特派員報告!

松岡[武装ジャーナリスト]ゆきお

<秘拳 激光掌>中国四千年のハイテク技術(上海新報発)

 今年の十月十日、北京の北京科学会館において、「第一回国際医学気功学会」が開かれた。
 学会の秘密部会「気功の軍事応用」の席上で、人民解放軍による、興味深いデータが公表された。
 発表によると、気功の原理は、生体物質をレーザー媒介とした、遠赤外線レーザーとのこと。
 「生体内のどの物質が、レーザー媒介なのか」との、西側研究者の質問に、氏名の公表されていない、人民解放軍の研究者は、「人間の体液」と答えた。
 軍事利用の状況については、検討の価値ありとだけ述べ、お茶を濁したが、ほぼ実用段階にあることは示唆した。
 西側の研究者は、生体レーザーの軍事利用として、以下の点を推測している。

 いずれにしても、レーザー発生装置を運搬する必要がなく、極めて身軽な運用が可能となる。
 ここで、公表した裏には、生体レーザーの研究が、かなりのレベルに達したとの、中国の自負があると見られる。

◇解説激光掌
 気功という言葉は、最近、メジャーになりご存じの方も多くなってきている。
 気というのは、生命のエネルギーとでも言ったもの。「接して漏らさず」の気も、おおまかに言えば、その範囲にある。
 そのエネルギーを、意志の力によって制御し、自己の肉体の鍛錬に使うのが、内気。
 これは、大極拳とか合気道になる。
 そのエネルギーを、他人に対して使うのが外気。
 これが、気功の極意と言われるもので、中国では、かなりの数の臨床例がある。
 日本での研究によれば、外気を発している手のひらより、遠赤外線と磁気の異常を検出したとされる。
 気功を生体レーザーとする、研究結果が発表されたのは、今回がはじめて。

<ニューロ歯車を使った電脳絡繰>

 来年、鳥取市内で開かれる「世界おもちゃ博」に、江戸時代の初期に作られた、電脳絡繰人形が出品されることが決まった。
 出品するのは、関西工科大学助手の青井隆盛氏。青井助手は、江戸時代の文献より、その絡繰を再現した。
 電脳絡繰とは、歯車に細かい細工をほどこし、伝達効率に重みを持たせて、人間の神経組織の働きをシミュレートするもの。
 そのことによって、絡繰人形に極めて人間らしい動作を、行わせることができる。
 ニューラルネットワーク理論に基づいているため、近年その評価が待たれていた。
 数年前、早稲田大学の工学部により、再現が試みられたが、ニューラルネットワークの理論が完成していなかったため、断念されていた。
 今回の再現について青井助手は、次のように語る。
 「歯車のシミュレーションのために、学科のCPU時間使い果たしましてな。教授会で問題になっとるンですわ」
なお、来年の一般公開に先立ち、来春の同大の学祭「カンテック祭」で学会関係者に公開される予定。

電脳絡繰人形

◇解説
 ニューラルネットワークとは、神経の働きを反映したコンピュータ理論のひとつ。
 神経回路(ニューロン)の機能をアーキテクチャーに取り込むことにより、コンピュータに不得意とされてきた、直観的な処理を行わせることができる。
 古くは、五十年代のパーセプトロンの研究から行われてきた。今回の再現は、これを一挙に江戸時代にまでさかのぼる、という画期的なもの。

コンピュータウィルス発見

「シリコン生命体か?」 −関西工科大某教授の談話−

 関西工科大と厚生省の合同研究グループでは、コンピュータウィルスの単体分離に成功したと発表した。
 ウィルスは都内にある有名ネットワークのホストに感染していたもの。
 当初はOS(基本ソフト)にウィルスとして侵入していると思われていたが、調査によってCPUのチップ自体が感染していると判明した。
 同大の阿乱啓助教授によれば、
 「ウィルスによってシリコンのチップが書き換えられており、現在のところボードごと交換するしか対処のしようがない」と語り、問題の深刻さを訴えていた。
 ウィルスの正体としては、新種のシリコン生命体という説もある。

◇補足
 去る2月5日、テレビ朝日系にて全国放映された「機動刑事ジバン」において、「発見されたコンピュータ・ウィルスは有機物だった!」と報道されたのだが、これは「バイオロンは生物兵器しか使わない秘密結社」という先入観がもたらした誤報であり、真実はこの記事の通りである。客観的かつ冷静たるべき報道機関に在るまじき失態といえよう。猛省を促したい。
コンピュータウィルス




●一般研究編に戻る