恒例、秋のキャンプ報告

阪本[初代]雅哉

1994年10月

 そろそろ恒例になってきた人外協「秋の小松キャンプ」は、今年で3回目。

 壱、車で県民の森キャンプ場へ到着する。
 弐、ケビンで寝る軟弱者のために荷物をケビンに運ぶ。
 参、ほとんど利用するもののないテントの設営。
 四、3と並行して夕食を作る。(献立は必ずカレー)
 伍、3、4と並行して作業をせずにビールを飲む。
 六、3、4、5と並行して子供と遊ぶ。(全工程に及ぶ)
 七、カレーを食す。
 八、酒を飲み大騒ぎを繰り広げる。
 九、一部はテントでその他は軟弱に寝る。
 拾、朝は早く起きるとましな朝食にありつける。
拾壱、撤収作業その1&子供と遊ぶ、めいめい遊ぶ。
拾弐、昼食は必ず焼肉で、食事しながら遊ぶ。
拾参、撤収作業その2(責任感のないものはひたすら遊ぶ)
拾四、渋滞が無いことを祈りつつ、自宅へ帰る。

 キャンプの実態は例年のこの通りではほとんど同じであるが、今年は黒松絵美(2歳)の参加があった。あと装備と手義は年々向上してゆくため今後は(初年度はちょっと疲れたけど)快適に過せることであろう。

蛇足

1.小学生、性の報告

33%  -  おとうさに。
33%  -  おとうさんとおにいさんに。
33%  -  くれくれとうるさい同級生に。
100%  -  見返は確実に確保している。

2.タコ焼きの中味はなにが一番旨いか
 昨年一部で旨いと報告のあったアーモンドチョコレート入りのタコ焼きは2個までが限度、それ以上はやはり標準のタコ入りが好まれている。アーモンドチョコはそのままの方が好まれていた。また新たな挑戦であるラッキョウやピーナッツはチョコのように中で溶けないため渾然一体となったまろやかさは得られない。


石川県民の森キャンプレポート

荻野[PONKI]秀世

 毎年、色々なトピックスが出るキャンプでありますが、今年は三つばかり印象にる物がありましたので、掲載させていただきます。

二番艦の名は
 関西圏では知らぬ者が無いと言われる『洋菓子のパルナスの歌』を、中部、関東圏の隊員達は「聞いたこと無い」というではないか。関西の隊員の間では『パルナスの歌』は全国規模のコマーシャルで流れていたと信じられていたので、知らない者がいるという事実に衝撃が走った。これではいけないと気を取り直した関西地区、隊員有志の男性合唱で『パルナスの歌』を披露したのであった。ちなみに、甲州センセの二人のお嬢ちゃんを洗脳しようと『パルナスの歌』をくり返し歌っていたとの話しもあった。(なぜ洗脳しようとしていたのかは、はっきりしていない。)そうこうするうちに「パルナス」を「アコンカグア」の二番艦へという話しに発展し、甲州センセに直訴とあいなったのである。しかし、なぜこんな話になったんだろう。思い出せない。

カレーの味は
 年々キャンプの手際が良くなるようで、夕食のカレーの用意も予想したより早くでき、さっそく食事とあいなったが、甲州センセは食事の準備の時間を利用して奥様を迎えに行かれてたのだ。しかし、甲州センセが帰って来るまでに隊員たちはほとんどカレーを平らげてしまったのだった。残っているのはパイナップル味のお子様向けカレーと、鍋の底に少し残っているノーマルカレーのみ。「こ、これはまずい、なんとかするんだ」の掛け声の元、女性陣は甘ったるいパイナップル味のカレーに残りのカレーを混ぜ、関西から持参した「オリバーどろソース」25ccと鷹の爪、乾燥ニンニクスライスなどで味を整えていざ甲州センセと奥様の待つテーブルへ。お二人はさもおいしそうにカレーを食されたのであった。翌日の朝食の時、私も少し、そのカレーを食する機会を得たが、なかなかの味になっていた事を付け加えておこう。(元のカレーはパイナップルの味と甘みでとても美味しいとは言えなかったなかったのだが・・・。)

谷甲州 野望 待望を語る
 キャンプファイヤーの時に甲州センセは新刊の「凍樹の森」についての抱負をかたってくださいました。その話しの中で「この作品で直木賞を取って」←この話しはまだわかる。
「直木賞の選考委員になって」←ちょっとすごいと思った。
「SF作家に直木賞を取れないようにする」←おいおい。
 なんぞSFに恨みでもあるんか、と思ったのはたぶん私だけでは無いと思うのだが。
 差別用語発言なんか、この話しで私の頭からは吹き飛んでしまったのであった。

 そうこうするうちに酔っぱらい集団のキャンプの夜は更けていくのであった・・・。

ぱるなす、ぱるなす、もすくわぁのあじぃ




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