野辺山天文台にデン！
この場所は我々が占拠したい････レポート

佐野［破目仙人］高久

　朝起きて僕は、空を見上げた。よい天気だ。これならみんな信州まで快適なドライブを楽しめるだろう。ただ、渋滞は心配だけど（この予想が大当たりだった）。
　信濃支部のメンバーで連絡をとって、ピックアップの確認などをする（この、待ち合わせについてで僕は大失敗をやらかしてしまうのだ）。
　ただ、名古屋支部は内田［帝国宰相］隊員が病に倒れ来れなくなったらしい。残念なことである。
　午前１０時、東京支部が出発の時間だ。特に連絡がないので、何事もなかったようだ。後は無事についてくれればいい。安達［戦うアライグマ・マリコ････なんたらかんたら････だったと思う］隊員は、キャンプのとき一度来ているから大丈夫だろう。
　お昼近くなって鬼頭［不死身のエンジニア］隊員から電話が入る。名古屋支部で共同行動はだめになったが、単独で向かうそうだ。簡単な説明で待ち合わせの確認をする。すぐに川久保「ほけんや」隊員に連絡を入れる。事務処理なんかは任せっぱなし、支部長は女性にかぎるという本部からの要請とあいまって、僕は無官の司令官の立場に甘んじているのだ。
　少し早めに待ち合わせの現場へと移動。ほけんやは前歯がなんたらといっていて、午前中はそれに時間を費やしたそうである。当事者にしてみれば悲劇だが、端からすれば喜劇でしかないパターンの典型だ。
　藤井［がるがんちゅあ････後略････］隊員（どいつもこいつも面白がって長い役職名を付けやがって！）は、やっとこさ新車が納入になるなとかで張り切っていた。（で、さっそく翌日こっつけたのだ。これも本人には････端から････のパターンだ。）じきに来るだろう。
　ぼんやり待つうちに鬼頭隊員が到着。はやいはやい。中央道の名古屋方面は、まず混むことがないからなあ。
　東京支部から電話で、大月辺りだったかで渋滞、まだ少しかかりそうだとのこと。それでも下りはそんなに混まないからおっつけ現われるだろう。
　鬼頭隊員と「ほけんや」と三人でダベっていると安藤さんがやってくる。信州ＳＦ界にはなくてはならぬ御方である。この人がいなければ、ローカル・リフレッシュ・コンベンション開催は危ういことになってしまう。なぜか最近彼女のファンクラブなるものが、忽然と出現したが、事務局が安藤女史自身なのである。そのくらい事務的能力に長けた人なのだ。
　安藤さんファンクラブ「Ａさんの会」についてのお問い合わせは、安藤さんご自身でなく、そのまわりの人にしてください―閑話休題。−
　そして藤井［略の三乗］隊員も現われ、東京支部の特別派遣部隊も出揃った。人外協信濃屯所は僕のうちである。ぼろいが雨露だけはしのげる平屋建てのはなれだ。
　鬼頭隊員が X68000 を乗せてきたので時間まで少し遊ぶ。それと、NEKO.COM だとかMEDAMA.COM だとかの PDS がが安達隊員に大ウケなのでコピーしてわたす。
　大阪支部は名神で渋滞に捕まっているらしく、九時過ぎになりそうだという。松本からは名古屋と新宿が同じくらいの感覚だから、大変な行程なのだと痛感する。
　ピックアップには小林［実在ＯＬ］支部長とほけんやが行っているので、安達隊員、長田隊員、大喜戸隊員、鬼頭隊員、そして藤井隊員、僕とで酒を呑みに行く。
　東小路の「彗星倶楽部」。食べたり呑んだりめいっぱいできてよいところです。土蔵を改装したところで、調度や什器も気に入っているのだ。
　言伝てをしてあったので、牧田隊員から彗星倶楽部へ電話が入る。みどり湖ＳＡまで来たそうだ。あと３０分くらいだ、というところで思い出した！もう一人来るんだった。名古屋支部の坂本［ふろや］隊員が列車で着いてしまう時間ではないか。もしかしたら、山の稜線と星の多さに幻惑されて方向を見失うではないか。遭難者がでないようにと藤井隊員が松本駅まで行く。大阪支部とどっちが早いかだ。

　　――このへんで僕は、酒を呑みまくったため、記憶が定かでなくなる。――

　確か、藤井隊員が坂本隊員を連れてきてから、直後に大阪支部の阪本「たいちょ」隊長と牧田「ポチ･････略だ略！覚えきれんわい」隊員、中村「不明」隊員が、ほけんやのナビゲーションで到着した（ような気がする）。―これからは泥酔ファジーの破目仙人と呼んで下さい―
　それからどうなったのか。次の朝、ひどい頭痛とともに目が覚めるまで、全く記憶がないのだな。

　朝になって寝坊をしたことがわかった。藤井隊員も寝こいていたのを呼び出し、急いでみんなを誘導して集合場所まで行ったが、女性軍はどこにもいない。当り前だ、待ち合わせ場所を間違えていたのだ、僕は。
　とにかく中央道を走って野辺山へと向かう。高原の町は僕たちを暖かく迎えてくれた、はずである。
　結構人が出ていた。管理棟の方へ行くと、長保［ＷＸＰベンダー・役職名はまだ申請なし］隊員が二人のお子さんを連れて見学に来ていた。奥さんは用事があってこられないそうだ（子守を押し付けられたわけではないだろうなあ）。
　聞いてみると、他には人外協の隊員には会っていないそうだ。僕たちが遅れたから、先に来ていると思ったのだが･････。
　まず、管理棟を見学する。昨年は沢山の部屋で、いろいろな展示をやっていたが、今年はちと少ない。去年はボイジャーのネタとか、ヘルツが電波の検出をして５０周年だとかいろいろとあったからかな。
　１０メートル干渉計の建物を見学していると報告が入った。僕が集合場所を間違えていたことが明らかになってしまった。レーションはみいんなあっち持ちだ。御飯が食べられないかもしれない。

45m鏡展示会場手前の看板

　まあ、それでもなんとか御飯にはありつけたので、いよいよ４５メートル鏡を見学しに行く。
　やはりあの巨大さには圧倒されてしまう。支台も入れたら５０メートル以上だ。松本市にはそんな高い建物はない。（実はあるかもしれない）
　ここで、人外協の面々は、所員の人たちを質問攻めにする。１０メートル干渉計のところでもやっていたが。天文学のことよりも、コンピュータや記録装置、その他機械設備や技術面のことについてばかり話題にしている。困った集団である。

45m鏡	6m鏡に昇る

　６メートル鏡では、さらに制御系の話など、突っ込んだ話題が交わされた。遂にはアンテナの制御室に入れてもらうことになった。稼動部の根元にある子部屋だ。パワーサプライや信号変復調器などが納められている。
　狭い中に五人も詰め込んでいろいろと説明をきく。「導波管って何だっけ？」などという言葉も聞かれた。

6m鏡の上

　しかし羽山［このニョーボは実在する］隊員（これを書いている時点ではもう丸山さんだ。ほんとに［実在ニョーボになったのだなあ］）も篠田［シノータ姫］隊員もスカートをはいてきたのは失敗だったと悔やんでいた。それでもパラボラの上にまで登っちゃうんだからたいした根性だが････
　岩手県は水沢天文台の藤下さんには大変感謝いたします。まさか、電波望遠鏡の上にまでご招待いただけるとは思ってもいなかったです。ほんと････

　この後、皆もう一泊して、帰って行ってしまうのですが、今度は、ゆっくり松本の街をぶらつきに来てださいね。

今回の参加者

関連 Web　　野辺山天文台、Nobeyama Solar Radio WWW

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