いよいよ星雲賞の季節がやってまいりました。いえ。だからどーしたというわけじゃないんですけどね。以下の一覧は悪魔であくまで参考資料です……
長編
「ヴァレリア・ファイル5・脱出スペースジャック」
1990年3月 角川スニーカー文庫
ところで、今初めて気付いたんだけど、これってシリーズ物の完結なんですね。 ということはシリーズ自体を受賞対象にできるわけで……
「低く飛ぶ鳩」
1990年6月 徳間文庫
カンペキなノンSFをここに書いても仕方ないんだけど。門脇のおっさンはSFだ?(「えいせい煮」巻頭では甲州センセの名代をつとめたことだし……)
「軌道傭兵1・衛星基地爆破」
1990年6月 中央公論社Cノヴェルズ
これも甲州センセに言わせればノンSF。とはいえ去年も「暗黒太陽の浮気娘」が票を集めてたくらいではある。
「遥かなり神々の座」
1990年8月 早川書房(ハードカバー)
谷甲州の最高傑作の一つ。だけど!……テムジンとマヤがでてくるからSFだ?(おいおい……)
短編
「星は昴」
SFA1990年2月号掲載
ハードSF(これならハードSFですよね?甲州センセ)の佳品。
「私の宇宙」
SFA1990年6月号掲載
「時の檻」
SFA1990年10月号掲載
壮大な構想のハードSF短編。
「最後の戦闘航海」
SFM1990年7月号掲載
「見捨てられた星」
SFM1990年11月号掲載
「失われた翼」
SFM12月号掲載
航空宇宙軍史。これらは連作で、第一次外惑星動乱終結後を舞台に、旧ガニメデ軍の掃海艇の「最後戦闘航海」を軸に展開される。今年に入ってもその続きがでているが、まだ完結はしていない。