2008年キャンプレポート

上野[年齢詐称:SGに会ったから]圭輔

 96年以来、12年ぶりにキャンプに参加しました。
 昨年も参加しようか迷ったものの、当時0歳児の娘がちょっと厳しそうだったので見送ったのですが、今年はもう1歳半、そろそろ大丈夫だろうとの判断です。
 娘は初めてのキャンプ、しかも夏と違って夜中はそれなりに気温が下がるということで、寝袋の選択などに迷いましたが、今年は例年よりも一ヶ月近く早い開催ということで、気温もそれほど下がらないと予想し、安物の寝袋を購入しての参加です。

 朝7時半に自宅を出発し、賤ガ岳SAで集合。隊列を組んで高速道路を巡航します。天気が良いのでバイクツーリングのグループが多数いるのが印象的。
 スーパーでの買出し後、石川県民の森キャンプ場へ。キャンプ場へ向かうトンネルが出来ていたりして、道路状況は良くなっています。
 キャンプ場到着後は、まずは荷物をおろして、タープ張り。昨年の張り方を思い出しながらやっていたはずが、うまくいかずに微調整することに。来年は今年のデータを参考に、一発で張れるといいなぁ。
 昼ごはんを食べたり、テントを張ったりしているうちに、甲州先生一家が到着。お嬢さんが、すっかり社会人になっている。まぁ12年経てばなぁ・・・。近道?
 その後、大半の参加者がケビンまでのハイキングに出掛ける。なんでも近道があるらしい。我が家は娘が小さいので参加しなかったのだけど、近道は凄かったらしい。
 ハイキング組が帰ってきた頃から、ビールが開けられ始める。甲州先生の奥様が作られたチャーシューや生春巻きを頂きながらビールを飲む。同時に晩御飯のカレーを作り、ご飯が炊かれていく(と書いているけど、カレー作りもご飯炊きも全然手伝ってません。すみません。山の中の広場に興奮した娘を見張ってたような気がします・・・)。
 いつの間にか晩御飯となり、カレーを食べる。おいしい!
 チーズなんかも出てくる。これまたおいしい。
 ワインもおいしい。
 日本酒もおいしい。
 このあたりで、娘は早々とダウン。阪本さんのテントで寝かせてもらう。
 あたりが暗くなってきたので、持参した花火を出すと、みんな花火を持ってきている。やっぱり子供は花火が大好きで、走り回る子供たち。
 キャンプファイヤーも点火され、やっぱり子供たちは走り回っている。
 このへんで酔っ払ってきて時間の感覚がよくわからなくなるのだけれど、そろそろケビン組(當麻家と我が家)がケビンへ移動することに。私も娘を連れて一旦ケビンへ移動。しかし忘れ物があって、1人でバンガローまで荷物をとりに行くことに。1人でバンガローまで往復するのはすごく寂しい。
 荷物を届けた後、再度キャンプファイヤーへ復帰。キャンプファイヤーの周りの椅子に座って、会話が弾む。大井さんの二胡が良い雰囲気。火が小さくなると、椅子の輪も小さくなってゆく。最後に残った火も燃やし尽くしてキャンプファイヤー終了。また1人でケビンまで戻る。(隣のケビンの若者グループは、まだ騒いでいた。夜中にも何度も車で往復していたけど、何をしていたのだろう?)

 朝。當麻家は「登山へ行く!」と早々と出掛ける。我が家も少し遅れてケビンを出る。
 しかし、甲州家は、さらに早く出発していたらしく、當麻家と落合家は別行動で登山に行ったらしい。登山も留守番の我が家は、ゆっくりと朝食タイム。
 登山組も帰ってきて朝食。そして早くも炭熾し。
 今回のバーベキューでは、手作り餃子を頂いた。おいしい!
 肉、野菜、エリンギ、秋刀魚とどんどん焼かれていく。焼く場所が分散しているので、うろうろしていろんなものを食べていく。
 最後は、甲州先生と奥様の手作りのやきそばを頂いて、バーベキューも終わり。

BBQ

 片付けの頃、ぽつぽつと雨が降り始める。撤収が終了し、キャンプ場入り口で記念撮影、という頃になると本降りに。キャンプやバーベキューの最中に雨が降らなかったのは幸いでした。誰か晴れ男・晴れ女がいるのでしょうか。
 記念撮影は、雨が強くなってきたため、囲炉裏のある休憩所で行うことに。
 ここで、甲州先生の奥様が焼いてきてくださったケーキも振舞われ、美味しく頂きました。
 全員での集合写真を撮影し、解散。
 その後、一部参加者は山中温泉へ。私は始めてだったのですが、結構熱い湯でした。あがってからも汗が引かない。やっぱり温泉は冬がいいなぁ。
 温泉を出てから、高速道路へ入るくらいまでは並んで走っていた車も、次第にばらけ、我が家はゆっくり安全運転で帰宅しました。途中で行きに出会ったバイクに再会したり。

 久しぶりのキャンプ参加でしたが、以前と変わらず楽しいキャンプでした。娘も、参加者の皆さんに遊んでいただいて、楽しんだようです。来年以降も、必ず家族で参加しようと思っています。まだ数年はいろいろご迷惑をお掛けするかもしれませんが、よろしくお願いします(^_^;)。

 おまけ:12年前と変わっていたこと。


2008年忘年会レポート

五藤[航空宇宙軍広報部長補佐心得]三樹

 名古屋支部が主催の忘年会ということになると名古屋支部員である僕も参加しなければなりません。妻には、
「義務なの?」
と聞かれましたが、まあ努力義務ぐらいですか...。

 今年の忘年会は日間賀島の民宿「きの助」で行われました。じつは五藤、岐阜に生まれて30余年住んでいたのだけど知多半島には行ったことがありませんでした。中部国際空港ができて以来、常滑は行く、というか通過するようになったのだけどそこから先は未体験ゾーンです。なのでまず日間賀島が何処にあるのかということから調べました。GoogleMapで検索。知多半島の先端からちょっと東の知多湾にあります。そうかずっと伊勢湾にあると思っていたよ。那覇から直線距離でおよそ1,300km。遠いなぁ。でも中部国際空港からなら近いんじゃないかと思ったのですが、名古屋近辺の鉄道路線が名古屋を中心に放射状にのびていることを忘れてました。一端反対方向に戻ってから乗り換えないと行けないなんて。仕方がないので空港からレンタカーを借りることに。片名港からは海上バスにのって目的地に向かうことになったので、朝家を出発しモノレール、飛行機、レンタカー、船を乗り継いでの忘年会参加という事になりました。このご時世になんだか贅沢ですね。あとから調べたら空港から半田駅までバスに乗っていけば良いことが解ったのですが、乗り換え案内サイトにはバス路線載っていないんだもの。どうも最近移動手段検索をネットに頼ってしまっていてだめですね。
 飛行機は定刻通りに飛びレンタカーもスムーズに借り受け、待ち合わせ場所の河和駅にはほぼ時間通りに到着。予定通り総勢18名、えーっと誰だっけ、顔は覚えているんだけど名前が、集合し各々車に便乗して海上タクシーの出発する片名漁港まで移動することになりました。
「じゃあ五藤さんの車は便乗者なしなので、二人で行ってください。場所はこの電話番号をカーナビに入力するとでますから」
 と渡された電話番号を入力。最近のカーナビって賢いんですね。カーナビの指示に従い片名漁港へ向けて出発。知多半島の田舎道をのんびり走ると、
「目的地周辺に到着しました」
ここ、師崎港じゃん。たしか片名漁港へ行くんじゃなかったの? 改めてカーナビに50音検索で片名漁港を入力すると、ちょっと離れた場所を示しました。しかたがないのでそちらへ向かうと、
「ここは片名漁協? 海上タクシーなんてないよ?」
すると携帯にNinaさんから電話が。助手席の妻に電話に出てもらおうとすると、
「私、iPhoneの使い方わからない」
 いやだから画面をタッチするだけですから、いやわしづかみにすると親指が画面に触れて誤動作するし。側面のスイッチはボリュームで。ほとんどパニック状態ですね。結局、国道沿いまでNinaさんに迎えに来てもらいました。だって、道路標識ないんだもの。
タコの島 片名漁港から日間賀島まで海上タクシーで10分ほど、目的地の民宿「きの助」は港の目の前にありました。とりあえず宿に入り部屋をチェック。なんと3階は人外脇で貸しきりとのこと。これで十分騒げる、と喜んだのは言うまでもありません。一番大きい部屋を夜の宴会部屋ということにして、それぞれ適当に部屋割を行ったあと、周辺の散策に出かけることにしました。
 それにしてもタコが多い。店の軒先にはタコの干物がぶら下がり、土産物屋もタコのあれこれ。港にはタコの像があり、マンホールの蓋にもタコの絵が。日間賀島って本当にタコの島だったんですね。ところで海岸を歩いていたときの妻の感想が、
「砂浜が黒い」
それは、沖縄と違って日間賀島は珊瑚が隆起してできた島じゃないですから。

 散歩したり人工温泉、炭酸カルシウム人工温泉装置設置のお風呂、に入ったりしたのち、いよいよ夕食の時間です。このての旅館(民宿)の晩ご飯は豪華な物と決まってますが、今回はすごかった。まず、皿一杯のてっさにふぐの白子。てっさ食べたの久しぶりだったなぁ、もうふぐの刺身のことを「てっさ」ということすら忘れてました(^_^; 次にタコの刺身。これが新鮮なんて物ではなく、生きたタコをその場でさばいてくれます。新鮮なタコの刺身はやはりおいしいです。ここで、
「タコの脳みそが7人分とれますが、食べてみたい方はいらっしゃいますか?」
さっそく群がる8人、じゃんけんで負けたのは僕でした...。きっと酸っぱかったに違いない。
 さらにタコメシ、天ぷら、あと何があったっけ、そしてとどめに雑炊。後半はちょっと拷問に近い物がありました。全部おいしかったけどね。

フグ タコ

 食事もおわって部屋に戻ると改めて宴会が始まりました。ここで何故かケーキが出現。何かと思ったら、
「誕生日が一番近い人、誰?」
突然みんなでハッピーバースデーの合唱が。で、あのケーキは何だったんでしょうか?
 あとはぐだぐだの宴会が続きました。昔の僕はこの手の宴会になると真っ先に記憶がリセットされていたのですが、年くった所為かあまり飲まなくなってしまいましたねぇ。その目でNinaさんとかまちゅあとかみてると、あぁ昔は僕もこんな風だったのかなぁと遠い目をしてしまったり。
 時節柄、不景気の話とか、会社合併の話とか、職場が無くなるの無くならないのと、暗いネタの話も出たのだけど、雰囲気は全然ちがいましたね。でも、SFの話と谷甲州さんの話はほとんどでなかったような・・・覚えてないだけですよね(^_^) 結局午前2時でお開きとなりました。

 翌朝は9時過ぎに宿を出発。目の前の漁港から船で片名漁港へ戻ります。そして第1目的地の豊浜魚市場へ向かいました。いわゆる観光地化された魚市場です。ここでお土産をゲット。しかし、僕の一番の収穫はお店の周辺にいた猫がかわいかったことです。人慣れして愛想を振りまいているのは、これで生活している猫の知恵なんでしょうね。まあ愛想有っても無くても猫はかわいいですけど。
 次に向かったのが常滑市の「世界のタイル博物館」。常滑というと僕は「常滑競艇」しかイメージになかったのですが、ここは日本の六古窯の一つで常滑焼きの産地であるとともに、INAXの本社所在地だったんですね。恥ずかしながらINAXって長野県伊那市発祥の会社だと思ってました。
 タイル博物館は、民営の博物館とは思えないほどちゃんとした建物と展示内容でなかなか面白かったです。残念ながら体験コーナーは事前予約が必要なため参加できませんでした。1時間ほどかけて敷地内、複数の建物から成り立っている、を散策したあと同じ敷地内のレストランで昼食。パスタ/ピザはおいしかったのですが、なんていうか客席数にたいして従業員が少なすぎるし、ピザを焼く窯のキャパシティーも足りないみたいで、出てくるのにやたら時間がかかったのはちょっとマイナスでした。まあ帰りの飛行機は午後2時50分だし、ここから空港までは10分ちょいでつけるしいいか、とこのときは思っていたのですが。
 食事も終わって、みんなで記念撮影でもしようか、ということになったのですが、このとき唐突に、
「レンタカーの返却時刻、1時半だった!」
この時点ですでに1時20分過ぎ、なので残念ながら記念撮影には参加せず、僕と妻は慌てて空港に向かうことになりました。これにはちょっと焦りました。結局、予約した時点では1時30分から24時間で借りていたのですが、出発がちょっと遅れた分返却時刻も送れたのでぎりぎりセーフ、延滞料は取られずにすみました。
 というわけで、終わり良かったのか悪かったのかわかりませんが、楽しい1泊2日の忘年会に参加することができました、ありがとうございます。
 人外脇の忘年会に参加するのは2005年以来だったので、河和駅でみんなにあったときの第一印象は、
「みんな老けた?」
だったのですが、1時間しないうちに記憶は補間されてしまいました、みんな中身はあまり変わってないよね(^_^)。



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