会計報告

中村[不明]孝

(1)現在の残額と実質残金

 現在会計の手元にはかなりの現在残があり(90年末残額¥124,240-)表面上累積黒字があるようにもみえます。ところがよく考えてみると、現在の残額というのは、厳密には黒字ではなく将来の経費を預かっているだけです。先月の岩瀬氏の記事はその点やや誤解していたようなので確認しますと、たとえ隊員数が一定であっても、経費に対していってみれば前払いの形で隊費を預る形になるのだ、ということです。
 そこで,現在の残額でどれくらいの将来経費をまかなう必要があるかを計算してみました。(なお、報告中の[1人月]とは,[隊員1人1カ月分]ということです)
 91年以降分としてこちらが会費をとっている隊員は151人。各隊員の残り有効月数累計は1354人月。90年末残額¥124240−でこれをまかなうとすると、124240/1354 = 92円。これが一人一月当りの残額である。
 すなわち、名簿や入隊申込書などをいっさいつくらない場合で、郵送料が62円しかかからない場合でも、毎月の画報を一部当たり30円(6ページ分)で作成するだけの費用しかないことになる。

(2)1990年中で、隊員1人1カ月当たりどれくらいの経費がかかっているか。

 去年一年間の支出は¥284208−だが、これで実質どれだけの隊員経費を賄ってきたのか。
 90年末の隊員数は157人。このうち、89年までに入隊の隊員が99人。90年中に入隊の隊員が58人。各月ごとの在籍隊員数を累計していくと、90年中に総計で1499人月分の支出が必要であった。90年分の支出¥284208−をこれで割ると、90年中に隊員1人1カ月当たりにかかった費用は、約190円となる。
 なお最後に確認しておくと、現在の隊費を1カ月当りにすると約167円となる。

(3) (1)(2)をまとめますと、

 ということになります。




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