汎銀河例会inNY@北汎銀河(笑)

足立[開拓班]泉@北汎銀河

 さる2000年4月一日、南米汎銀河に赴任されている小野塚取締役隊員の北汎銀河探訪の折、我々足立「ちゃーるず」&「開拓班」は無事例会の宴席をもうけることができた。*1
 当初、小野塚隊員との連絡が何者かによって妨害されてしまったが*2夕刻には「高いけどあってうれしい紀伊国屋」にて無事合流をはたした。小野塚隊員の風体は電信で伝わっていたのだが、両足立は店内で少々手間取っていた。しかし我々が立ち並ぶ人々を確認している間に、すばやく小野塚隊員が接触し、誰何され合流したのだった。その流れるような動作に、南汎銀河の底力・・・いや外惑星が欲しがる小野塚隊員の能力をかいまみた我々であった。
 中華料理屋もない南汎銀河のエリアをベースにされている小野塚隊員と、我々もいままでベースにしていたところにはなかったため、その引力と、ものめずらしさと郷愁にさそわれて桜餅とみたらし団子を鎌倉源吉兆庵の五番街店舗で購入補給した。*3
 とりあえず購入した和菓子をお茶でもしながら食べようと北汎銀河仮支部へ小野塚隊員をおまねきした。*4
 仮支部へ移動中、昨日探索した折りに発見した日本語の古本屋とOCSの書店の場所を案内した。折悪しくOCSは棚おろしで閉店していたが、中には雑誌が沢山あり、立ち読みも可能である旨をつたえると小野塚隊員の目は嬉しそうにみうけられた。インターネットがいかに普及しようとも、やはり書籍の力は偉大である。桜餅と団子はすぐに平らげられ、小野塚隊員がインターネットで仕入れられた情報を元にGOレストラン*5へ我々は向かった。バスで移動して、店に入るとそこは「日本」であった。我々汎銀河は3人のパーティであったが、30分もまたされたであろうか・・・・なじみらしい二人組の客がつぎつぎと通されていくのにいいかげん切れかけた頃、ようやくテーブルにつけたのだった。*6
 小野塚隊員の「寿司がたべたい」というリクエストは果たされた。アサヒの黒ビールに特上寿司をほおばる顔は笑みがうかんでいた。よかったよかった。さらに、ここで酒もはいり腹もくちくなるにつれ、再び小野塚隊員の南汎銀河での過酷な任務や膨大な知識に裏打ちされた他では伺い知れない話題は我々を驚かせた。*7
 満腹になり郷愁をさそうめぼしいメニューも各自の胃におさまった後、日本酒200本をそろえ、店構えがまるで日比谷のサラリーマンの飲み屋のような店*8があると小野塚隊員に伝えると、早速行くことにきまった。移動はタンカーならぬタクシーを使い、再び北汎銀河仮支部の近所へ。46丁目と43丁目を間違えるアクシデントはあったが、無事に店に到着。
 まさにそこは日比谷もどき(笑)。
 そこでウエイトレスのお姉さんが関西弁をつかっていたので、小野塚隊員が「おお、大阪弁だ」とつぶやくと、おだやかにしかしきっぱりと「大阪ちゃうもん、京都やもん」と自己主張された。*9
 そうなるともう掴みはおっけー(笑)とでも申しますか、「僕はチリで〜す」「うちは**で〜す」と妙なのりに^^;。それでも気持ちよく対応してもらえて、先の店よりか値段はしっかり取られたものの実に良いお酒になりました。
 夜もふけて一時をまわる頃、我々は作戦を終了した。小野塚隊員のタクシーをお見送りし、仮支部への帰路へついたのであった。*10
 ひさしぶりに日本語で忌憚なく話ができたのでとても楽しい良い汎銀河例会でした。(とりあえず3人いたから例会だよね)小野塚隊員と足立「チャールズ」隊員との会話が殆どだったとおもうので、きっと小野塚隊員の誤解もとけたとおもいます。(笑)*11
 とりあえず北汎銀河側からの南北汎銀河例会報告でした。小野塚隊員も例会報告出すとおっしゃってたので、南汎銀河にもどられたらおくられるかもしれません。

P.S.
 是非、小野塚隊員には「チリからの手紙」を画報かえいせいに書いていただきたいものでございます。

文中注釈:
*1 南汎銀河=南米大陸(チリ基地)、北汎銀河=北米大陸(現在NY基地)
*2 一説には小野塚隊員確保を望む外惑星連合のスパイが北米仮支部のフロントにいて電話をつなぎ間違えてみせるるという妨害行為をしたのではないかという説が有り、目下調査中。
*3 みたらし団子や桜餅があたりまえのようにいつの季節でも購入できる地球月連合や外惑星と異なり、汎銀河ではまず「シーズン」でないと購入できないものや、地域によってはシーズンですら購入できない日本菓子というのがある。そんな我々にはガラス窓に張られた「桜餅」の広告は何にもまして引力となるのだ。(ただし、店によっては「もどき」が有る場合も有り安心できる店で購入しないと泣きをみる)
*4 ティーパックによる緑茶と購入したばかりの桜餅とみたらし団子を前に少しの歓談の時間をいただいた。さらには貴重な南汎銀河特産チリワインを頂いてしまい恐縮のかぎりでした。
*5 イーストビレッジという柄の悪くなった高円寺か中野や吉祥寺界隈のようなあたり。日本食屋が最近増えているらしい(<=本にかいてあった)。よく昔の特撮で怪人側が「***空間にひきずりこめ〜」というのがあったがまさにそれだ。おそらく日本語読解能力の無い外国人(この場合は日本人以外の意)がここに一歩足を踏みいれよう物なら文盲状態だろう。
*6 我々もこのエリアははじめてのため、他にめぼしい店を知らないので小野塚隊員をお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。店員に英語ではなしかけられたため、三人のうち誰が日本人にみえないかで案内がおそいのかもしれないという話になってその栄誉の押しつけあいになってしまった(泣)。(でも店員がアホなだけかもしれなかったですね>小野塚隊員)
*7 一つ一つ記録していくとそれだけでおそらく「こうしゅうえいせい木星」など軽く数冊できてしまうかもしれないので、酒とともに涙を呑んではしょらせていただく。是非、小野塚隊員が例会や何かで帰国の折りには、宴席を設けてその希なる体験をかたって頂き直接耳にする事をお薦めする。[鮭の養殖とかシンガポールのごみ事情とか)
*8 「酒蔵」という店。中はもっとすっかり日本であるが、料理は美味しい。値段は高い(泣)マス酒一杯$16〜。
*9 なかなかちゃきちゃきながんばりウエイトレスさんで、とても気持ちがよかったです。NYのシティーカレッジで働きながら映画の勉強をしているとか。まだまだ日本にもこんな娘さんがいるのだと思うと嬉しくなったのでした(なんか年寄り臭い^^;)
*10 翌日は自由の女神の頭に登り、たすきをかける作戦を遂行される予定であったが無事にすまされたであろうか・・・・我々もすっかり忘れていたが、サマータイム開始で一時間時計がはやまる日だったのであった。
*11 どうも例会に参加した時に、変な先入観が植え付けられてしまっていたようで・・・。

NY例会報告

小野塚[shine]真

 飛行機が遅れたり、ホテルにたどり着くまで手間取ったりした関係で足立夫妻への電話連絡が遅れてしまい、実際に連絡が取れたのは夕刻5時半過ぎ。スミマセンねぇ。足立夫妻はお昼からセントラルパークでお花見(桜がきれいでした)を、私は国連ビルを探検しておりました。やっと繋がった電話連絡の結果、紀伊国屋書店で、合流する事となり、一路、紀伊国屋書店へ。書店で買い物を済ませ、2階のコミック売り場から降りてみると、どー観ても谷甲州ファンという、二人連れ。やはり足立夫妻であった(この日3人が3人とも上はワークシャツ、下はGパンと、正統な谷甲州ルックをしていたのは偶然ではあるまい)。
 突然、猫目隊員が「桜餅!」とお叫びになり桜餅とみたらし団子を鎌倉源吉兆庵の五番街店舗購入、足立夫妻の滞在中のホテルへ向かう事となった。その途中、立ち読み自由のOCSや古本屋を案内して頂いた(NY滞在1週間でも、流石ツボは押えておられる猫目隊員であった)。私の「エロ本を買いたい」という意向を受けて、大声で「エロ本やーい!」と叫びながら、古本屋の中を突き進む猫目隊員に「ちゃーるず隊員も、私も圧倒された(結局無かったのだが)。
 足立夫妻の滞在中のホテルで日本茶をすすりながら、桜餅とみたらし団子を食す。この間の話題は「ヒロさん、お父さんになるんですよ」「じゃ、出産はNYで!黙っていてもヒロなら来る」「ヒロさんや、カーリーさん、沖田さん等の言う ちゃーるず隊員の情報の99.9%は誇張されている内容なので信じないように」という事であった。ちゃーるず隊員の自己申告であるが、判断は後世の歴史家に任せようと思う。その後、イーストビレッジのGOレストランへ。レストランとは名ばかりの居酒屋でありました。30分ほど待たされた後、席についてビールと酎ハイで乾杯(NY特有で店員の応対は至極、悪かった)。寿司を食い(私は目的達成)、酒を飲み、楽しく歓談をした。歓談内容は

などなど。また、ちゃーるず隊員にはPCの設定について、ご教授頂きました。有難うございました。河岸をかえ、雰囲気が日比谷の”酒蔵”へ。途中、何丁目だったかを間違え、私がバックパックからガイドを取り出して、調べていると、ちゃーるず隊員より「全方位警戒態勢!!!」の指令が発せられました。窓に掛かった鉄格子を指差し「この通りは危ない!」「通りすがりの野郎が、バックパックにドラック放り込んだりするので注意」(ドラッグ放り込んだ後、グルの警官にチクルそうです)。日本ではない…と感じたエピソードでした。
 酒蔵では京都弁のウェイトレスのおねーさんに楽しませてもらいながら美味しい日本酒を飲みました。そして、再びNYでの再会を期しつつ、例会は終了したのです。よく飲んだー。また、来月ね(^^;

編註:「猫目先生」は猫目先生の希望により「猫目隊員」に置換されております。




●活動事例に戻る