5月例会レポート

石川[かってにつけて]尚政

 仕事の都合で滋賀に赴任することになった。
 ふと気が付くと本日は第三土曜日である。折角関西圏にいるのだから、大阪例会に参加しようと思いたち、電車に乗った。
 何分、来阪は今度で三度目である、土地勘等無いに等しい。あちこち迷い、そのたびに人に道を聞き、やっとOCATにたどり着いた。まるでオノボリさんである。(実際、そのとおりなのであるが) 第四実習室なる所のドアを開けるとお懐かしや、落合氏が会報の発送の支度をしているではないか。
 傍ではしゃいでいる女の子は愛娘のこのみちゃんとのこと、それにしても初対面だというのに、物怖じしない子である。
 発送作業を手伝っているうちに、安藤君が登場、なんでも、作家志望の二十二歳、期待の若手なんだそうである。彼が一番最初に観た“スーパー戦隊”は「マスクマン」だそうである。歳の差を感じるのは私だけではあるまい。
 主に昔の特撮番組の話題で盛り上がる。一方的に私が喋っていたという話もあるが。
 そうこうしている内に当麻氏がいらっしゃった。彼とお会いするのも久しぶりである。 しばし旧交を暖める、昔馴染みとは有り難いものである、感慨を深めていると、なんと名古屋支部の猪塚氏が入室してきたではないか、これにはさすがに吃驚した。実は私はこの二月まで半年程名古屋例会に参加していたのである。 まさか大阪例会で又顔を会わせようとは露とも思っていなかったのだ。嬉しい誤算とはこのことである。もっとも彼の方はちっとも、おどろいていなかった、後で聞いたところによると、こいつのことだから大阪例会に参加していても不思議では無いなと思ったとのこと。
 最後の御登場となったのは、荻野婦人とお子さんの歩ちゃん、航君の御三人である。荻野さんのお子さん達がくるまでは、このみちゃんそっちのけで、濃いおたく話にうち興じていたので、可哀そうな思いをさせていたのだが、その反動もあってか、三人そろってからの元気なことといったらそれはもうスゴいものがあった。
楽しい時が過ぎるのは速いもので例会終了の時間となり、場所を五階のビアホールへと移し二次会となった。ここで荻野PONKI氏が合流。
 やはり人外協は宴会である。この一刻は千金に価する。
 荻野PONKI氏曰く趣味を同じくする者同士飲む酒が一番楽しいとのことであるが、全くもって同感である。 この後、猪塚氏、当麻氏と私の三人でカラオケへと繰り出したのだが、オタク三人寄ればなんとやらで、かなり濃いタイトルばかりを熱唱したのであった。ちなみに何例か挙げてみると。
 「勇者王ガオガイガー」(ヴォーカルが遠藤正明だから辛いのである。)
「爆龍戦隊アバレンジャー」(だから辛いんだってば)
「仮面ライダーファイズ」(別の意味で辛いかもしれない)
等々である。
 途中トイレにたった猪塚氏によると、廊下まで鳴り響いていたとのことであるから、もう正体はバレバレである。
 精も根も喉も涸れ果てたところでメデタク時間が来て、三次会も終了と相成った。この後、当麻氏と別れ、猪塚氏と共に、氏に紹介してもらった、新今宮近くの-ディープ-なホテルへと場所を移し濃い夜を過ごすのであるが、それは又べつの機会に語られるべき話であると思われるので、この辺で終わりにしよう。




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