表紙

みちのく支部長あいさつ

 「みちのく支部報」を作ります。と言ってから、もうだいぶ長いことたってしまいました。ご協力いただいた方々、遅くなってすみません。
 東京支部から、青森に移り住んで早一年、いろんなことがありました。
 青森は、とてもいい所です。めしはうまいし、ねえちゃんはきれいだ。
 いつかはどこかで、みちのく例会を催したいと思っていますので、そのときには、皆さん来ててくださいね。
 みちのく支部は、現在3名の弱小支部ですが、どうぞよろしくお願いします。

せまるー書架(征夷大将軍)TWIN PEAKS

一富士ニ鷹三茄子

リレー小説 『少年雪風』

 昔々あるところに、正直者で働き者の[雪風]という少年がいました。ある日、イベントの青写真を読みながら、湖のほとりを歩いているとつまづいてこけてしまいました。
 あわれ、雪風少年の青写真は、湖中へ、
 すると湖の中から、イベントの神様が現われました。
 「さあ、どちらを落したのだ?」

イベント大明神

 イベントの神様がせまります。
 雪風少年は、とても青写真だと言えずにくちごもります。神様は短気でありました。
 「おまえは何をやっているー。
  のたのたしているなら私によこしなさい。」
 「おまえはわたしの手伝いをするのだ。」

イベント大明神

 雪風少年は、一すじの光をその言葉にみいだしました。
 「あの、ぼくが落したのは青写真なんです。それだけなんです。だから、その二つの企画ではありません。でも、今、企画がたりなくて、その企画を僕に下さいませんか? どちらか一方でもかまいませんから。お願いします。お願いします。当然あなたが主催者でぼくが使いぱしりでいいんです。」
と、まくしたてました。
 そうすると、神様が「よぉーっし」といって、自分でバリバリ企画を運営し始めました。雪風少年は、わたわたと使いっぱをしていましたが、いかんせん、リードするのは神様です。とてもスピードが追いつきません。一日一キロはあたりませ、どんどん体重もおちこんでゆきます。友人は、「お前このごろいきいきしているなー」と、言ってくれますが、しかし、目の下にはくまはきっきり、ふわふわと雲の上を歩いているような気さえします。
 「もう体がもちません〜」と泣言を言いますが神様はききません。
 「まだそんなことをこぼす体力があるのか! よし、もう3割仕事を増やしてくれよう。」
 ああ、雪風少年に明日はあるのか!

 企画当日です。
 なんとかこぎつけたものの、雪風少年は、もうすでに限界でした。なんとかお客さまに失礼の内ように給仕(スタッフ)をつとめますが、心のある人には、わかってしまう。シチューのなかに、お玉は落すは、お皿は落すは。
 でも、雪風少年はがんばりました。とりあえず、最後までつとめたのです。これはすごい精神力といえましょう。(本当は、ふらふらしていただけ。最後まで起きていただkrともいう。)
 雪風少年はやりました。そしてすべての企画が終わったときに思ったのでした。
 「ああこれで、ぼくもイベンターの仲間入りだ。内&裕先生見ていて下さい。A級イベンターをぼくは目指します。」
 彼は、たそがれに光る一番星にちかったのでした。

:東京支部女性有志 
イラスト :佐藤泉美

よせがき
よせがき


 前略 福士様

  支部報発行おめでとうございます。で、一言。

 『支部報発行おめでとうございます。究極有能と自称する人達でさえプログレスは2号がいいとこ。それを考えまするとみちのく支部報の発行はまさに快挙と言えましょう』

林 譲治
カーリー

よせがき


大阪で電気羊の夢を見ることができるか?

 いやー行ってきました大阪へ。とは行っても仕事で行ったので市内観光もできず人外協の方々へのお目どおりもできず、あっけないものでした。
 うちの支部長が、「大阪の町はブレードランナーしているはずだ。よくみてくるように」と言っておりましたが、私の大阪の第一印象は、
とにかく看板が多い!
 特に、大阪空港を出たあとの高速脇に並んだ看板の列。ああここは商人の街なんだと思いましたね。(強力わかもと の看板はみかけなかったが…)
 それと、街中を歩いていると、イケイケ風のおねいさん(どんなネーチャンかと言うと、ぼでこんやらゆーみちのくでは、あまり見ることのできないハデな服を着たおねいさん)がやたら多い。でも、愛でていて楽しい方と、楽しくない方が半々だった。プリスさんみたいな方は、なかなか居ませんね。私個人としては、プリスさんが好きなんですが。
 大阪と言えば、食い倒れ。自称グルメの私としては、(なにがグルメよ。あなたはただの・・いやしんぼ。(支部長談))「ふぐ」に「蟹」、「お好み焼き」、「うろん」、「明石焼き」、etc・・・。
などと思っていたのだが、「ふぐ」と「蟹」には手がでなかった・・・
 みんなヒンボがわるいんやー。(亭主に持たすな、よけいなこずかい。)
 それでも「明石焼き」、「うろん」は旨かった。味は薄いけど、だしがきいていてこくがありました。ブレードランナーでは、ハリソン・フォードが立食いスタンドで寿司四つと、うどんを注文して呆れられるシーンがあるが、大阪の「うろん」の量は多い。お酒の前に軽く腹ごしらえ、と思ったのがおおまちがい、食切れなかった。
 それと、驚いたことが一つ。仲間と、とある居酒屋に入り「ゲソ揚げ」をたのんだら、蛸のゲソ揚げがきたのにはビックリ!! でも旨かったのでおかわりしちゃいいました。でも、あそこに居合せたお客さんごめんなさい。
へんな三人組みが、わけのわからん方言で喚きまくって騒ぎ立てまして・・・
 今回の大阪行きは、仕事がらみでゆっくりできなかったけど、こんど機械があったら大阪支部の方々とゆっくりお酒でも飲みながら、SF談義に花をさかせたいもんです。(前野裕子さんそのときは、旦那さんのいろものさんを紹介してくださいね。)

“PX”こと家族隊員 福士英城

女の子


 編集後記

 ようやく支部報ができました。
 えらそーに私が編集後記を書いていますが、作成はほとんど支部長がしました。
 (うーん学生時代もSF研の編集長をしていたが、その当時からずっとこのパターンだな)
 青森に来た当初より、支部報制作になみなみならぬ執念を燃やし、編集をしてきた支部長の行動がなければ、この支部報は生れなかったでしょう。
 NIFTY のメールで、お祝いのメッセージをくださった皆様、また原稿を寄せてくださった皆様、本当にありがとうございました。紙面をお借りしてお礼申しあげます。なにぶん初めての支部報なもので、できはこんなものです。 ゴメンナサイ
 さあ、次回の支部報出版はいつになりますやら・・・・。
 あまり期待せずにお待ちください。

“PX”

P.S うちの支部長をあんまりおだてないで下さい。みちのく合宿をやろうなどと恐ろしいことを言い出してますから。




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