一般公開に先立ち、来春の同大の学祭「カンテック祭」で学会関係者に公開される予定。
関西工科大と厚生省の合同研究グループでは、コンピュータウィルスの単体分離に成功したと発表した。
ウィルスは都内にある有名ネットワークのホストに感染していたもの。
当初はOS(基本ソフト)にウィルスとして侵入していると思われていたが、調査によってCPUのチップ自体が感染していると判明した。
同大の阿乱啓助教授によれば、
「ウィルスによってシリコンのチップが書き換えられており、現在のところボードごと交換するしか対処のしようがない」と語り、問題の深刻さを訴えていた。
ウィルスの正体としては、新種のシリコン生命体という説もある。