雲魂拾、参加レポート

宮本[家老]英雄

 山陰SFの恒例イベント「雲魂7」が今年も開催された。会場はここのところ毎年同じ「麗雲荘」である。
 ゲストは大迫公成さん、森岡裕之さん、笹本祐一さんらである。
 雲魂は十一月十一日がメインで、十二日は午前中のみである。しかし、すでに石飛さんの家で前夜祭が行なわれていて、さらに後夜祭もあった。後夜祭とはいえ、二十人ほどの人が集まったのである。
 わたしたちは十一日の昼を石飛夫人たちと食べるべく、早くは家を出発。途中、雨が降っていたり、やたらに道路工事が多かったりしたが、予定どおりに到着。石飛夫人や大迫夫妻ら十人あまりで、出雲にできたフランス料理屋にいった。こぎれいなレストランで、ハーフコースで二千円という値段。安くておいしくて、みんな満足。
 雲魂は夜からなので、それまでの時間は各自ですごすことになる。わたしは女性陣につきあって、おいしい和菓子屋さん、おいしいケーキ屋さん、そして古本屋と回った。出雲市は大きな町ではないが、なかなかおもしろい所が多く、いい町だ。
 さて、今回の雲魂は直前のかけこみ申し込みが多く、スタッフ、ゲストこみで八十人ほどになったそうだ。
 今回のメインの料理はカニとイノブタである。うまい。あっという間にイノブタは売り切れる。
 その後は各部屋の企画となる。人気のあったのは小林先生と西川先生の「マジカルミステリーツアーガイド」であった。日本にはまだまだすごい所があるのである。西川先生は宴会の時に震災体験を語られたが、これも大好評だった。
 そのほか、パチモンのアニソンの部屋や、大迫さんの部屋、麻雀の部屋等があった。雲魂名物の「カルタQ」は真夜中のスタートであったが、人気は相変わらず高い。実にマニアックな数々の問題がつづくが、どうしてあんたらそれがわかるんねん。という驚異の人々の集合が見れる。
 翌日はオークション。笹本さんの名司会が楽しい。今回は特に高値のものはなかったが、けっこういいものが安く手にはいったようだ。
 終了後は別々になって行動したが、わたしは出雲大社にみんなといった。
 そしてそこでお昼を食べて、その後またわかれて行動した。
 わたしが目指したのは、斐川和紙の製造をしている井谷さんのところであるが、途中の山道で、石飛さんの家にむかっていたはずの人たちと合流した。かれらは道に迷っていたのである。いっしょに井谷さんのところにむかう。急に大勢になったにもかかわらず、井谷さんの暖かく迎えてくださった。出雲地方の人は親切である。
 その後、湯村温泉に入ってから石飛さんのところにむかった。この温泉は川のなかに露天風呂がある。ここには入らなかったが、温泉場はたったの二百円という安さ。実にのんびりとできるところです。
 雲魂、来年はあなたも行きませんか。




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