2月例会レポート

木村[でいぶ]晴美

2月10日晴れ

 4:00…だれもいない。悲しかった。しばらく待っていると山川隊員が来た。−…他には誰も来ない。悲しかった…
 つづいて、陰山隊員と米田大阪支部ちょおが来た…うれしかった。
 他にも後藤隊員・猪塚隊員が来た…うれしかった。
 京都から当麻隊員がまよってとなりの駅まで歩いていってしまって来た−…うれしかった。鬼頭隊員も東京から来た。五藤隊員岐阜から来た…おっとずい分前に小森隊員も来ていた…順番狂ってごめんなさいうれしかった「鳥取にみんなで行こう」という話題と「TOKON にみんなで行こう」という話題だった。
 2次会は一次会のとなりのつぼ八だった。来れないと言っていた細野隊員と、必ず来ると行っていた杉山隊員が来た−うれしかった。
 ここで一つめのアクシデント、陰山隊員がホッケの骨をのどにひっかからせて米田隊員と共にリタイア。(再会の約束をして医者に行ったのだな。ようするに)やっぱ 3cmの骨が 2cmものどにささっていたら痛いよね…でも陰隊員は陽気だった…。のどには人間を陽気にするツボがあるんだと細野隊員が言った。否定できなかった。
 二つめのアクシデントは3次会の場所でおこった。前回行ったたいわん料理屋さんに行っただけだが電話番号がわからずにNTTに聞いた…しかしその時誰が想像しただろう「花連」を「カリン」とまちがえて聞いていたなんて−−−…悲しかった…悲しかった−−…悲しかった。けっきょくそのあと両隊員には会えなくて猪塚隊員はすまきにされて堀川を流れていた。
 たいわん料理はからくておいしかったです。またこんどつれて行ってください。


9月例会レポート

鬼頭[不死身のエンジニア]剛彦

 はじめまして、今回名古屋例会のレポートを書かせていただく鬼頭[夢見るエンジニア改め不死身のエンジニア]剛彦です。とーとつですが、9月度の例会における出来事のあらましを以下にご報告させていただきます。当日の記憶が怪しく、内容の不正確な所もあるかとは思いますが、なにとぞご容赦願います。


さる9月1日、

 恒例の名古屋宴会がいつも通り開催された・・・と言いたい所だが、実はいろいろと今回に限っての例外事項が発生していた。
 まず、例会は各月の第一土曜日に行われるのが通例であったが、今回はゲストの岩瀬[従軍魔法使い]隊員の都合により、1日ずらして日曜日に行われることになった。青春18切符を使いきるのもなかなか大変である。
 また、 開催日が変更されたため、 一次会が会場の喫茶シャルマンで「中学交」(注1)なる団体の会合とかち合ってしまった。そのため、いつもの隔離コーナー(注2)から追われ、一般席におちつく事になった。
 ところが、 この席がどんな席だったかというと、 これまた隣でダイナ☆コン9(注3)のスタッフ会が開かれているという状況で、ちょっと当日のこの茶店は普通じゃなかった。とは言え、名古屋のSFファンが何かというとここで集会するのは事実である。

 さて、当日。大須(注4)へ寄った後、早めに会場へ。上記のスタッフ会に顔を出して、案内状の文面についての短い打ち合せのあと待つことしばし、こういう時の”遠いものほど早く着く”の例えどおり、まず岩瀬隊員が到着。大阪の状況などをうかがう。
 次はめずらしく猪塚隊員が到着(いつもは二次会ぎりぎりなのに・・・おっと、他人の事はいえない。めずらしいといえば、筆者が最初に到着していたことが今回の最大の例外事項かも知れない)(注5)。早川から出た甲州先生の新刊(神々の遥かなる座)を持参している。読みたいけど、う〜ん、ハードカバーはちょっと買えんなー。来月の例会にでも、読み終った隊員から借りる算段をしようっと(←ファンの風上にもおけない奴)。猪塚隊員が最近niftyに出没しているとの噂を聞き、NETの話を少しする(注6)
 あとは次第に人数も増え、例会の形態が整っていった。いつもなら隔離されているのをいいことに、椅子やテーブルを好き勝手に並べ替えて車座同然になるのだが(←誇張度150%)、今回はそういう訳にもいかず、2つのテーブルに分れる。参加者は前記の岩瀬隊員、 猪塚隊員のほか、 山川[とりあえずヒデヨシ]、小森[ナニソレ]、坂本[ふろや]、杉山[人民開放軍27軍通称人民のカブちゃん]、陰山[空の要塞] の各隊員。
 ここで特筆すべきは、前記の中学交とDAINA☆CON9スタッフ会に対して行われたあいかわらず強力な布”協”活動により、新たに3人の人外協隊員が誕生したことである。加えて、ダイナ☆コン9実行委員長の入隊を画策中である。
 上記の新入隊員のうち一人が19歳の女子大生であったことから(注7)、しばらく年齢の話で盛り上(下)がる。また、別の一人の知人が、名古屋支部のメンバーの誰かと同じ職場に勤めているらしいという話もあった。世の中が狭いんだろうか、関係者が自然と引き合うんだろうか。
 その他のトピックスには次のようなものがあった(と思う)。


また、もう一方のテーブルでは

などが話題にのぼっていた(ような気がする)。
 という訳で、内田隊員と今年のDAINA☆CONの実行委員長である森田氏がスタッフ会を終えて加わり、6時になった時点で二次会会場へ移動。
 このとき、岩瀬隊員が「あー、汗をかいた。」とかいっていきなり人外協Tシャツ(注12)に着替える。その場にいた全員が彼の物事に動じない強い意志に敬服する。
 二次会会場は、ここの所続けて二度ほど来ている居酒屋である(店の名前は忘れた)。なかなか趣味の良いやぐら風の内装と、7時頃に店内で突然始まる花火が名物である(特定の料理を注文するといきなりウエイターの兄ちゃんが踊りだすワインバーといい、よくまあ派手な店が好きだこと)。意外にも料理はうまい。
 そのうまい料理を、味わう余裕もあらばこそ、あいかわらずの調子で片付ける。頼み方のコストパフォーマンスがわるいのを一部の心あるメンバーが心配する、が、もちろんみんな気にしない。今日は、前回みたいに花火ショーで照明を落とした隙に食糧の争奪戦が繰り広げられる、といった参事は辛くも避けられたようである。代りに、食料の分配とアラブ諸国特有の政治理論について激しく意見が戦わされた。花火のおかげで店内に漂う硝煙の臭いがこの話題に色を添える。また、この場でも一次会に引き続きコアラねたで盛り上がり、とうとう「今日はコアラの日」という事になってしまう。加えて、あいかわらずエスカレートする冗談:焦土真宗・焼身成仏(なんて罰当り)等々。
 (一部で先頃のTOKON9やSUM−PACK、SFコンベンションの暗い未来について意見が交換されていたが、それは割愛する。)
[歳のせいか(こればっか)最近酔いがすぐ回るようになってしまい、以降のことは記憶が定かではない。]

 8時になったので、例によって三次会の場所を求めて栄の街を放浪する。事前に人数が確定しないことには予約を入れる訳にもいかないし、困ったもんだ。栄の事情に通じたメンバーを確保することが急務であると言われて久しい。
 以下はその候補地めぐりの概要を記したものである。

 という事で、やっぱり栄はあきらめて名駅前へ行くことになる。タクシーで駅前に着いたところで木村支部長が帰宅。最近はなぜか「どっかん三唱」は行われない(別にして欲しいわけじゃないよ)。
 入った店はレジャックビルにあるワインバー”プカプカ”であった。ここでの会話の内容はほとんど記憶に残っていない。意識がはっきりしていたのは確かなのだが、会話内容だけが欠落しているのだ。もしかしたら何も話なんかしていなかったのかも知れない。ただ、やたらと注文したものが来るのに時間がかかったことは覚えている。→この店きらいや。でも、メニューにある値段の割には払いは安かったなあ。
 9時半ごろ杉山隊員が退場。ここで、岩瀬隊員が東海道線のどこかの駅で夜を明かすつもりでいることが判明。何とか名古屋で泊める算段をする(注13)
 翌日が月曜日だということもあり、とりあえず三次会の終了をもって9月度の人外協名古屋宴会は無事お開きとなった(注14)。別れのあいさつの後、筆者は同じ岐阜まで帰る小森隊員とJR名古屋駅へ向かったのであった。
<終り>

9月度名古屋支部例会報告における注記

(注1)中部学生SF研交流会、略称「中学交」という。例会は毎月第一日曜に、人外協名古屋支部と同じ喫茶シャルマンで開かれている。中部地方における学生SFファンの親睦を深めることをその目的としており、このあたりにある学内SF研の連絡会として機能している。

(注2)名古屋例会に参加したことのある方なら御存知の事と思うが、会場の喫茶シャルマンには店の奥に20〜30人用の隔離された集会スペースが設けられている(予約は不用)。いつもはここを利用して一般客に迷惑がかからないように騒いでいるのだが・・・。

(注3)今年で9回目を迎える、東海地方を代表するSFコンベンション。毎年10月の終りに行われる。昨年、その拡大版としてDAINA☆CON EXが開催されたことは記憶に新しい。そのときの実行委員長、内田[帝国宰相]英夫隊員は誰知らぬものない黒幕としてこのスタッフ会に顔を出していた。昨今のSFコンベンションの例にもれず、人手不足とスタッフ/常連の高齢化、企画のネタ切れは年々深刻さを増すばかりである。・・・とか言って。他人事みたいに。いーんだい、今年は一般参加者だもん。

(注4)東京の秋葉原、大阪の日本橋とならんで有名な電気店街。日本一パソコンが安い。この日、筆者はここで一箱500円の2HDフロッピー(もちろんブランド品:激安)と接点復活剤(これは普通の値段)を買った。

(注5)中学交の集会のことをすっかり忘れていて事前に支部長へ連絡してなかったので、当日いきなり自分達に負けず異様な集団が会場を占拠しているのを見て、例会参加者が混乱しないかと心配したためである(実は内田隊員からnifty経由で猪塚隊員らに知らされていたことがわかったのであった)。決して集合時間を1時間まちがえていたからではない。

(注6)筆者はネットワーカーではない。外野で話を聞いているだけである。とはいえ、最近とみに学校のときの先輩とか、まわりのSFファンとか、他のX68Kユーザーとか(集合に極めて多くの共約部分あり)からの非常に強い勧誘を受けるようになった。ほとんど人外協の隊員勧誘なみである。そろそろ年貢の納め時かも知れない。

(注7)やっと3人目の未成年隊員だそうである。ちなみに、どういう因果か彼女は筆者が出た大学のSF研のメンバーである。OBの忠告をきかずにこんな所へ出入りしているから、取り返しのつかない事になるんだよ(自分も一緒になってあれだけ勧誘しておきながら、そこまで言う)。

(注8)[この稿のみ・:支部紙の表紙という話は結局その場でエスカレートして画報本紙の表紙にしてしまおうと決ったのだった。先月号をご参照ください]

(注9)天の岩戸の前で神々が宴会してざこ寝する光景はSFコンベンションのそれとなんら変わらない、とか言った内容・・・だったような・・・。

(注10)はじめて宇宙を飛んだ哺乳類となったライカ犬の<ライカ>は、一般にいわれている犬の種類のことではなくて単に当の犬の名前であった、ゆえにあれは<ライカ犬>ではなく、<犬のライカ>と呼ぶのが正しい、との事。

(注11)全然関係ないが、自衛隊各務原基地の滑走路わきには、朽ちかけた秋水の残骸が今でも放置してあるのだろうか。

(注12)<ホーマン軌道……>の歌舞伎調のやつである。オリジナルTシャツ第1号だそうである。まだ入隊して日が浅い筆者は知らない。そのイラストの作者である陰山隊員いわく「着て歩いてるもんより、 絵ー描いたもんの方がよっぽど恥ずかしいわ」

(注13)内田隊員がSF大会支援機構の事務所を提供したが、考えてみれば下宿している陰山隊員か山川隊員のところでもよかったんかな?

(注14)時としてしばしば、大須にある「深夜+1」(東京の本家公認だそうだ)にて四次会が行われる。名前からわかる通り、排他的だが面白い店である。マスターの機嫌を損ねなければ、酒はうまくて安い。考えてみると、ここまで来れば6時の二次会開始から6時間以上飲み続けになるわけだ。


名古屋東山動物園ツアーレポート
−隣の印度人、サブウェイ乗って動物園に行こう!−

松岡[BJ]ゆきお

 名古屋から地下鉄で、220円のところに動物園がある。
 個人的なことを言わせてもらうと、自宅から会社までと、一緒の値段なのだ。

11月11日

 即位の礼の前日というよりは、細野さんと土屋氏の結婚のお祝いの翌日といったほうが、通りがよいかも知れない。
 メンバーは、名古屋支部の、山川氏、陰山氏、小森氏、坂本氏、それにでいぶ、川崎から来た長田氏、山口支部のゆかさま、大阪支部の阪本隊長、当麻氏、岡田氏、中野氏と、BJ。
 名古屋支部の案内で、ぼくらは、東山動物公園に出かけたのだ。
 名古屋は、不思議な街だ。駅前に変な人形がたっているし、切符の自動販売機が、行き先別にわかれている。
 動物園だって、やっぱり普通のはずなんかない。はっきり言って変だった。
 最初に見た動物は、サイだった。見た目変だと思ったら、角がなかった。
 「毎年冬が近くなると、ああやって角を切るんや。」とだれかが言ったと思う。(ちなみにサイの角は、強精薬に使えるとか)
 次に行った印度象もやっぱり、牙が折れていた。熊舎の熊は、心身症らしく、何たが。また、でいぶの話では、ガラスの檻に猪塚隊員がいた、ということだが、何かの間違いだろう。
 ユーカリの葉っぱをいくら探してみても、端末はおろか電話線が一本も見つからなかったのだから。
 動物園見物のあと、地下鉄で名古屋駅に戻ったメンバーは、味噌煮込みうどんと、きしめんグループにわかれて食事して、解散した。
 帰りの新幹線の中で、BJは、ふと我に帰った。
 せっかく名古屋にきたのに、エビふりゃーも、金シャチも、大名古屋温泉も、ジャーマンライスも、見てはいないではないか。
 BJは、またいつの日か、名古屋の地を踏むことを誓った。

コアラの檻はなぜ広い




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