甲州画報71号の感想

池田[航空宇宙軍医科学校付図書館司書]明子

 こんにちは。
 今日(4月20日)、画報が届きました。疲れてボロボロになって帰ってきたのですが、画報を読んで元気になりました。編集、発送をしてくださった皆様、ありがとうございます。
 表紙のランスがキリコしているーっ!あの服装から、ボトムズ乗りを連想します。
 そして、どの記事も楽しく読ませていただきました。
 ブレンド米を炊くには、かなり水かさを増やす必要があるみたいですね。昨日のカレー・ピラフはうまくいったけど、今日、普通に御飯を炊いたら、ちょっと失敗してしまいました。(先週までは、職場の忘年会のくじで当たったコシヒカリを食べていました)
 「十勝に宇宙基地を!」と「こうしゅうえいせい締切迫る!」を読みながら、十勝にハスミ大佐のイントレピッドIIが緊急着陸したら、秋山さんが頭かかえそう・・・などと想像してしまいました。
 来月も楽しみに待っています。

 

画報届きました

林[艦政本部開発部長]譲治

【宇宙港】
 十勝に宇宙基地をなんですが、長いこと北海道にいてその宇宙基地について多少なりとも調べてた人間から言いますと・・・。結論を言えばメリットなんかありません。種子島のように半ば実験施設ならいいのでしょうが、実用的な宇宙港を十勝に建設するのは無理があります。
 北海道で十勝に行くというのは大事業なんです。電車で半日はかかりまして、東京大阪のほうが時間的には近い。むろん交通技術の進歩で解決は可能だがそれをすると全北海同規模でのインフラの整備が必要。産業基盤なんか無いに等しい北海道で宇宙港を支えるためのインフラは馬鹿に出来ません。これは宇宙港の運用コストに直接響きます。
研究者や研究機関と言っても国立の総合大学がつい最近まで北海道大学しかなかったような地域ですからおしてしるべし。ついでに言うと十勝ってとっても寒い。
 それと関係者は誰も指摘しないんだけど、十勝は緯度が高い。このためHOPEがとりうる軌道は非常に限られる。搭載量も同様。で、結果的に十勝で打ち上げたHOPEが十勝に帰還できる可能性は少ないらしいのね(資料は部屋のどこかにたぶんあるはず・・・)。やはり鹿児島あたりで回収する必要があるそうです。

 関係ないが北海道知事選挙で三人の候補者がいたわけだが彼らに北海道で航空宇宙産業をどう育成するかと言うアンケートがあった。自民党の候補者は無責任な放言をするだけ。共産党の候補者は航空宇宙産業に恐ろしいまでに無知。一番まともな回答をしたのが現北海道知事で中央に担ぎ出そうと言う噂がでる横道さんだった。

【喋る】
 大阪は天羽さんに毎月あえていいなぁ。

【毒ガスによる大量殺戮】
 軌道の位置における作戦の柔軟さと、化学兵器などの使用にあたる時間的即応性を考えると、軌道上からの投下よりも、地上からの弾道飛行の方がメリットが多い。

 

ひょっこりひょうたん宇宙基地

鈴木[技術系会社員]瑞明

 緯度の高い十勝でも,周辺漁業関係者との協定で年2回しか打ち上げできない種子島よりはマシってことではないのですか?

 やっぱり,赤道に近い南の島をまるごと買い取って打ち上げ基地にしちゃうのがいいのでしょうかね.都心で一戸建買うより安いかもしれない(なわけないか^_^;) ついでにリゾート開発もしちゃって,観光客がくれば定期便も出せると.打ち上げが暇なときはKSCみたいに見学コースをバスで1周.観光収入はすべて宇宙開発予算へ.どうせなら工科大学も建てちゃって,研究者,エンジニアも養成しちゃう.南の島で楽しく暮らせて勉強できるなら,不人気の理工系にも学生が集まるかも.本物の打ち上げが見られて,現場のエンジニア達に接することができるんだから,ロケットおたくの学生(そんなやついるのか?)には天国.SF大会会場にも最適かな?
 そんな大学なら入り直してもいいが,勉強し直すには既に手後れだな ^_^;

 ところで,「アプリンク」4月号付録のCD−ROMにはH2打ち上げの動画(Video for Windows)と取材記が入っています.
 NASDAがNASAより大幅に遅れていると感じるのは,広報活動の分野.資料(テキスト)や宇宙機の画像(静止画,動画)をネットでばらまくくらいなら,大した予算もいらないと思うのですが.FNASDAくらい作ってほしいですよね.やはりSysOpは毛利さんでしょう (^_^)

 

「ひょっこりひょうたん宇宙基地」への応答

林[艦政本部開発部長]譲治

 打ち上げ回数で言えばそうかもしれませんね。ただロケットが打ち上げられるから牛が乳を出さなくなったと苦情がくるかもしれないと言っていた人がいたっけ(^^;)。



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