編集後記
- 初めに一言。表紙のネタが判らない貴方。甲州センセの「最後の戦闘航海」読んでませんね?(正確には「表紙を見てませんね」だな)すぐに本屋に走りませう。(ハカヤワ文庫だから大きいところでないときっとない。大きいところでもないかもしれないのでそのときは秋の再版を待とう)
- ということで、大部分の隊員諸兄諸姉にとっては蛇足な前置からはじめてしまいましたが、もちろん、「こうしゅうえいせい正」はできております(刷り上がりは8月20日、SF大会の前日ですが)。今年は例年以上に力をいれて取組み、隊員の皆さんからの投稿も史上最高(寄稿者およびなんらかの形で協力してくださった方は数えてみると81名でした :-) 本当にありがとうございました)、編集の頁数見通しが狂っていたこともあり、頁数を予定より遥かに超過させてしまいました……2点ある折込・表紙を除いて180頁!
- 内容については充実の2語に尽きるのですが、赤字が怖い……どうか身近なSFファンにセールスしてやってくださひ……甲州年譜や甲州センセご自身のエッセイ(青年海外協力隊機関誌に寄稿なさったものを再録させていただきました)だけでも、甲州ファン座右の書とするだけの価値はあります :-) もちろんそれ以外の記事も完全充実ですが、書き始めるときりがない……どうか実物をお手にとってお確かめください。
- 今月も重要な連絡事項が色々です。14・15頁は必ずご覧ください。隊費切替の案内は先月載せるべきでしたね……すみません。花原[まちゅあ]隊員の「研究テーマ募集」というのは、ひょっとしてとってもアブナい気がするのですが、載せてしまった以上、どんな外道なアイデアも読んでいただきませう。連絡先は名簿の花原隊員宅でもかまいません。編集もネタを考えております。皆さん、がんばりませう :-)
- 今月の甲州情報ですが、中央公論社Cノヴェルズの『蒼窮の軌道爆撃隊』ただいま発売中! はもちろんご存じですよね :-) 『無敵のシャトルパイロット・ハスミ大佐』という帯文句には笑ってしまった……いえ、事実そのものだとは思いますが、なんか読者に勘違いさせて売りつけようという魂胆がミエミエですねえ……内容はもちろん(甲州ファンには)面白いのですが、『編集側の制約』とかいうやつがあっちにもこっちにもひっかかっているなあ……という気がするのは『こうしゅうでんわ』による先入観だけではない、と思います……『蒼窮』がベストセラーになって、甲州センセの立場が強力になって、書きたいときに書きたいものを書けるようになるのなら、ぜひ続けて欲しいシリーズなんですが、前提に無理があるかな……
- 徳間文庫の冒険小説アンソロジー『闘!』は、すぐに入手しないと絶版品切れです。以前甲州センセの『マクダレーナ』が載った『血!』もそうでした。
- それでは、来週大阪に来られる方はそのときにお会いしませう。
そうでない方、来月まで、ダンテ隊長のごとく壮健であられますように:-)……
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